街濁りな空
都会の空に紛れ込んでいた
きっとその空に浮き出た色は無透明で
誰も誰も気づかない
紛れ混んだ自分になにも気づかず去っていく
色は昔の君に似ていて
明るい太陽の下はとてもどす黒くて
それでもなお君はそこへ歩く。
追いかけるようにして去った君と、
逃げるようにして追った自分は
きっとまだ街をさまよってる
その絶対領域のなかに毒物混入。
この空と街と君と自分の関係は
全て毒に犯されて
「ー信じるものがあるのなら
ー常に信じられないのなら
ー黙って毒に犯されろ」
曖昧な自分の手はー
未完成な君の手に。
不明瞭なこの空はー
透明なこの街に。
「透き通って濁りのないこと。俺の“透明”はこの手から消えて。
空の水色も灰ろくなった。でもなお、街が毒色なのは、俺が“透 明”を受け入れていないから?
去っていく君を追いかけないのは、全て、
空と街と君と俺の、
ーせいにしとこう。」
それだけの 物語?
「あぁ、それだkkkkkの物ggggーーー」