3 『ナナシ』
背景の妄想が纏まらないので、髪の毛を描こうと思います。
思いつかない、うまいこと形になってくれないとき、絵から離れてみても私の場合は結果は同じ――ずっとそればっかり考えている状態なので、描かずの妄想するより描いて妄想するほうがいいのであります。
――とは言っても、黒でさっさか描くだけの作業です。毛先だけ消しゴムで削ったりはしてますが、ただひたすら描く……
で、こんな色合いかな〜となんとか浮いてきた色を塗っていきます。
髪の毛を描きながら、頭の中で絵を額縁または付く絵の上においている気持ちですかね。髪の毛を見ているような…見ていないような……半分意識がどっかに行っている感じ、そんなこと言ってしまったら「頭おかしいんじゃないの?」と思われてしまいそうですが、行き詰まってなくても行き詰まってても、頭の中のもう一人の自分が目から見ている感。
……。
……はい。
この背景に本体を合体。
そして光を加えたらどうなるんだろうという実験をして、
物足りないけど、私自身は光がないほうが好みかもしれないと、これにて絵は完成とします。
描きたいものが途中でかわってしまい、『女頭領ナナシさん』になりちょっと上手く出来ないことに悔しいですが、いい勉強になりました。
特に腰布がもこもこになる前の下描き時、その薄い感じが創作意欲を駆り立てますね。
次は、もう少し凝ったものを。出来るかどうかわかりませんが、テーマは『きらきら〜』な明るめの絵を描いてみようと思います。
以上でした。
お粗末さまでした。




