表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ボーンドレイクとイケてない竜騎士  作者: たまごいため
1/8

プロローグ

「あー、なあ、どう思う?」


「どう、と言われてもね。いつも通り、じゃないかな?」


「だよなー。」


 俺は、前方に現れた巨大なゴミの山を見ている。


「早いとこ終わらせてしまおう。他にも回るところがあるんだからね。」


「そりゃそうなんだが。もう少し、こう分別があってもいいんじゃないかと。」


「まあ、そう言うなって。僕がいれば何とかなる。」


「それもそうか…ありがとな、ルー、エル川はうちの実家にも続いてるんだ。綺麗にしないとな。」


「どういたしまして、カイン。そもそもこれは君が考えた仕事だろ?」


「ま、そうなんだが、俺は事務手続きやってるだけだしな。」


「その事務手続きが僕には出来ないのだから、お互い様だよ。」


 ルーは、グルルルと鳴いた。機嫌が良い時の反応だ。

 俺は今、そのルーの背中から、王都の東地区5番の集積所を眺めてる。ゴミの山、とは言っても、俺の目線の高さよりは大分低い。何しろ、四足でもルーの体高は5メートルはあるのだ。普通に2階建ての家屋の屋根から地面を見ているような気分だ。

 で、何をしてるのかって?そりゃゴミ収集だ。俺は清掃員なのだから。王都初の、いやこの世界初の清掃員、それがこの俺、カイン・スティングレイの仕事だった。


 俺がこの仕事を始めるには、話せば長い訳があるのだ。今でこそこの仕事も随分板についてきたんだが、何分始まった当初は…、ま、その話は今は良いだろ。ともかく「分別されていない」目の前のゴミをどうにかしないとな。



いつも、有難うございます。

何となくびびっと来て始めてしまいました。

お気楽に読んでいただければ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ