3−ⅲ 女王、改め…女頭領
本体が出来たと思って、左手を考えたのであります。
あーしよ、こーしよと3パターンでどれにしよ…なんて。
で、自然体な感じで緩く開いた手にしてみたのであります。なかなか良いかな〜と、それで遠目で見てみたのですよ。
「……首、長くね?」
もっと早くに気付けばいいものを、今頃気付くなんてなんて自分はマヌケか……
首が長いのか、顔が小さすぎたのか、気になるととことん気になるもので、バランスが悪くて仕方がなくなるのであります。だから、直したんですよ。どうにかなるだろうとアレやコレやと弄り回して消して塗って。
そしたら、なんと――っ⁉
アマゾネスになってしまいました。……。もう、どうにもならなくなって、胴当てを胸まで上げてみて、衣を剥いだら――立派! 見事な筋肉。
でも、コレじゃない。一体、お前は誰だよ?になってしまったので、もとに戻って今度は首の長さを誤魔化そうと顎を上げてみたのです。
……なんかヤダ。
自分にはこれ以上手の施しようがなくなってしまい、力不足でアプリの機能を使うことにしました。
“投げ縄”で頭部を囲い、ずり下げ、そして合体――
幾分、首が短くなりやした。
そこからは、怒涛の?快進撃を繰り出しましたので、気になる方は ↑ の絵をポチッとして下されば見れます。
首が短くなった分、ゴミと化した名残を消し、服含め体つきもピシッとさせました。そうすると右腕が格好つかなかったので布巻きからアクセサリーっぽい、金属のかぶせ物にしてみました。
ちょっとアクセントで小さな石なんか付けてみたりして。
あと、胴当てが歪んでいる…というかズレているように見えたので形を整えまして、寂しく感じはじめた左手に短刀を持たせてみました。
うーん、薄っぺらいのでこれは後で直すことにします。無理だったらこのままの状態ですが、それにしても…
女王様を描くはずが、盗賊団の女頭領にしか見えなくなってしまい、タイトルの如くテーマ替えとなってしまいました。
たった一人の読者のために描こうと思った主人公・隻腕の女王弥生子は、「どちら様?」な『隻腕の女頭領』へとなったのであります。
描く人物は変わってしまいましたが、完成させようと思いますので、この先どうなるのか楽しんでもらえたら幸いであります。
以上、次回は背景と重みのない短刀の直しです。たぶん。




