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28話 焦りと過ち

突然、後ろの方に気配がしたかと思うと、魔物が、こちらに飛びかかってきた。


「はあっ!」


俺は素早く後ろを向き、魔法を放った。


そして、魔法は魔物に直撃し、魔物は、塵となって消えた。


「シオ!大丈夫?」


サフィーが俺に声をかけた。


「これくらいなら大丈夫。気配を感じ取るのは、得意だから。」


「そっか。なら良かった!魔物の数、少ないとは言ってたけど、気をつけなきゃだね。」


「……ちょっと、それが本当か、怪しくなってきたけどね。」


そう言って、俺は、周囲を見回した。


すると、影から、多くの魔物が飛び出してきた。


「え……少なくないじゃん!情報間違ってるよ!」


うん、それはそうだけど。まず、気にするところがそこなのか。サフィーらしいけど。


「まあ、とりあえず、片付けようか。彩風(さいふう)


風が葉のように変化し、魔物たちにぶつかる。


これで、どのくらい倒せるかな。


耐久性がどれくらい高いか、わからないから、とりあえずぐらいで打ってみたけど。


「え、これって。」


「ほとんど残ってるね。そんなに弱い敵ではないみたい。」


サフィーのつぶやきに応え、再び魔法を放つ。


炎狐(えんこ)


炎でできた狐たちが、魔物たちに襲いかかっていく。


「サフィー、うまく魔物を近づけさせないようにするから、遠距離攻撃、お願いできる?」


「うん、まかせて!」


サフィーが、俺の言葉に、笑顔で頷き、魔法を放つ。


水明(アクアブライト)


弾け飛んだ水が、光を放つ。


これは……水と光の混合魔法?

かなり慣れてそうだし、よく使ってるのかな。


でも、この様子なら、思っていたより、敵を倒すことに集中できるかもしれない。


「とりあえず、周辺の敵、倒してくるから、少しの間、一人で戦える?見える範囲にはいるから、自己防衛できれば、大丈夫だと思うけど。」


「うん、だいじょーぶ!シアと会ってない間も、ちゃんと魔法の特訓してたんだからね!」


サフィーがにっこりと笑って、そう言うのを見ると、俺は頷いて、魔物の方に向き直る。


双剣-嵐(そうけん らん)


風をまとった二つの刀を出現させる。


そして、刀を大きく振り、斬撃をくり出す。


この刀は、コントロールが可能な斬撃を放つことができ、刀としての役割も果たしてくれるため、俺的には使いやすくて、気に入っている武器の一つである。


そして、斬撃を打って、その間に近づいて、魔物を斬るっていう動作を繰り返して、魔物の数がかなり減った。


でも、それに集中しすぎたのが、ダメだったんだと思う。


サフィーの方の、強い気配には、気づいていた。でも、間に合うと思ってしまっていた。だから、先に目の前の魔物を、倒すことに集中した。


ただ、俺が気づけていなかったのが、サフィーのこと。


いくら一人で魔物に立ち向かう勇気があるとしても、それに見合う身体能力がある訳ではないのだと。


「サフィー!!」


間に合わない……


いや、やってみるしかない。

後悔する前に、行動しろ!


サフィーの所まで、最速で届く魔法を!


夜蝶(やちょう)!」


……違う、この魔法は、ダメだ!


そう気づいた瞬間には、魔法は、サフィーと魔物の方へ放たれていた。


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