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魔術と剣術

俺は世界遠生きる上で1番大切なものを知っている

それは「生きがい」だ

世界も100回目となると生きがいを見つけるだけで大変だ

でも俺は齢0歳にして生きがいを見つけた


(それは魔術だ)


リドルフォ「俺はレラートに剣術を教えようと思う」

なに剣術だと、剣術なんて死ぬほど学んできた

なんの新鮮さも面白味もないでは無いか


ここは必殺技の使い時だな

必殺「エンジェルティアーズ」


「ゔっうぇーーん、うゎーーん」


リラ「レラートちゃんどうしたの、オムツかしら」

オムツ替えは好きだ。なぜならこんな美女に変えてもらえるからだ

でも今はそれじゃない。ここはティアーズ続行だ


(あれっ、なんでだ涙がひいていく、まだ泣いてないと行けないのに)


リラ「あら泣き止んだみたい。やっぱりオムツだったのね」

違う、違うんだ、オムツじゃないんだ

くそっ涙でろ涙でろ涙でろ涙でろ涙でろ涙でろーー


リドルフォ「よーし、レラート、立派な剣士に育ててやるからなー」




ー数日後ー

リラ「リド、おかしいの、レラートがいつまでたっても魔力排出しないの」

リドルフォ「マジなのか、やっやばいぞ、はっは、早く病院に見せに行かないと」


どういうことだ?そんなにやばいのか俺の体

全然そんな気がしないが


リラ「もしもレアルブレイクしてしまったらどうしよう」

2人は相当焦っている

顔を青ざめながら


レアルブレイクだと!!

この前1度だけ聞いた

レアルブレイク・・・体内の魔力管理の不具合によって生じる体内で魔力が暴発する現象

いぎゃーーーーー


ー病院ー

リラ「うちの子は大丈夫ですか」


医師「はい、問題ないです」

「ですが一つだけ不思議なことが」

「この子の体から魔術使用痕跡のようなものが見ら れるんです」


おいおいどういうことだ?俺は魔術なんて使った覚えないぞ


医師「痕跡的に顔の周りに水魔術の痕跡があるんです」


顔の周りに水?

まさかエンジェルティアーズなのか

えっ!あれ魔術なの


リラ「でも魔術は明確な意志がないと使えないはずでは」

俺の絶対に泣くっていう意志が作動したのかー


リドルフォ「レラートは大丈夫なのか?」

医師「まあ魔力排出はできていますし魔力管理はできているのでしょう。大丈夫です」


リラ「なんて子なのレラートは、この年にして魔術‼︎将来、絶対大物になるわー」


母は魔術をささる方に傾いたようだ

結果オーライかな




ー3年後ー

俺もこの世界には慣れてきた

2日に一回は剣術の練習を父から

3日に一回は魔術の練習を母から習っている


正直、剣術は余裕だ

前いた世界では剣の神として現人神にまでされたものだ。

そりゃあみんなと剣をやっている歴が違うからな


でも今は下手なフリをする

ここで頑張りすぎると父に剣に専念させられるかもしれないからな



それにしても父さんは剣が上手いな

頑丈な体格から

思いっきり振りおろされる剣

普通の敵なら当たったら即死だな

まあこの村の用心棒なだけはある


今の俺なら体格的にも技術でカバーして互角ぐらいだろうか



リドルフォ「おい、剣に魔力が上手くまとえてないぞ。そんな剣だとスライムも切れないぞ」


イラッ


この野郎、親父だと思って調子に乗りやがって

正直、力を出すのは不本意だがちょっと実力を見せてやろう



「なら、父さん、勝負しませんか?僕が勝ったら村の外に行かせてください。父さんが勝ったら何か言うことを聞きましょう」


我ながらいい賭けだ

外の世界が気になっていたのだ

外の世界も見れて、親父をギャフンと言わせれる一石二鳥だ


「もちろん、ハンデとして僕は魔術を使用させてください」


まあこうでもしないと勝っときに不自然だからな


リドルフォ「調子にのるなよ、第一魔術を使っても俺に勝てるはずがないじゃないか。無謀な勝負はするべきでは無いぞ」


「あれ、父さんビビってらっしゃるのでは?」


リドルフォ「なんだと、いいだろう、その勝負乗ってやるよ。負けたら剣術の訓練の時間を増やしてやる!!」


まあ子供相手に本気を出すこともないだろう

魔術の練習だと思ってゆるりと勝たせてもらいますか



ー家の庭ー


ブォーン

父がふった剣が地面をえぐる


いきなりその速度かよ

容赦ないなー

まあ今のは当てる気がなかったな

ただの威嚇だろう


まあここは魔術で遠くからの攻撃に徹するべきだな


「ウォーターショットーッ」

発射された水の散弾バイトも簡単に弾かれた


うーん、母から習った魔術だけではこいつは確実に倒せないなー


リドルフォ「どうしたレラート、男なら正々堂々正面から挑めや」


わかりやすい挑発だ

だが乗ってあげよう


「母なる神よ、水の御加護をこの剣にまとわせよ」

「ウォーターブレード」

水が俺の剣にまとわりつく


リドルフォ「やれば出来るやないか、じゃあこっちもやらなければ失礼ってもんだろ」

「美しく舞え、その煉獄を轟かせよ」

「紫炎刀」

紫の大炎が父の大剣にまとわりつく

明るく燃え盛る紫の光が父の顔を照らしている


「父さん、水と炎だと炎の方が不利ですよ」


リドルフォ「確かにそうだな、でもこの世界はそんなに甘くないんだよ」


・・・・・・しばらく無音の時間が続く


初動が肝心だ、あの炎に触れないように父の間合いに入り込み切り上げる必要があるな

まずは父を油断させねば


「邪の炎を浄化する水の加護よ、その力を今解き放て」

水神の裁き(シリンノトセウス)


ゴォーゴウーグァー

空一面が黒い雲におおわれた

そして次の瞬間一瞬にして父を水の塊が襲った


いまだっ!!

剣凰流、浄破の一閃


光のように父の間合いに入り父に斬りかかった


リドルフォ「くそっ、なんだそれは」


父は一瞬の間に剣で俺の攻撃を受けた




「ウォーターブレード、秘技、水光の塵」

激しく振動する水

止まらぬ浄破の一閃の勢い


ガリン


その瞬間、父の剣は割れた




リドルフォ「何が起こった…」

父は呆気に取られた顔でそこに立っている


「僕の勝ちですね、父さん」

「てことで僕の約束お願いします」


リドルフォ「どういうことだ、今の技誰に習ったんだ‼︎」


「前に本で見たので、できるかなーって試してみました」


リドルフォ「そうか」

     「俺はお前に負けたんだな」


「やはり、父さんです。僕ではまだがないそうにないです」

実際、父さんの剣はすごかった

今回の敗因はおそらく油断だろう


父さんは小さく笑った




リラ「なんなのこれはー!」

やばい母が帰ってきた


水浸しの庭、えぐられた地面


「ごめんなさい、父さんと少し戦ってたらこうなっちゃいました」


リラ「リドーどういうことか説明しろーー」

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