旅立ち
面白くないかもしれませんが、まだ続きます。
よろしくお願いします。
炎の魔法。風の魔法。土の魔法。水の魔法。
この世界は、ありとあらゆるものが魔法で出来ている。
例えば、そこにある家なんかは土の魔法によって扉から屋根までが出来ている。
魔力の元。マナがこの世界には蔓延っている。
光の魔法。闇の魔法を使えるものがいた。
はじまりの洞窟。
「イチリは多分火の魔法の使い手だよ。杖が赤色に光っている。ファイアボールなんかが唱えられるんじゃないかな?」
「そうなの?ちょっと試してみるか。」
「ファイアボール!!」
はじまりの武者がそこに立ちはだかっていた。
はじまりの武者は倒れた。
レベルが10に上がった。
イチリは、火の加護。テレポート、フレイムオーブを覚えた。
イットは、土の加護。マジックドレイン、アースシールドを覚えた。
イチリとイットはビギナーズスタッフとビギナーズローブを手に入れた。
「ビギナーズ装備は、初心者にとっても良い装備だよ。基本パラメータをすごくあげてくれる。
装備は1つ手に入れると皆が装備できるようになる。イチリもイットもビギナーズ装備を装備できるわけだよ。」
「じゃあ帰ろうか。」
オリジンに戻ったイチリとイット。
「よくやったぞ。」
「イチリはこの世界に来るまではどんな生活をしていたんだ???」
「自分は、学校っていう子供が知識を学ぶために通う場所に通っていたんだけど、母さんの死と僕に対する暴力やイジメによって学校に通えなくなっちゃったんだ。それから、家に籠ってずっとアンダーグラウンドをしていた。だから、人と話すのは、ゲームを除いて本当に久しぶりだったんだ。」
「イチリなら元の世界でもうまくやってけそうだけどな。君には人を引き付ける魅力がある。初めて会ってそう感じたよ。」
「俺はいつか無属性魔法を手に入れて、最強の魔法使いになるんだ。あのエグゼを倒して、5大英雄のアダムスみたいに最強の魔法使いのように。」
「イチリのことはもう村の皆に話してある。今夜は、ゆっくりこの村で休むがよい。」
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「すごいなー、イチリは。ここに来て一日ではじまりの試練をクリアするなんて。」
「はじまりの試練?はじまりの洞窟のこと?」
「そうそう、あそこは選ばれた冒険者じゃないと奥へは進めないんだ。俺達があそこにいっても2階層から先に進むことはできないんだよ。」
「そうなんだ。」
「イチリ。きっと魔王を倒してこの世界に平和をもたらそう。」
「イチリとイットよ。魔王の城に挑むには4つの属性の迷宮をクリアしてカギを手に入れることが必要じゃ。次は、ここから一番近い土帝の迷宮に向かうのじゃ。」
「分かりました。きっと悲願を果たしてみせましょう。」
次の日の朝、イチリとイットは土帝の迷宮に向かうのだった。