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102 吹いてみますか?


 キッカです。現在、私はイリアルテ家の控室でひとり大人しくしています。部屋の外にはロクスさんとナナイさんがいるけれどね。


 王妃様たちにバッソルーナでの件は話したよ。最初の方だけでも苦虫を噛み潰したみたいな表情になっていたのに、最後の出都税のところに差し掛かったら、能面みたいな感じになったよ。


 怖いというかなんというか、凄い居たたまれなくなったんだけど。


 丁度その時にマリサさんが帰ってきてくれて助かったよ。


 あ、ロールケーキ、六本は無事だったよ。いや、少しばかり形は崩れたけれど、バスケットからは飛び出してなかったそうだ。蓋付きのバスケットを使って正解だったね。

 ただ、あれをお皿に並べるとなると、なんだろう、ある種、変な芸術作品みたいになりそう。表面のキャラメルコートが割れた、曲がって歪んだロールケーキを重ねて置くとか。


 まぁ、そうなると切り分けが出来ないから、そんなものを出せないけどね。


 六本は廃棄だけれど。この六本は私が処理しよう。


 そんなわけで、いまもちょこちょこと突いていますよ。さすがに一本丸ごととか食べたら、大変な事になるだろうから、一切れ二切れだけど。太るのは避けないとね。いくら加護で外見が加齢しないといっても、痩せた太ったはするからね。


 あー、お茶が美味しい。


 あ、そうそう。私関連の他に、イリアルテ家の貴族間トラブルのことも話しておいたよ。ほら、私、イリアルテ家の紋章の入ったエプロンドレスを着ていたからさ、そのせいで襲われたのかもしれないしね。


 そしてパーティの始まる時刻も差し迫ったことで、王妃様たちは会場へ。私はマリサさんにイリアルテ家の控室へと送ってもらったよ。侍女宿舎の厨房に置いてあった荷物やらなんやらは、リリアナさんに回収して貰った。


 【魔氷】について質問されたけど、「見なかったことにしてください」とお願いしたよ。あれに関しては外に出すつもりはないからね。


 さて、そんなわけで、現状、とてつもなく暇です。やることがありませんよ。

 本当なら、私も厨房の方のお手伝いをする予定だったんだけど、あんなことがあったので、部屋で大人しくしている様にと侯爵様に云われたからね。


 聞きつけて来たらしいイネス様に、暫く抱き着かれてたし。


 パーティの開催時刻まで時間がなかったから、お三方共、私の無事を確かめに来ただけだったけれど。予想外だったのは、エメリナ様が思った以上に動揺していたこと。そして侯爵様が凄い怖かった。お、おぉ。あれか、あれが【血鬼バレリオ】の顔か。そしてイネス様は王族の権威を行使するような物騒なことを。まだ見ぬ王弟殿下、頑張ってください。主に止める方向で。


 犯人を炙り出せるかやってみよう、なんて侯爵様が云っていたけれど、大丈夫かなぁ。リスリお嬢様の話からだと、侯爵様、計略だのなんだのは苦手そうなんだけれど。


 そういえば、あの時点でなぜ王妃様があの場所を通りがかったのか不思議だったんだけど、パーティの準備の確認のために、式典を早めに抜け出してきたらしい。

 式典はメインとなる賞罰の発表と勲章授与は終わり、残すところは今後一年の王国の方針等の発表くらいなのだとか。その内容は主に、テスカセベルム王国と勇神教の今後に関わること。


 多分、暫く荒れるからだろう。テスカセベルムはどうなるんだろ? あの王様が退位して王太子が王位を継ぐなら、大分マシになるとは思うんだけど。


 あ、私の中ではあの王太子の評価はそこそこ高いですよ。まぁ、私の直感によるところではありますけど。


 ふふふ、トラブル回避の為に、伊達に必要に駆られて人間観察を長いことしていませんよ。これでも人を見る目はありますからね。


 ロールケーキをフォークで切り分けて口に運ぶ。


 我ながら上手くできたんだけどなぁ。あんなことになって、六本廃棄というのがとても悲しい。


 ソファーの背もたれに体を預け、なんとなしに天井をみやる。


 本当に暇である。どうやって暇を潰そう。


 リリアナさんも人手が足りないと、駆り出されたし。


 そうだ!


 私はインベントリの雑貨部分を開き、以前、ついでに作ったあるものを探す。雑貨部分は、いわばその他諸々を片っ端から突っ込んであるようなものなので、一個一個確かめながら探そうものなら、どれだけ時間が掛かるか分からない。


 インベントリがMOD仕様でよかった。


 つくづく私はそう思う。


 とはいえ、一度しっかり把握しないと。実のところ、全部をしっかりとは確認していないんだよ。スクロールしてざっと内容を示すアイコンを見ただけだから。


 右上のボックスに文字を入力し、検索。目的のものはたちまちの内に見つかった。


 それはオカリナ。陶器製だろうと木管楽器に分類される笛だ。

 もっともこれは、骨鎧を作った時に、余った材料でいくつか拵えたものだ。なので、厳密には陶器じゃないし、色は鏡のようにピカピカの五百円玉カラーとなっている。


 ……いや、これ、金属使ってるから、実際には金管楽器になるのかな? まぁ、いいや。


 オカリナは近所に住んでいた陶芸家のじっちゃんに作り方を教えてもらったんだ。いまにして思えば、私は本当にかわいがってもらっていたよ。孫に会えなかったことも影響していたのかな?


 家族のことで問題を抱えてたみたいだからね。宗教は怖いね。


 自分で楽器を作るなんて初めての事だったから、かなり浮かれてたことを憶えてるよ。


 あぁ、でもそのじっちゃんより先に死んじゃったんだよね、私。


 なんというか、親不孝的なことになっちゃったのかなぁ。気を落としてなければいいけど。いい歳だし。

 逆に、煩わしい小娘がいなくなって清々する、とか思われてたら、それはそれで私が複雑だけれど。いや、じっちゃんが元気なら嬉しいけど、私はいろいろ邪魔してたのかなって……。


 えぇい、答えの出ないことをこねくり回していても無意味だ。今は持て余している暇を潰すのだ。


 ということで、何か吹こう。調整はしてあるからね。


 そんなわけで、売られていく仔牛の曲を。それも、出荷できるなら出荷してみやがれといわんばかりにアレンジされた方を吹きましょう。


 なぜ、原曲を吹かないのかって? 気分が落ち込むからだよ!


 それなら別の曲にすればいいじゃないか! その通りだよ!


 でも、なぜか気分がここなのさ! 自分でもわからん! だからやりたいことをやる。


 ……いま唐突に思ったけど、これ、単なる現実逃避じゃなかろうか? まぁ、いいや。


 演奏開始。


 暫し後、打ちひしがれる。


 おぅ、耳コピじゃ難しいよ。途中でおかしくなった。


 大人しく吹けそうなのを適当に吹いて遊んでいよう。


 童謡あたりなら問題無かろう。……問題なのは、なんでまっさきに思いつくのが口減らし関連を想起させる童謡ばかりなのかと。そういや、さっきの仔牛も、仔牛に見立ててるだけで実際は……。


 いいや、深く考えるのは止めよう。落ち込みそうだ。


 ……。

 ……。

 ……。


 どのくらいひとりで演奏会をやっていただろう? それなりの曲数は吹いていたけれど、時間的にはそこまでは長くはないはずだ。


 一時間。いいところ二時間くらいかな?


 途中から童謡以外の演奏もはじめて、今吹いているのは、とある怪盗のテーマだ。


 演奏を終え、ひとつ息をつく。


 さすがにちょっと疲れた。


 それにしても、今思ったけれど、こっちに来てからは音楽なんて聴いてなかったんだな。よくよく考えたら、本当に現代って音が溢れていたんだと思うよ。


 信号待ちや駅のホーム、コンビニに入る時とかも音楽はあったしね。お店に入ればBGMは当たり前のように流れてたし。


 トントントントン。


 あれ? 誰だろ?


「はーい。どうぞー」


 入室の許可をだすと、ロクスさんが入ってきて来客を告げた。

 ただ、その来客というのが……。


「キッカ殿、怪我の方は大丈夫ですか?」


 アレクス殿下、なにをなさっているのですか? 今はパーティ中では?

 と、立たないと。


 ロクスさんの影からひょいと現れたアレクス殿下の姿をみて、私は慌てて立ち上がろうとした。


「あぁ、そのままで。本来なら寝ていなくては駄目でしょう?」

「今眠ると、そのまま目が覚めないような気がして」


 あ、アレクス殿下の顔が強張った。ダメですよ、そんなに簡単に顔に出しちゃ。


「それで、どういったご用件ですか? 今はまだパーティ中ですよね? えっと、そういった席は、結婚相手を見つける機会のひとつなのでは?」


 アレクス殿下に訊ねた。殿下の背後には侍女のマリサさんと女の子がいる。


「あぁ、そういうのもありますけれど、私はそのあたりは自由にできますからね。叔父上がやらかしていますから」


 ……叔父上って王弟殿下だよね。イネス様との婚姻でなにがあったの?


「それで、そちらのお嬢様はどちら様でしょう?」


 アレクス殿下に隠れるように立っている、赤毛の女の子。


「あぁ、私の妹のセレステです」

「はじめまして。セレステと――」


 王女様!?


 私は慌てて立ち上がり――


 ふらっ。


 立ち眩みを起こした。


「キッカ殿!?」

「女神様!?」


 ぼすっと、尻餅をつくように私はソファーに座りこんだ。危なかった。危うく目の前のテーブルに倒れ込むところだった。

 暫くは急に立ったり座ったりするのは、気を付けた方がようさそうだ。

 というか、聞き捨てならない単語があったのですが。


「すいません、大丈夫です。それとセレステ様。私は女神様ではありませんよ」

「で、ですが、お母様が、アンララー様であると」


 王妃様!? なぜそんなことを!?


「アレクス殿下?」

「あぁ……母上はアンラ出身で、アンララー様を信奉しているのですよ。キッカ殿の容姿があまりにも――」


 あー。それは……。


「まぁ、ご自身も私を見るなり『私がいる』とおっしゃってましたからねぇ」


 口にしてから、思わず顔を引き攣らせた。拙い。かなり警戒心が緩んでる。というか、今の体調のせいで、いろいろと緩んでる。


 見ると、アレクス殿下とセレステ王女が驚いたように私を見つめていた。


「その、キッカ殿はアンララー様とお会いしたことが?」

「加護を頂いた時に」


 どうにか真面目な表情を取り繕って答えた。


「ですからセレステ様、私はアンララー様に似ているだけの者ですよ」

「似ているだけの者に、神々がこぞって加護を授けるとは思いませんが」

「それこそ神のみぞ知ることですよ。私にはわかりません」


 実際、そうなんだよね。アレカンドラ様の加護はともかく、六神からの加護は。アレカンドラ様が云ったといっても、命じた感じでもなかった。


 折角だから自分も。


 っていうような、軽い感じだったしね。酷い云い方をすれば、面白がられたんじゃないかとも思えるんだよ。


 冗談じゃなしに、常盤お兄さん対策かもしれないけど。


 そんなことを考えていると、目の前にお茶が差し出された。マリサさんが淹れてくれたようだ。


「ありがとうございます」


 私はマリサさんに礼を云った。……で、どうしよう。こういう場合って、身分の高い人が先に口を付けるのか。それとも低い方が口を付けるのか。


 どっちが正しいの? さすがに、その辺の作法は知らないよ。


「そういえば、パーティで食べましたが、あのお菓子はキッカ殿が作られたのですよね?」

「えーと、これ、ですよね? でしたら私が作ったものです」


 食べかけのロールケーキを示し、確認する。


「えぇ、それです。大変美味しかったです。これまで食べたどんな菓子よりも」


 お、おぉ? 絶賛? でもなぜだろう。素直に喜べない自分がいる。


「私も食べてみたかったです」

「あれ? 王女様はパーティに出席されなかったのですか?」

「まだ未成年ですからね。私も顔見せ程度で、すぐに退席しました」


 そういうものなの?


 王女様を見る。なんだか本当に残念そうなお顔。


「あー……一応、ここにもあるにはあるのですが」


 私は奥のテーブルに載せられたバスケットに目を向けた。


「なにか問題でもあるのですか?」

「先ほどのことで、投げ出されたものなのですよ。幸い、バスケットから飛び出すことが無かったとのことですので、食べるには問題ないのですが……。問題はないのですよね? マリサさん」

「はい。問題ありません。食するに不適切となったものは、勝手ながら処分させていただきました」

「いえ、ありがとうございます」


 私はマリサさんに礼を云うと、お二方に向き直った。


「そういうわけで、形が崩れてしまっているのですよ。さすがにそんなものをお二方にお出しするのは……」

「私は気にしませんよ」

「食べたいです!」


 私は助けを求めるようにマリサさんを見た。


「畏まりました。いま準備いたします」


 ちがう! そうじゃない! って、いいのか!?

 いかん、いまだに頭が思考を半ば放棄している気がする。




「美味しいです」


 セレステ様が幸せそうにロールケーキを食べている。切り分けてしまえば、歪んだり曲がっていたようにはみえない。ちょっと凹んだ感じにはなっているけれど。表面もひび割れているけれど。


 大丈夫なのかなぁ。不敬罪とかにならないよね?


「キッカ殿、どうしました?」

「あの、私、首を刎ねられたりしませんよね? せっかく存えたのに、死ぬのは嫌です」

「いや、なんでそんなことになるんですか? 大丈夫です。これは私たちが望んだことですからね?」

「問題ありません。毒見は済ませてあります」


 マリサさんの言葉。いつの間に。


「たいへん美味しゅうございました」


 ……。

 なんだろう。マリサさんにはタマラさん的なものを感じる。


「それで、なぜこちらに?」


 訪問の目的をアレクス殿下に訊ねる。


「聞き慣れぬ楽の音にセレステが釣られたんですよ」


 あぁ、と納得した。そしてキラキラとした目で私をみつめる王女様に、なんだか居たたまれない気持ちになる。


 いや、だって、私が好き勝手吹いてただけだしねぇ。自己流だから、上手い下手もわからないし。


「単なる手慰み程度なんですが」

「素晴らしい演奏でした。まさに芸術の女神様であると思いました」


 えぇ……。


 なんだか純真な子を騙しているような気分になるのは何故だろう?


「王女様も吹いてみますか?」


 その気分を誤魔化すかのように、王女様に訊いてみた。


「よいのですか?」


 王女様は乗り気だ。アレクス殿下もニコニコとしている。うん、問題はなさそうだ。

 私は傍らの鞄に手を突っ込み、インベントリからもうひとつオカリナを取り出す。


「こちらをどうぞ」


 オカリナを王女様に手渡そうとした手を止める。


「あぁ、でも、一度、鑑定盤などで調べた方がよろしいですね」

「なぜです?」

「いえ、毒殺とかあるじゃないですか。王子様と王女様なんですから、用心しないと」


 そういうと、お二方は顔を引き攣らせていた。


「えーっとマリサさん。必要なことですよね?」

「は、はい。ですが、キッカ様のように自らそう注意を促しながら物品を渡す方ははじめてです」


 あー、確かに、普通はいないだろうなぁ。


「ず、随分と用心深いんですね」

「先ほど殺されかけましたし」


 そういうとアレクス殿下があからさまに顔を強張らせた。


「本当に申し訳ない」

「へ? なぜです? 謝罪されるようなことはなにもないと思いますが」

「王宮で起きた事ですからね。責任は我々にあります。それに、王宮内での安全をしっかりと確保できていなかったことでもあります」


 ……なんだか大事になってない? でも王宮内の警備ということになると、私が口出すことじゃないからなぁ。


「これだけ広い王宮ですから、隈なく目の行き届くようにするのは難しいかと。そもそも侵入されないような警備網になっているでしょうから、内部に入られたら厳しいのでは? そのために王族警護のための近衛が側に控えているわけでしょう?」

「いや、確かにそうなんですけど」

「実際、あの黒いマントの騎士はみつからないと思いますよ。鎧は既成のデザインの物。マントなんかすぐに処分できますしね」


 敢えてディルガエアでは目立つ黒にして、それを目印に探させるなんていうのは、初歩的な工作だろうしね。


「それに、あの騎士は武器を携帯していませんでした。ですから、警備としては、十分最低限のことはしていたと思います」


 そう云ったら、なぜか頭を抱えられた。えぇ……なんで?


「情けないことこの上ありませんね」

「うーん。私がディルガエア育ちじゃないことも関係していると思いますよ」


 そういうとアレクス殿下は首を傾げた。セレステ王女は大人しく話を聞いている。


「ほら、ディルガエアの人は皆、熊を素手で殺して一人前だ! と云わんばかりの戦闘訓練しているじゃないですか。男女問わず。ディルルルナ様の言葉に従って。ですから、私じゃなければ、あの襲撃に対処できたのではないかと」


 ある意味、いい勉強になったんだよね。殺気の無い相手にはあの体たらくだもの。危機管理をもっと考えなくては。とりあえずは、身を護る装身具を作ることにしよう。


 ……いやいやいや。待て待て待て。おかしい。私は平穏に暮らしている筈だ。なんでこんなことを警戒するようになっているのさ。


 なんだか腹が立ってきたな。元凶を見つけて〆るか。


「基準としていることの違い、ということですか?」

「えぇ。私のいたところは、武術鍛錬などは一部の者が自主的に道場などに通ってしている程度でしたからね」


 よし。これでこの話は切り上げだ。王女様がオカリナを手にワクワクを隠せていないし。


「それでは王女様、その笛、オカリナの吹き方をレクチャーさせていただきますね」


 暫しのち、私と王女様は一緒に楽しく演奏していた。王女様の上達速度が凄かった。慣れないと、微妙に持ちにくかったりするんだけれど。




 尚、一緒に吹いていたのが、売られる仔牛の曲だったのは気にしてはいけない。





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