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【小説の書き方】愛楽優人の小説講座  作者: 愛楽優人(創作研究所)
ストーリーの考え方
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■「語感」について

「語感」とは、その文字から受ける印象の事です。


小説では、文字から受ける印象をうまく使って、より多くの情報を読者に伝える事ができます。


文字を読む時や書く時に、語感を意識してみましょう。



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■漢字の開き閉じ


「漢字の開き閉じ」とは、「漢字」にするか「ひらがな」にするかという事です。


漢字で書ける言葉を、ひらがなで書く事を「開く」と言い、漢字で書く事を「閉じる」と言います。


漢字にできる文字を全て漢字にしてしまうと、漢字だらけになり読みづらくなってしまいます。


また、漢字の多い文章は印象が硬くなってしまいます。


作品の雰囲気やシーン、セリフならしゃべっている人物の印象も考えて、

漢字にする割合やどれを漢字にするかを考えましょう。


「ボクは恐る恐る中を覗いた」 → 「ボクはおそるおそる中をのぞいた」

ひらがなで書いた方が柔らかい印象になります。


「助けてくれて有難う」 → 「助けてくれてありがとう」

日常的にひらがなでよく見ている文字は、ひらがなのままの方が読みやすくなります。



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■「音による語感」について


音によって、丸い印象を与えたり、鋭い印象を与えます。



○丸い印象を与えやすい音

母音が「あ・う・お」の音。

伸ばしのある音。



○鋭い印象を与えやすい音

母音が「い・え」の音。

小さい「っ」の入る音。



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■「表記による語感」について


表記によって、柔らかい印象を与えたり、硬い印象を与えます。

「ひらがな」は柔らかく、「カタカナ」や「漢字」は硬い印象を与えます。



○ひらがな 「ありがとう」 (柔らかい印象)


○カタカナ 「アリガトウ」 (硬く、カタコトな印象)


○漢字 「有難う」 (硬く、かしこまった印象)



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