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魔女っ子アンは大魔法使い  作者: ろくちゃん。
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商隊が来る!その2

予約投稿を覚えたいと思います。

頑張るぞ。

 かぁの不確かな、何時だったか定かでない記憶をもとに、アンは思考を巡らせる。

「う~~~ん、東の国の主食ってお米だったわよね。それもモチモチして美味しい種類の。なんだっけ、おむすびだっけ?塊にして携帯にもするのよね?」

アンがかぁに確認する。

「よく知ってるね、そう、お米は炊くとご飯になって、食べられるようになるけど、その前はお米の状態で乾燥してあるので持ち運びにも便利だし、各国に輸出もしているはずかぁ。ちなみに、おむすびは国民食で知らない人はいないお米の食べ方で、中にオカカとかウメボシとかそれぞれ好きな具を入れるのさ。僕が生まれた頃から見るとだ~~~いぶ進化した感じになっちゃってるけど、基本的な姿はまぁ、一緒かぁ。」

「うにゃん、オカカ、、、なんだか美味しそうな話だにゃあ。いつか皆で東の国に行ってみたいにゃ!」


 かぁは、アンとむぅから比べると比較にならないほど長く生きている神話級の生き物だ。

こういう時にぐぬぬ、と、記憶を呼び覚まし皆に情報を与えてくれる貴重な賢者なのである。


「そうなのね、そのお米が不作となれば、替わりの主食を買い付けに来た可能性もあるわね。う~~ん、来年の生産の時に使える植物活性魔法薬のようなものでも用意しておこうかしら。寒暖差関係なく、植物が元気に育つように使える肥料のようなものにしておけば良いわよね。」

「そうだにゃ、何年か前に西の国で小麦が全滅しちゃったときに作ったあれがいいにゃ!」

「むぅ、よく覚えていたわね!!そんなことあったわね~~~~。早速レシピをさがしてくるわ。」


 アンとむぅとかぁは、こんな感じでお互いの記憶を補い合い、日々暮らしている。

今回の東からの商隊の到着に向け、それぞれができることを分担し、魔法薬作りに取りかかるのであった。


「え~~~~と。かぁが言うには、田んぼというお水を張った畑でお米を育てるということだから、広さに合わせて、数滴落とせば良いようにしてと。。。こんなもんでオッケーかな。」


 アンとむぅとかぁは、その日1日かけてとりあえずの試作品を拵えたのである。


「そろそろ通知板に連絡が来ているかもしれないわね。明日の朝にでもハコビ処に行ってみましょう。」

「だにゃ」「了かぁ~い」

3人(これ以降、便宜上アン、むぅ、かぁのトリオを3人と呼ぶこととします。)は、今日も一日頑張ったとそれぞれを労いながら夕飯の支度に取りかかるのであった。


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