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結末
卓也はベットの上で、目を大きく剥き、歯を食いしばり、涎と糞尿を垂れ流した無残な姿で発見された。
発見されたのは翌日の夕刻、死亡推定時刻は前夜の2:30であった。
卓也の遺体が早い段階で発見されたのには理由があった。
それは仕事場に出社しなかったため、そして家族の緊急の連絡が取れなかったためである。
というのも同日の深夜3:00、母と洋が別々の場所で何の前触れもなく急逝したのである。
この不審な死の連続は、彼の地元を中心として都市伝説として語り継がれていった。
しかし同日同刻、一人の若者とホームレスが死亡したという事実、それを卓也の死に結びつける者はいなかった。




