人間の種族とか文化~豊穣大陸(仮)の東側の国々
さて、次は豊穣大陸(仮)の中部と東部。
東に一山越えた広大なステップ=半乾燥地帯。豊穣大陸(仮)の東西を結ぶ大街道の沿線(?)。
国とは呼んでいるけれど、宿場町兼放牧村の集合体、みたいな感じ。
雄大大陸(仮)のステップよりは雨がたくさん降るので、草地が多くて家ごと移動する必要はない。
街道から離れた場所は、基本的にケンタウロス種族の領域だけど、区分けがはっきりしているわけじゃないし、その年の雨の降り方で草地の大きさや位置も変わるから、お互い気にしない。
大街道をきちんと整備する必要があるから、『大街道整備組合』みたいな感じの統治機関がある。
でも、西から東まで行くのに、1万kmはあるから、1日20km歩いたとして、500日くらいかかるので、ほぼ、近接した村同士の話し合いだけで事が決まる。
北のエルフの国とは、それほど深くかかわってないけど、西の農業国、東の農業国、南の砂漠国とは交易の中継地としてかかわりが深いですよね。
東西の大街道と、南北の大街道が交わる十字路の街が、この国の首都になりそうですね。
交易の途中の国ですから、お金は普通に使ってそうですね。
交易の途中の国ですから、自分達で何かを作る、という必要はないですね。
せいぜいで、街道整備の土木技術くらい。
でも、村同士が遠いから、連絡が便利になるように、声を遠くの村に届ける通信限定の風魔法を使えるようにしてあげよう。
外敵、は草原に住む狼だの野盗くらいだから、各村の自警団+流れの冒険者、だけで事足りそうですね。
大きな脅威が出たら、街道整備組合を通じて他の村にも協力を求める、と。
産業は、宿屋の上がりと、放牧の羊毛と、その羊毛を使った加工品、かな。
自分達で食べる&宿屋で提供する生鮮野菜は村の周辺で灌漑して栽培、と。
食べ物は、乳製品に交易で手に入る穀物、羊の肉、あたり。
お家は、石造りが基本だけど、乾燥しているので、日干し煉瓦とかでも大丈夫ですね。
木はあんまり多くないから、積み方を工夫したり壁にはタペストリーをかけたりで強度を保ったり埃を防いだりしてる、と。一部の場所や季節で、ユルトみたいなテントを使っている地域もあることにしよう。
羊の群れ、という大きな財産があるから、それを受け継いで行くために、家族は親戚同志が一緒に暮らす部族制になりそうだよね。
ただ、血が濃くなりすぎるのを避けるために、結婚は同じ村の人とはあまりしない事にしよう。女の子を嫁に出すけど、その分、嫁はとても大事にされる事にしよう。
服装は、半乾燥地帯だから日中の上昇気流で風とか強そうだし、陽射しも強そうだから、頭巾くらいはかぶるよね、特に女の人は。帽子だと飛ばされちゃいそうだし。
でも、顔までは覆わない事にしよう。遠くが見えないと狼とか見つけられないし。
乾燥と紫外線から体を守るために、長袖長ズボンが基本。
でも、その分、家の中では、色っぽい格好をさせてあげよう!。
娯楽は・・・
主に外で活動する男の人は趣味と実益を兼ねた狩とか、馬での競走とか。
主に家の中で活動する女の人は、趣味と実益を兼ねたタペストリー作りとか、刺繍とか。
価値観は、
男と女は体と役割が違うんだから、違って当然、と。
家族は大事。旅人や嫁などよそから来た人は大事にしよう。
誰とでも仲良く、で良いかな。
さて、次は南の砂漠国。
おもに北から吹く風が北にあるステップとの境の山脈(実は『地』を司るドラゴンの体(笑))にさえぎられて乾燥する上に、地質が砂地なので、水が地下に潜ってしまって砂漠になっている。
で、ところどころ水が湧き出している所がオアシスになっていて、そこを治める一族が王になっていて、その王国がたくさん集まって王国連合を形成している。
砂漠で水は取り合いになるから、王制にして力関係がはっきりしてる方が、かえって争いは少なくなるよね。
でも、良い政治をしないと民がよそのオアシスに逃げちゃうから、それなりに良い政治をしている、と。たまにバカ殿が出る事もあるけれど(笑)。
水が湧き出している場所は、地層が褶曲して持ち上がっている場所。そのせいで、地の底深くで作られた宝石類が上に持ち上げられていてそれらの鉱山もある。
ルビーとかサファイアとかコランダムなんかのアルミナ系の宝石にしよう。もちろんオアシスごとに産出する宝石が違う、という事で。
王国連合内のオアシスの王国同士は、ライバルだけれど、間の砂漠はあまり価値がないから、領地の取り合いにはならない。
砂漠を移動するのは大変だから、よそのオアシスを支配してもメリットは薄い。
で、平和が保たれている、と。
外の国は、交易の大事な相手だから、とても大事にしている、と。
お金は、・・・王制だと庶民はあんまり使う必要がないんだよね。食料が自給自足だと。
宝石の産出、加工も王室が独占してやっているなら、年貢として集めた食料で工夫や職人を養えば良いわけだし。
まあ、でも奴隷というわけじゃないから、食と住は支給されても、衣とか娯楽とか用のお金はあったほうが良いか。
半貨幣経済、という事にしよう。
科学やら技術やらは、宝石の採取に必要な技術と、宮殿を造る技術、宝石のありかを捜す地魔法、宝石の加工のための火魔法あたりということで。
警備関連は、あんまり魔獣とかはいなさそうだから、王室の権力の元となる王室直属の警備隊くらいで良いかな。
あ!、あとハーレムにはヌコニャ種族の愛人がいっぱいいて、王様とその家族を守っている事にしよう!。
性的サービス係兼護衛のネコ耳メイドさん・・・じゃなくて、ネコ耳愛人さん(笑)。
産業は、輸出用の宝石の採掘と加工がメインで、あとは国内向けのナツメヤシとかの食べ物生産ですね。生産と言っても、ナツメヤシの実は、ほぼ取るだけですが。
食べ物は、庶民はナツメヤシが主食で、あとは輸入品の干し魚とか干し肉類。
あ、でも輸入品の食べ物を庶民が買うためのお金はどうしよう?。
よし、宝石の採掘に当たる工夫は、ナツメヤシ農家の2男とかという事にしよう。
採掘された宝石を、王室が売って、そのお金の一部で工夫にお金による給料が支給される。そのお金を使って、農家は輸入品の食べ物を買う、と。
王様は、山海のの珍味。でも、主食はやっぱりナツメヤシ。砂漠のソウルフードですね!。
お家は、
庶民は日干し煉瓦の家ですね。
宮殿は、それなりに豪華に石にタイルなんかを張って壮麗な宮殿を造っている、と。
家族は、
庶民は、普通に一夫一婦制。
王様は、豪華なハーレム、ヌコニャ愛人付き、と。
服装は、日が強いし乾燥してるから、真っ白なローブをたくさん重ね着する感じかな。
基本、外では目以外は覆っている、と。
家の中では、その反動で薄着、という事にしよう。
王様は、それなりに豪華な物を着てるけれど、外に出る時は、やっぱりローブを外に重ね着する、と。
娯楽は・・・王様は、ハーレムで酒池肉林だろうけど、庶民はどうしよう?。
広大な砂場(笑)で砂遊び?。
空気が乾燥していて夜は星がきれいだから、砂漠でロマンチックに恋を語り合う、と。
砂漠と言えば、アラビアンナイトの地域でもあるから、創作活動もそれなりに盛んで、色々と楽しい民話がいっぱいある事にしよう!。
価値観は・・・
砂漠で、熱い日中に無理に動けば水は浪費するし、体力は減るしで良い事ない。ナツメヤシは勝手に実るから、努力と収穫はあまり結びつかない。王制だから、実力があっても出世には結びつかない。なので、努力に対する評価は低いよね。
そうすると、
何かをやろうとするなら時期を待って一番良い時にやろう。
天の意思には逆らうものじゃない。
のんびりあくせくせずに暮らそう。
みたいな感じかな。
さて、豊穣大陸(仮)東の国。
ナイル川風洪水農業と森での絹の生産が主体の国。
季節がはっきりしていて、天文学とかが進んでいる国。
そして、交易商人の主な母国でもある。
米農業組合(平原)と、交易商人組合(都市、海岸)と、絹生産組合(山地、森)、の3組合の合議機関が統治機関になるのかな。
他国とは、交易を通して、強く結びついているよね。
お金は、交易商人の母国だしあって当たり前だけど、米農業の地域は、食料が直接手に入るから、なくてもあまり困らないよね。
まあ、商人以外は、食べ物以外の生活物資を買う程度の流通をしている、という事で。
科学技術は、天文学やら測量のための幾何学やら、そして豊穣な恵みをもたらす地魔法とちょうど良い季節に雨と雪解けを呼ぶための大規模水魔法+風魔法・・・は、神様=私に祈ってくれれば良いかな(笑)・・・やっぱり限定で使わせて上げましょう、大規模魔法を。神様は基本黙って見ているだけの方が良いと思うし。
防衛関係は、魔獣とか害獣相手はそれぞれの組合で指揮して総出でやってそうだね。
ただ、盗賊相手は、専業の衛視隊がありそう。あと、特別強い奴の相手は、冒険者を雇って。
悪徳商人対策は、商人組合直轄の監察隊が権限を与えられて取り締まる、と。
産業は、米の栽培で食料を確保して、絹の輸出と交易商で外貨(と言っても、お金自体は西の農業国で作られた、この世界共通のものですが)を稼ぐ、と。
交易は西への大交易と、海岸沿いを船で移動して南の熱帯の国からスパイスを輸入する交易がメイン。
主食はお米で、おかずは沿岸部で取れるお魚とかや、森で取れる獣肉とか。
まあ、肉を取るための家畜とかを飼う余裕もあるでしょうけれど。
スパイスが交易でたくさん入って来るから、カレーみたいな物も食べられそうですね。
お家は、木と草と土で作った風通しの良い日本家屋風の家。
交易での記録用の紙の需要もかなりたくさんあるだろうから、紙の生産もそれなりの規模。だから、建材としても紙が使われている、と。
家族は、・・・村でまとまって一つの大きな田んぼを耕す、と言うか栽培する形だよね。
村一つが一つの家族みたいなもの?。
でも、大きな家で雑魚寝というのもなんだし、一応好きな異性と一緒で住む、みたいな形にしようか。
よし、基本は通い婚にしよう。
ただし育児は、保育園みたいに同じ年の子をある程度まとめて育てる。
そうすると、学校も兼ねる事になるから、この国の識字率は、かなり高くなるね。
服装は、気温の年較差が大きい国だし、重ね着しやすい服が良いよね。
夏は風通しの良い服・・・和服系って風通し良いんだよね。
基本は、作務衣みたいなのかな。
ゆったりしていて、隙間が多い。
冬は、その上に暖かい外套を重ねる。外套は、暖かい毛皮を使った物で。
礼服とかは、豪華絢爛に絹を使った物で。
西の農業国が立体裁断でデザインに変化をもたせるのに対して、こっちは染色の模様でデザインに変化をもたせる事にしよう。
娯楽は、季節のお祭り!。
10日ごとにお祭りとかがある事にしよう。
価値観は、流れ行く水のごとく万物は流転するもの、と言う感じかな。
財産を個人で貯めても意味なし。おいしい物は、みんなで食べたほうがおいしい。
分け隔てなくみんなで分かち、みんなのためになる事をしよう、みたいな。
南のジャングルスパイス国
国土の大半は、ジャングルに覆われている暑い国。
農業については、北側にある東の農業国と同じく、洪水農業で楽々。
ジャングルには、スパイスの木が色々たくさん生えていて、主要な輸出品になっている。
森に住むヌコニャ種族とつながりが強く、ヌコニャの倒した獲物のあまりを村がもらって食べる事になっており、代わりに村の方では、衣服だの武器だの繁殖用の男だのをヌコニャに提供している。
そのため、ヌコニャ1家族のテリトリー=村の範囲みたいな感じになっている。
村の間が深いジャングルなので、移動がそれなりに大変。なので、基本的には村単位の国だけど、スパイスの交易や、助け合いのためにゆるーいまとまりがある。
他国とは、基本交易のみのつながりだけれど、たまに砂漠国の人が来て、テリトリーにあぶれたヌコニャの子を愛人候補として連れて行く。
貨幣は村ごとに管理していて、村民の間では使わない。
スパイスを集める関係上、色々な植物についての図鑑的知識が豊富だね。
たいていの敵は最強のハンターのヌコニャが倒してくれるけど、人数が必要な時は、村人総出だね。
村人同士とか、村同士での争いは、村の長老が双方の言い分を聞いて裁決、で良いかな。
産業は、スパイス集めと、洪水農業、そしてヌコニャ様(笑)による狩。
輸出してるのは、主にスパイスだね。
食べ物は、洪水農業の穀物とヌコニャ様によるお肉だけど、スパイスがいっぱい取れるから、スパイスをふんだんに使った料理が発達してそうだね。
お家は、洪水対策のために、木の上に木材や草なんかを使って小屋を作って住んでいる事にしよう!。
虫対策のため、窓にはクモさんの巣を張り巡らしてもらっている、という事で。
家族は・・・どうしようかな。
ちょっと変わった家族にしたい気も・・・
よし、『ヌコニャ婚』にしよう!。
ヌコニャ様が繁殖する時は、村の若い男達が、満月の夜にずらーっと並んで、ヌコニャ様に相手を選んでいただく。
選ばれた男は、ヌコニャ様の巣に行って、エッチして子供が出来たら帰って来る。
で、村の女の人達がが子供を作る時も同じように、13夜の月の夜に男達がずラーっと並んで、子供を作りたい女の人達に選んでもらう。
で、子供が出来たら父親になった男は、その女の人の僕となって、女の人の身の回りの世話から育児まで必死に働き、子供が大きくなって独り立ち出来るようになったら、やっと開放される、と。
うん。女尊男卑な文化の所があっても良いよね。
ヌコニャ様は偉いー>ヌコニャ様は女性ー>だから女性は偉い!、という事で。
この世界の女性は、自由に受胎調節が出来るので、強姦しても子供は生まれないからね。
服装は、暑い場所だし、局部だけ隠せば良いかなぁ。うーん
ジャングルでケガをしないように、肌を隠す、という選択肢もあるけど・・・
動物の肉を食べてるから、毛皮は豊富にあるんだよねぇー。
よし、すね当てと手甲を着けて、すねと肘から先だけ守り、後は局部だけを隠している事にしよう。
男は、タマタマがよく冷えるようにスカート、女性はお腹を冷やさないようにパンツで。
その方が健康に良さそうだし。
他の国の人に会う時は、体に布を巻き付ける服を着る事にしよう。インドのサリーみたいに。
娯楽は・・・ジャングルだと、ヤバげな粉が取れる植物とかも生えてるんだろうけど、そういうのは、ちょっとやめておいて・・・
趣味と実益を兼ねてスパイス探しとか?。
探検遊び&宝探し、ですね。
葉っぱと、それに対応する木の実をあわせるスパイスカルタ遊び(?)とか。
価値観は、
女の人は、偉い!。だから大事にしないと子供を生んでもらえない。
必要なものを必要なだけ集めていれば、ずっと幸せでいられる。
あたりかな?
よし、出来た!!!
このあと、この世界のあちこちに、名前をつけて行きます。
そのあとに、エピローグ的な話を書いて、終わる予定です。