プロローグ
異世界から侵攻されるのではなく、地球から異世界に侵攻するのだ!
地球人類は長年にわたって戦争を繰り広げてきた…
2060年代世界で再び核戦争の危機が訪れたことを世界は核をより一層危険視した。
2062年 国際連合は常任理事国の拒否権を全会一致で廃止した。
2063年 8月に開催された国連総会で『国際連邦案』が提案され11月の国連総会で採択された。施行日時は2086年に決定された。
2084年 国際連合は28日の発表で、現時点で加盟していな国や地域に対しても『国際連邦』の一部になるために加盟するよう要請。
2085年 この日全世界に大激震が走った。ロシア連邦で軍事クーデターが発生した。それに応えるように世界の複数ヶ国でクーデターが起きた。この原因としては1年後には国が事実上解体される事への反抗と阻止であることがクーデターを起こした各国の司令官によって発表されており、世界各国はこれらの国への対応を迫られている。
2085年 クーデターから4カ月が過ぎようとしている。しかし、依然としてこれらの対応は定まっていない、アメリカ合衆国大統領であるウェイン・B・ロレス大統領は演説で『彼らへの猶予を与えるべきである。今世界がすることは争いでは無く一致団結することである。』と話しており他国との融和を訴えた。
2086年 いよいよ明日は世界中の国家が事実上解体される日であり国際連邦が誕生する日でもあ。そんな今日、ロシア連邦やその関係国からニューヨークにある国際連邦外務省を通じて『われわれは明日の国際連邦の一部になることをこの場で同意する。そして、今夜その解体と誕生を祝して平和ロケットを打ち上げたいと思う。』と通達があった、この通達は臨時速報として世界中に報道された。世界はこの発表に安堵しロシア連邦の平和ロケットを観測することにした。
そして夜、世界中が見守る中、ロシア連邦から平和ロケットが80発が宇宙にむけて発射された。それらは、宇宙空間に向かった…
は ず だ っ た
80発もの平和ロケットは各目標に向けて再び大気圏へと再突入した。
各国はロシア連邦にはめられたと悟りすぐさまミサイル防衛システムで迎撃を試みたが既に手遅れであった。
ロサンゼルス…シカゴ…サンフランシスコ…ニューヨーク…ワシントンD・C…アトランタ…ニューメキシコ…ボストン…オタワ…バンクーバー…北京…天津…重慶…南京…深圳…デリー…パリ…ローマ…ロンドン…ワルシャワ…などなど他にも58の主要都市が核攻撃を受けて…その日の内に壊滅状態に陥った。
しかし、この中に日本の都市は何処にも入っていなかった。というのも日本は事前にロシア側から通告を受けていたのだ…その時に日本は『我が国の国民と都市を攻撃しなければ…我々は一切の反撃をしないことを約束する』とロシア側にそう言い放ったのだった。
そもそも何故日本が…?と思う人もいると思うがこの時代の日本はアメリカとの安全保障条約はあるものの、後数ヶ月後に国が国際連邦に変わることから…その全ての在日米軍が日本から撤退していたというのが一番の理由であった。
この後すぐにロシア連邦とその関係国からこのような発表があった。
『我々「ロシア・東側諸国連合」はただ今をもって世界…国際連邦に対して
宣 戦 布 告
を宣言する!』
世界は統一では無く……核による戦争に発展してしまった。
こんな事態に…特に被害を被ったアメリカは怒った
ア メ リ カ は 怒 っ た…
ア メ リ カ は 怒 っ た
激怒したアメリカはロシアの核攻撃に対して『リメンバー・ワールド』の号令を元に世界の一致団結を促した。
急遽編成された国連軍はロシア・東側諸国連合に対して報復攻撃として核を各都市に向け発射し、着弾した…
今ここに、物語が始まったのだった。
これから、始める戦争が『核戦争』であったとしても、世界は周り続けることだろう。
国連軍は歴史上最大かつ最強の組織です。