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オウムに魔王が倒せるわけないだろ!

「何だ……これは!?」

 俺は、画面の前で混乱していた。

 なぜかグリが神獣として扱われ、さらには魔王討伐の旅に同行させられている。いやいや、そんな馬鹿な話があるか?

「おいグリ、お前、どうなってんだ……?」

「ゴハン!」

 変わらず食べ物を要求するグリ。

 ……こいつは本当にいつも通りだ。

 この世界の人にグリが俺のペットのただの鳥だと伝えたい。そして一緒に現世に戻す手段を考えてもらいたい。

 だが、周囲の異世界人には、俺の声は聞こえていないようだ。

(これ、どうすればいいんだ……?)

 俺は頭を抱えた。

確実なのは、グリが俺の言葉を理解し、異世界の連中はそれを“神の意志”か何かだと勘違いしていること。

 ……まさか、俺が遠隔でグリを操作することになるのか?

 状況を飲み込めないまま、俺はただ、画面を見つめ続けるしかなかった。

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