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ぼくの詩集

死んじゃおうかな

作者: 桜井あんじ

ばからしいねぇ

くだらないねぇ

生きてくのって


めんどくさいねぇ

飽きるよねぇ

生きてくのって


つかれるねぇ

しんどいねぇ

生きてくのって


だけど それなのに

また明日がやってくる

いったい なんのためなのか 


みにくいねぇ

あさましいねぇ

ぼくって


だめだねぇ

ぜんぜんだめだね

ぼくって


それをみとめるのもまた

やるせないねぇ

くやしいねぇ


うまくいかないねぇ

思ってたのとちがうねぇ

どうしてなのかな


だけど それなのに

また明日がやってくる

いったい それに 意味はあるのか


今日もまたぼくは

今日を いちにち こなさなければ いけない 


あーあ

死んじゃおうかな


とかなんとか言いながら

生きるための不器用な秩序を

手のひらで 弄ぶしかないね


あの感じを胸に抱いたまま

眠り込むしかないね


そういうのぜんぶ 剥ぎとってしまって 

ぼくは がいこつだけになって

月夜の墓場で 夜桜の下で

かちゃかちゃと たのしく 踊っていられたらいいのに


あーあ

とかなんとか言ったって 人は結局

死ぬまでは生きてるしかないんだよねぇ

あーあ

気が重いよねぇ

まだ先も 長そうだしなあ

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