生物相を作ろう!~雄大大陸(仮)編
「降臨っ!」
一通りの生態系の配置が終わったところで、私は創造したばかりの私の世界に降りてみた。
まずは、雄大大陸(仮)の方。
アメリカ大陸をイメージして作った大陸なので、谷の深さが3千mくらいもあるグランドキャニオンとか、ギアナ高地みたいなテーブル高地とかがある。
うん。テーブル高地にはそれぞれの高地ごとに違った美しい花をつける特産種の植物を配置しよう。
危険を冒して険しい壁をよじ登り、世界で唯一の花を探す!。うん、ロマンだね。
グランドキャニオンの方には、谷を飛び越えられる翼を持った牛・・はちょっとイメージが違うかな?。よし、翼のある馬を配置しよう!(うふ、ペガサスみたい。)。
あ、翼と4本の足がある動物かぁ、体の構造どうしよう?
えーい、この世界の大型動物の祖先は、足が元々6本あった、という事で!。
4本足のやつは、真ん中足か前足が退化した、という事にしよう、うん。
翼馬は、基本翼が真ん中足で良いね。
そう言えば、こうもりの翼って、爬虫類のイメージがあるけど、こうもりは哺乳類なんだよね。ドラゴンの羽のイメージなのかな?。
逆に、鳥の祖先は恐竜とかの爬虫類で。
こうもり翼の馬は、なんかちょっと邪悪な感じがあるし、鳥翼の馬にしようかな?。
鳥翼の馬は、そうすると、爬虫類から進化して、途中で鳥と分かれた種になるのかな?。
両方いても良いか。
イルカと魚竜みたいなものですね。
肉食獣は、大鷲?。
空中で仕留めると谷に落ちて上がって来るのが大変だから、あくまでも草原で仕留めようとする、という事にしよう。
これなら、谷を飛び越える=空中に逃れるという説明が付くね。
谷底には、落ちてしまった馬を食べる中型の肉食獣を配置しよう。岩登りも得意なマッチョな猫が良いかな?。でも自力で馬を仕留める力はない、と。
西から海を越えて来た風が吹いて、雄大大陸の高い山=8千m級の雄大山脈(仮)の西側斜面にぶつかって雨を降らし、その雨に削られて西側にグランドキャニオンが出来てる、と。
雨の豊富な高い山だし、山の西側の生物相は豊かそう。
山地だから、草食獣はカモシカとかヤギとかシカが主体だね。
肉食獣は、マッチョ猫の大型種とか、でっかいクマとか。
崖を上り下りできる足腰の強い狼とかも良いかな?
その高い山を越えた東側は、雨が少ない事だし、コケや多肉植物主体の斜面。高山植物の宝庫、というのが良いかな?。
山を降りた東側には広大な砂漠。
ただし、山の近くだけは山からの雪解け水で湧き水があって、豊かな生態系がある、と。
山脈のすぐ麓の大して広くない帯状のオアシスで焼肉定食させるのもなんだし、ここの肉食獣は死肉を片付ける程度の小型のもので。
草食獣は、ちょっとお腹がいっぱいになったらすぐに寝ちゃう上に、食べるのは古くなった葉っぱだけという怠け者の羊にしよう。
これなら、危険な肉食獣が居なくても、植物を食い尽くさないでしょう。
やさしくて、砂漠を渡って来た旅人と一緒に寝てくれるモフモフの毛並みの羊(うふ、気持ち良さそう)。
砂漠は・・・うーん、巨大なサンドワームとか居るとかっこいいよね!。
でも、食べ物をどうしよう?。
・・・・・
よし、日照はあるんだし、砂に見える植物をばら撒こう。
クロレラみたいな固い殻に覆われていて水を逃がさなくて、紅藻類みたいな赤い葉緑体を持っている植物性プランクトン。
その固い殻を消化出来るのはサンドワームだけ。
サンドワームは、普段は、地面近くにいて、このプランクトンを砂と一緒に食べている。
水が不足して来たら、地下深くを流れる地下水を飲みに潜る。だから、水の運び手でもある。
サンドワームのウンチから蒸発した水分をプランクトンが取り込んで、サンドワームに食べられた以上に増えられる、と。
まあ、それだけだと寂しいから、サボテン類とか多肉植物も少し配置して、やっぱりサンドワームのウンチの水分を利用して増える、と。
あとは、オアシス間を移動出来るラクダみたいな動物で良いかな?。
サンドワームは、草食獣だし、基本的に他の生物を積極的に襲うことはないけど、目が見えないから進路上に他の生き物がいてもそのまま食べてしまう、と。
当然、サンドワームを倒すと、たくさんのお肉とお水が得られる、と。
ついでに、とても硬いサンドワームの牙、とかも取れると良いな。
そんなわけで、人間はサンドワームを襲うので、サンドワームの方でも、人間を見つけたら(匂いをかぎつけたら)積極的に攻撃して来る、で良いかな?。
砂漠を越えたら、ゆるやかにステップ気候になって来て、遊牧に適するような広大な草原、で良いかな。遊牧民の部族同士が、良い草原をめぐって争う・・・戦争はダメ!、だから様式化された決闘でカタを付ける、と。
飛び散る汗!、躍動するたくましい筋肉!、打ち合わされる剣!。
うー、かっこいい・・・(じゅるり)。ついでに戦った者同士に、厚い友情が芽生えて、それはいつしか愛となり、熱くからみ合・・・あっ、いけない!。げふんげふん。
こほん。
取り合えず、勝ち負けをつけたんだし、それを示す儀式は必要だよね?。
と、言う事で、動物が優劣を示す行動と言えば、マウンティング!。
うん。男同士が抱き合ってても、これはあくまで儀式だからね。BLじゃないからね?。
という事で。
この辺の動物は、足の速い馬に、固い皮膚を持つ牛に、ラクダ。
肉食獣は、狼と、残飯漁りの小型肉食獣、でいいか。
たまに、ミニサンドワームがこんにちは、と(ふふ)。
ステップ草原の東には3千m級の山脈。砂漠の真ん中当たりで熱くなった空気が上昇するので、この辺の風は東から西、という事にしよう。で、山脈のふもとには比較的豊富な湧き水。
でも、地面は岩場で草が生えにくくて、水もすぐに地下に潜っちゃう、という事で。
これなら遊牧民がこの辺に定住しない理由になるよね。
岩場だから、馬とかを連れて登るのは難しい。これなら、遊牧民が山を越えない理由になるね。
山を越えれば広大な草原、それを越えたら海、と。
この草原には、働き者の大規模農家さんを配置できそうだね。
山の向こうは、農業に適さないから、これも農家さんが山を越えない理由になるね。
この大草原に質実剛健な大きな国を配置出来そう。
この大陸の大都市だね。
でも、鉱物資源とかを配置しちゃうと強くなり過ぎそうだから、その辺は無しで。
そうすると、グランドキャニオンの方には、人は住ませない方が良いかな?。
耕作にも遊牧にも移動にも適さない場所だし。
その代わり、宝石とか黄金とかが取れる事にしよう!。
山を越えて、砂漠を越えて、さらに恐ろしく高い山を越えた先にある黄金境!。
うん、ロマンだね!。
ついでに、特殊鋼の原料になりそうな金属資源も配置してあげようか?。
いや、これは南の大火山の方にしよう!。
砂漠の南にずっと行くと、大火山。赤道直下で良いかな?。
火を司る神使のドラゴンが住まう所。
不毛の熱い大地と、有毒な火山ガス。噴出す溶岩。
そんな地獄の環境の中にある超強力な剣の材料になる鉱石。
そんな環境で、毒に耐えられる植物と、動物。
むしろ、毒を栄養とする生き物?。
その南には地峡をはさんで広大なジャングル!。
うん、アマゾンのイメージだね。こっちの方は、湿地系のジャングルにしよう。
じゃあ、ついでだからこっちにもテーブルマウンテンを配置して、特産種の花はこっちだけにしても、良いかな?。うん、そうしよう。
ここには、色んな病気に効く薬草を配置しよう。
愛する人の病気を治すため、ジャングルに挑む美青年・・・うん、ロマンだね!。
そうしたら、薬草の事を良く知っている原住民も配置しないとね。
ジャングルの危険な野獣と戦う誇り高い戦士にして、深い思索にあふれた謎の種族。うん、ロマンだね!。
と、いうところで。
うーん、ちょっと日常のロマンに欠けるかな?。
長い旅をしない限り、質実剛健に暮らしているだけだもんね、この大陸は。
よし!、魔獣を配置しよう。
うまい具合に北の方はまだ未設定だから、ここに魔獣の王国を作ろう。
とは言っても、戦争になられちゃ困るから、間に5千m級の険しい山を配置して。
いっそ、かつて栄華を誇った古代王国の遺跡でも作っておこうかな?。
魔獣達は、その負の遺産。
山脈に複雑なトンネルがあって、それを越えてたまにやってくる。
うん、ダンジョンだね!。ロマンだね!。
そのせいで、山脈の近くに行くほど魔獣達が多くて草原が開拓出来なくて、開拓村は新しく出来たり、滅んだりを繰り返している、と。
うん、ロマンだね。強い男達の出番があるし、冒険者もいっぱいいそう。
広い大草原の中に開拓された耕地が点在して、村や町となっているイメージ。
それらを束ねて、国が出来ている、と。
勤勉に働けば、耕地が広がり、なまけたり子孫が途絶えると草原に戻っていく感じ。
よし、取り合えず、こっちの大陸はこんなものかな?。