魔法図書館
貴方は、これまでに自由に本を読めたら。
読みたい本をすぐに見つけることができたら。
そう思ったことはないですか?
少なくとも、一度はあったと思います。
いいんですよ。そう思ったって。
だって、思うことは当然の権利。
それに、私はその思いを必要としていますから。
だからいつでもいらしてください。
私が司書として働く図書館に。
見つけずらくて、誰も来て下さらないかもしれないですけれど。
来てくださると嬉しいですね——
あら、そう言っていたら早速最初のお客様ですかね。
音がしました。
では、私はもう行きます。貴方もいつだってお待ちしていますからね!