151 鎧エプロンで出ます
本日は料理対決だ!
私はゲスト枠で出場。役割はスベリ止めだ!
まぁ、こっちの料理はねぇ……。焼くと煮るはそれなりに発展しているけど、いかんせん、調味料がほぼ塩のみだからね。工夫しようにもやりようがない! という状況に近いからね。
それに、多分、料理関連に余裕をもってあれこれできるようになったのは、ここ二百……いや、百四、五十年くらいだろうし。
それまでは魔物の暴走がそれなりに頻発していたわけだから、ここ王都みたいな城塞都市ならともかく、田舎の小村みたいなところは簡単に壊滅するからね。
だから当時は【アリリオ】の宿場みたいな、壊れること前提な住宅がほとんどだったらしいし。半遊牧民みたいな感じ?
となるとだ、台所回りの設備なんてたかが知れているわけで。
……オーブンがあったかもどうか怪しい気がするよ。
そんな中でも、香草の扱い方とか、獣臭さへの対処法とかの工夫は色々されてるけれど。
あ、考えてみたら、【アリリオ】が管理されるまでは、塩もお高い値段だったから、冗談じゃなしに料理の幅なんてないようなものだったんじゃ……。
……アリリオさん。頑張ったんだな。ただの暴れん坊だと思ってたのに。というか、リスリお嬢様はそう思ってるみたいだったし。
まぁ“狂鬼”なんて異名が付けられた時点で、お察しな感じだしね。
ダンジョン【アリリオ】が管理されてから、そこからだいたい五十年くらいで【メルキオッレ】(テスカセベルム王国)、【ユルゲン】と【ラファエル】(ナルグアラルン帝国)、【ダミアン】(ナナトゥーラ王国)と、次々に森から切り出されて管理下に置かれるようになったらしいし。
森を切り拓いている途中で暴走が起きたりして、結構な被害はあったみたいだしね。特にナナトゥーラは、死の森に半円形の幅一キロの道を作って、ダンジョンを含んだ森ごと死の森から切り離したらしいし。
そんな無茶なことをやらかしたものだから、いまでもエルフがなにかやらかすと、「エルフは何を考えているのかわからん!」と揶揄されることがあるみたいだ。
あ、ナナトゥーラはエルフの国……というと、ちょっと誤解されるな。エルフが人口の大半を占める国だよ。
まぁ、エルフもドワーフも、人間から魔素のせいで派生した人類だしね。基本的なところは一緒だよ。食生活とか味覚とか。
……おぅ、盛大に話が脇道を突き進んでいるぞ。
えーと、そう、スベリ止めの話だ。
こういった背景から、参加者の料理が、ほぼ同じようなものになる可能性が非常に高い。まぁ、それはそれで審査がやりやすいだろうけど、目新しさに欠ける訳で。
そこで、見物客を唸らせるような料理を作って欲しいと頼まれたんだよ。
なかなかの無茶振りですよ、エメリナ様。
まぁ、こっちでは見たことのない調理法をすればいいわけだから、それは問題ないのだけどね。とはいえ、出来上がりは結局は焼いた肉だからなぁ。
そこだけ若干心配だよ。
さて、料理対決の会場は、冒険者組合に併設されている食堂前。冒険者組合の前は広場になっているから、そこで行われますよ。
王都北門広場。冒険者組合はどこの街でも街門広場にあるからね。理由は単純で、もちこんだ獲物をすぐに組合の解体場へと運び込めるようにするため。
兎程度ならともかく、熊とかの大物を担いで街中を移動すると、ちょっとした騒ぎになったりするからね。
一応、他の東門、西門、南門の広場にも、獲物を受け取る組合の出張所があるため、南側で大物を狩ったとしても、わざわざ街の外壁に沿って北門にまで行く必要はない。
ただ、獲物を狩って納めた証となる木札を、北門広場にある組合事務所にまで持って行かないと、お金がもらえないけれど。
で、この北門広場、組合脇の食堂のほぼ真ん前に料理対決会場を設営。簡易ながらもキッチンが造られていますよ。
尚、オーブンは食堂のものを使用。全部で五基。なので、対決参加者は私を含めて五名。イベント中は、食堂のオーブンを使用する料理は提供を停止するとか。
いや、いいんですか? エメリナ様。食堂のほうが困ったことに……。
あぁ、オーブンを使う料理自体が少ないから問題ないと。
……そういや、グラタンとか見たことなかったな。今度作ろう。
尚、会場の位置関係は、食堂を背に調理ブースが五つ。そのブースの前、右寄りに食材を載せた大テーブルがみっつ。食材がででんと置いてありますよ。もっとも、いまは見えないように蓋がしてあるけど。
ほら、あれだよ。肉料理なんかを載せたトレイに被せてある半球状の蓋。
それがそれがずらりと中央のテーブルにならんでいる。左右には野菜がどっさりと。左に根菜と豆類、右には葉野菜が並んでいる。
そして私たちの正面、食材テーブルの更に向こう側に審査員席。
だから、上から見ると片仮名のコの形の配置になっている。
私たちのブースは、食材から一番離れた左端だ。
まぁ、食材は早い者勝ちというわけではないから、問題ないだろう。
さすがにひとりで全部持って行くアホはいないはずだ。だいたい、そんなに持って行ってどうするのだということになる。
というか、それをやったら失格にはならないまでも、相当な減点になるだろう。
何しろ、あのテーブルに載ってるメイン食材のお肉は、ヘラジカ二頭分だ。重さでテーブルがたわんだから、テーブルの下に木箱を突っ込んでつっかえ棒にしてるくらいの量が載っている。
そうそう、私のリクエストで、あそこに普段は処分される内臓肉も載っている。さすがに内臓全部ではないけれど。心臓と肝臓に脾臓、そして舌をきちんと処理して載せてある。なお、その下準備をしたのは私だ。
今回の料理のレシピはイリアルテ家に売却することになっているんだけれど、調理風景が公開される訳だから、イリアルテ家としては丸損な気がする。
いいのかな? まぁ、農研には渡していないスパイスがあるから、これの苗木でもイリアルテ家に売れば問題ないと思うけれど。
でも熱帯の木だよね、ニクズクの木って。こっちの気候じゃ、育てるのはちょっと厳しいかなぁ。
うん、胡椒にしておこう。ドワーフグリーンペッパーなら小さいから、室内栽培もできるだろう。
料理対決参加者は全員無名の料理人。無名とはいっても、しっかりと名のある店で働いていて、独立を考えている人たちだ。正確には、独立したいけど先立つものが無くて独立できない人たちだ。
貴族御用達の有名な料理店の看板料理人とか、貴族お抱えの料理人もエントリーしてきたみたいだけれど、料理人発掘という名目をだして辞退いただいたとのこと。
最初から勝者の分かる勝負をしてもつまらないでしょう? と、云ったところ、あっさりと納得して帰ったとエメリナ様が云っていたよ。
ちょろい。
辞退いただいた実際の所は、下手に出場させると、まともな審査ができなくなるから。
有名な料理人が無名の料理人に負けたりしたら大問題だからね。面倒臭いことこの上ありませんよ。
さてさて、本日の私の恰好ですが、大変なことになっています。
理由はというと……
「キッカちゃんの明日の恰好に関して相談があるわ」
「はい、なんでしょう?」
「正体を隠して欲しいのよ」
「私の紹介はされるのでは?」
「あー……云い方が悪かったわね。ほら、キッカちゃんが素顔をさらすと……ね」
「あぁ……王宮で大変なことになっちゃいましたからね」
「みんなが平伏しての見送りなんて、さすがに初めての経験だったわ」
「それならいつも通りに仮面を着ければ……」
「いえ、普段の格好だと、今度は別の意味で外を歩くのが大変になると思うのよ」
「はい?」
「仮面は目立つわ。それだけに、その姿で評判になったりするとね、変な子からアイドルに早変わりしちゃうわよ」
「お、おぉう?」
「今回の場合だと、歩いているだけで料理人としてのスカウトが――」
「鎧エプロンで出ます」
なんてやり取りがあってね。なので、今日の私は例の“ドラゴンが踏んでも壊れない鎧”で参加です。この鎧のデザインはお気に入りなのだ。
尚、アシスタントとしてリリアナさんとイリアルテ家王都邸のメイドさん(いまだに名前を教えてもらえない)が手伝ってくれることになりました。
で、いまは参加者の料理人のみなさんに挨拶を終え、自分の調理ブースで待機中です。
いや、鎧なんて着ているからね、馬鹿にしていると誤解されて怒られる前に、事情説明をしてきたんだよ。それでも胡散臭げに見られてたんだけれど、ひょっこりやってきたカリダードさんの説明で納得してもらえた。
さすが王都の冒険者組合長。信頼度が違います。
で、そこで大真面目な顔で、先日うっかり間違えて渡した回復薬(究極)について聞かれたよ。うん。このことで私に会いに来たみたいだ。
……いや、これまで組合に行っても、会わないようにしていたからね。やらかしたことが恥ずかしくて。
間違って渡したことと、そのまま持っていてくださいと云ってきたよ。なんだか狼狽えてたけれど、問題があるなら、王家に献上してくださいとも云ってきたから、多分大丈夫だろう。
なに、即死直後であれば復活させることも可能な程度の薬だから。首と胴が分かれていた場合、くっつけずに両方にぶっかけると、ふたりに増えるかもしれないというだけで。
た、多分、そんなことはないと思うけど。
で、そんな回復薬(究極)ですが、なんのかんので在庫が百本を超えました。
地味ながら、一度入れた薬品を生成するあの白い薬壜はチートアイテムもいいところだよ。
さて、調理ブースにあるのは見慣れたコンロ(バーベキューとかに使うような感じのやつ。もちろん燃料は薪じゃなくてダンジョン産の骸炭だ)。テーブルの上には俎板。おおきな水瓶がふたつ。油の入った壺がひとつ。他には調味料。
包丁に関しては、自前のもの。料理人だもの。さすがに包丁は全員自前でもってきている。
参加者はみんな酒場や宿屋の料理人。そういえば、イリアルテ家が冒険者組合に併設した食堂みたいなお店は、こっちじゃ殆どない。まぁ、酒場や、宿屋の食事で間に合っちゃうからね。
家庭のあるひとたちは、自宅で食べるだろうし。
意外と、お惣菜のお店なんか出したら流行るかもしれない。あとお弁当屋さん。
お値段をリーズナブルな価格に設定すれば、独身の人なんかには受けるんじゃないかな。
いや、酒場の食事だと、なんのかんので結構お金がでるだろうからね。屋台料理もお腹をふくらませようとしたら、結構掛かるし。
あぁ、それを考えると、ラーメンの屋台なんかもいいかもしれないね。懐に優しいお値段でお腹がふくれる。
私はやらないけど。もし提案するような機会があったら、云ってみよう。
「キッカ様、先に指示をお願いします」
料理対決開始の合図を待って、ぽけーっとしていたら、リリアナさんに声を掛けられた。
指示か。
ちょっと考え。メイドさんには玉ねぎのみじん切りとトマトの湯剥きを。リリアナさんにはジャガイモと人参の下茹で、そしてそれをバターソテーをするようにお願いする。付け合わせは大事だ。と、皮は剥かないでいいですからね。
扱ったことのない野菜だろうけど、そこはきちんと説明をしておく。ふたりとも優秀だし、これで大丈夫だろう。
制限時間が一時間だからね。けっこうカツカツなのよ。
……その中で、ちょっぴりズルをするけれどね。まぁ、調理自体は終わっているのだから、余熱でお肉に火を入れるのは問題ないでしょう。
私の料理は最後に出されることになるから、その時間分も調理しているようなことになるんだよ。もっとも、ほったらかしにしているだけだけどね。
指示を終えたところで、今回の大会の進行役を務める女の子が会場にでてきた。
この子もイリアルテ家のメイドさんだ。確か、男爵家の三女だか四女の子。
今朝方、真っ青な顔をして私の所に質問に来たんだよ。
進行役って、どうやればいいのかと。
今回のイベントの発案者が私だということで、訊きに来たとのこと。土壇場になって来たのは、エメリナ様が進行役を決めるのを夕べまですっかり忘れていたからだ。で、彼女がいきなり進行役に抜擢されたと。
いや、まぁ、ほぼ準備期間が無い状態の突発企画だからねぇ。数日しか準備期間がなかったし。ほぼワンマンでエメリナ様が指示を飛ばしていたから、うっかり忘れちゃったんだろうなぁ。
なので、進行の仕方と云うか、方向性を提案をした。そう、提案。
だいたい、進行の仕方なんて決まりきった形なんてないのだ。お堅いか、はっちゃけてるかの違いだけで。
なので、真面目な式典なんかの進行と、テレビのバラエティー番組的な進行と、両方をざっくりと伝えたよ。まぁ、前者は云うまでもないだろうから、説明のほとんどは後者の方になったけれど。
……教えた後、なんだかブツブツ云っていたけれど、大丈夫かな。おかしなことにならなければいいんだけれど。
微妙に不安な気持ちのまま待っていると、彼女は堂々と料理対決の開始を宣言した。
「お待たせしました。これより、第一回、冒険者食堂主催、料理対決を開催いたします!
司会進行は私、イルダがお送りします」
組合からこのイベント用に提供された拡声の魔道具のおかげか、彼女の声がよく聞こえる。
拡声の魔道具といっているけれど、音声を減衰させずに一定範囲内に届ける、という魔道具だから、拡声とはちょっと違うけれどね。
このイベントで使われているのは、範囲が一番狭い物だそうだ。それでも、十分に周囲に届いている。
そして彼女の名前をここで初めて知った私。イリアルテ家王都邸で働いている人の名前で知ったのは、ベニートさんに続いて二人目だよ。
なんで教えてくれないのか謎なんだよね。その辺の事を訊いてみたこともあるんだけれど「私のことは犬とお呼びください」とか云われて、あぁ、これ、深く訊いちゃダメなやつだ。と諦めたんだよ。
ちなみにそれを云ったのは、今、私の後ろにいるアシスタントのメイドさんだ。
進行は進む。
イルダさんはこの料理対決の勝敗決定の仕方、そして勝者に与えられるものについて説明した。
勝者には店舗と商業権が与えられる。商売をするには必須のものだ。あぁ、いや、店舗は必須でもないか。私がそうだし。
それに加え、初期運転資金がイリアルテ家より投資される。まぁ、これは借金だから、返済しないといけないけれどね。
返済があまりにも滞った場合には、その料理人はイリアルテ家が雇う形に変更されるようだ。独立から雇われになってしまうわけだけれど、借金を抱えさせて放り出されるわけではないから、このチャンスをものにしたい料理人は多いだろう。
だって、商才がなくて失敗したとしても、救済されるってことだからね。
イルダさんは審査員の紹介に入った。
まずは、冒険者食堂経営者にして主催者であるエメリナ様。そして冒険者組合長のカリダードさん。なんでここにいるのか不思議だったけれど、審査員だったのね。そして国王陛下。
……なんでいるの? っていうか、いいの? こんなところにいて。
いや、近衛のふたりに加え、兵士も多数いて物々しいけどさ。
あ、目が合った。まぁ、鎧越しだから、国王陛下は目が合ったかは分からないだろうけど。
……ウィンクされた。
えぇ? どういうこと?
「その、どうしてもキッカ様の料理を食べたいと、無理を云って審査員になったとのことです」
こそっとリリアナさんが教えてくれた。
ちょっ、え?
なんだか責任重大になった気がするんですけど!?
あ、あの、過度な期待をされてませんか? 国王陛下。私の料理の腕はせいぜい家庭の主婦レベルですよ。
逃げ出したい気分になったところで、料理人の紹介に入った。
あ、料理人紹介の前に、四人目として料理協会の会長さんが紹介されてたよ。本来の審査員だったんだけれど、国王陛下と交代。料理の解説をすることになったみたいだ。
料理協会っていうのは、簡単にいうと保健所みたいな組織だ。
そして料理人。
宿屋『大鳥亭』のホスエさん。
酒場『呑んだくれドワーフ』のナッチョさん。
軍団兵寮食堂勤めのタデオさん。
最後に紅一点のベレンさん。
ベレンさんはどこぞの貴族お抱えの料理人のひとりだったんだけど、その貴族がこのほど没落して現在失業中なんだとか。今回の企画に、やけっぱちで応募したらしい。
なんか、いまだにオロオロしていることからして、当選するとは思っていなかったんだろうなぁ。大丈夫なのかな。顔色が青いけど。
「彼女はパチェコ元子爵の元で働いていた料理人のひとりですよ。女性と云うことで、彼女だけ再就職ができなかったようです。なぜか貴族は女性料理人を側に起きたがらない風潮があるのですよ」
「……それって、健康面に配慮した食事をだしたりするからじゃないの? そうなると一食の量とかが制限されたりするから」
家庭の主婦は家族の健康を気遣うが、偶に料理する亭主はその辺を度外視する、なんて話はよく聞くものだ。
深山家? 深山家は女性は私だけだからね。その辺りはお父さんもお兄ちゃんもしっかりしてたよ。十歳になった頃から私が一手に引き受けたけれど。
ん? 私を産んだ女? アレがそんなことするわけないじゃん。しっかりしてたらネグレクトなんてされてないよ。
だから私は深山家に入って救われたわけだし。
「そのパチェコさんとやらはなんで没落したの?」
どっかで聞いたような気もするんだけれど。
「キッカ様を殺そうとしたからです」
……は?
「え? どういうこと?」
「キッカ様を慰み者にしようとした治安維持隊の連中のリーダー格の父親です」
あぁ、思い出した。あの金髪の父親ね。あの金髪、貴族の私生児だったっけね。そういや取り潰しになったって聞いたっけ。すっかり忘れてたよ。
あぁ、でも、取り潰しになった原因って、多分、私が被害者になったからだよね。
教会との兼ね合いを考えると、取り潰しにしないわけにはいかなくなったんだろうし。あの金髪はクズだったとしても、パチェコ子爵とやらがまともな人物だったりしたら――。
……ど、どうしよう。なんか、ベレンさんに凄い申し訳ない気分になってきたよ。
あ、私の名前を呼ばれた。
選手外のゲストである私が、なぜここにいるのかの説明の後、私の名が紹介された。
簡単にいうと、冒険者食堂の料理のレシピの出どころという紹介だ。
周囲を取り囲んでいる見物人たちに向け、私は簡単に会釈を数回する。
「それでは、料理対決を始めます。
第一回のテーマは肉料理! 食事の主菜となる肉料理です! そしてその素材はこちら!」
そう云って素材に被せられた蓋を取り上げる。
「ヘ ラ ジ カ !」
ちょっ!? どっかで聞いたような感じなんですけど!
なんで知ってるの? あ、いや、偶然なんだろうけど。
こうして、私が少しばかり狼狽えたところで、料理対決は始まったのです。
「さぁ、料理をはじめるがいい!」
ちょっと!? 本当に知らないんだよね!?
誤字報告ありがとうございます。
※【菊花の奥義書】が【菊花の魔導書】になっているとご指摘を受けました。ありがとうございます。各所修正しました。
『智神教』を『水神教』へと名称を変更します。読みが『地神教』を同じになることを避けるための措置となります。