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【小説の書き方】愛楽優人の小説講座  作者: 愛楽優人(創作研究所)
ストーリーの考え方
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■「説明・設定」は読みやすくなるように工夫する

説明や設定は、何の工夫もせずに書いてしまうと、読者は大量の文字を淡々と読む事になり、苦に感じてしまいます。


小説を読んでいるというより、辞書や教科書を読んでいるような気分になります。


説明や設定など、読者が読みづらいものも、工夫をする事で読みやすくする事ができます。



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■説明は会話文にする


何かを説明する時に、その件に詳しい人物を登場させます。


その人物が、知らない人に解説をする事で、会話を使って説明する事ができます。


この知らない人は、読者がわからない事や聞きたい事を「これはどういう意味なんですか?」と代弁してくれます。



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■設定は実体験で見せる


「この世界がどういう世界で、魔法が使えて、魔法使い同士は争いあっている」という事を地の文で説明してしまうと、単調でどうしてもチープな印象になってしまいます。


設定は、イベントという形で実体験してもらうと、読みやすくなり、イメージもしやすくなります。


文章を使った「百聞は一見にしかず」のような形です。



例えば、主人公が旅をしている場合、長い説明を抜きにして、今、主人公が見ている世界を表現します。

(主人公を通すと全ては「体験」となり、イメージしやすくなります。)


急に魔法による攻撃を受け、それを主人公は魔法によるバリアで防ぎます。

(こうする事で、設定を説明する事なく「主人公も敵も魔法が使える」という事が読者に伝わります。)


敵との会話の中に、「魔法使い同士が争っている事」を感じさせるセリフを入れておきます。


その後、敵を圧倒的な力で倒すと、主人公の強さを読者に伝える事もできます。




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■様々な情報源を使う


事件などが起こった場合、「お前知ってるか? 昨日の○○事件の事」と友人などが教えてくれるやり方もありますが、毎回このパターンだと不自然になってしまいます。


その世界観にあった情報源を使う事により、設定や説明の表現の仕方に多様性を出す事ができます。



○TVのニュース、新聞、ラジオ、張り紙、手紙。


○SNS、掲示板、チャット、メール。


○逃げ惑う人の叫び、野次馬のセリフ。



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