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ある所に喧嘩の絶えないけど、とても仲良しのカップルがいました。2人は毎日必ず1回は喧嘩をするほど喧嘩は絶えることはありません。その度に仲良しの友人達に助けられ仲直りして、また喧嘩してそんな繰り返しばかり。なのに別れず続くのはわけがありました。
今日も仲良く登校してきた、仲良しカップルの藤崎瑞輝と、水咲凛花いつも通り仲良く手を繋いで、そこまではとても仲良しカップル。
「瑞輝くん、おはよう〜♡」
「おはよう〜♡...今日も可愛いね〜♡」
「...ありがとう♡瑞輝くん、すきだな。」
「俺も好きだよー」
毎日女の子からの話しかけが絶えない。それに一々毎回返答するし、女の子達を喜ばせるような言動を繰り返す。そうしたことが喧嘩に繋がる……、、
「...瑞輝のバカ!いつもいつも言っているのに!もう知らない!バカバカバカぁ!」
「あ、!凛花!ちょっ...!」
と分かっているのに、彼の方は同じことを繰り返してしまう。わかっているのに繰り返す結果、彼女の方を怒らせてしまう。
「...ちょっと待て、凛花!」
「何よ!離して!バカー!」
「...うるせーよ。話聞けバカ。」
引き止めて口を塞ぐ。聞こうともせず逃げる、彼女を動きを止める方法だと彼は知っているから。
「...ったく、バカバカうるせーよ。悪かったって。」
「...バカ瑞輝。悪かったって思うなら態度で示せバーカ!」
「...バカバカうるせぇつうの!黙れ、、」
少しイラッと来ると口を塞ぐほどのキスしてまでも、言わせないようにする、そんな強引なところがある、彼。
「...嫌だ!瑞輝のそういうとこ嫌い!ばーか!」
「...んだと?何回バカ言うんだ。言い過ぎだっつてんだよ!おれもそういうとこ嫌いだばーか!」
お互いにバカと最後にいいあって「フンっ!」と顔を完全に逸らし、別々に歩きはじめる一部始終を見ていた彼らの友人達はため息混じりに頭をかかえると、それぞれの友人の元へいった。
「...おはよう。またケンカ?あんたらもよくやるねぇ朝から。」
「...おはよう。だって!こいつが悪い!」
互いの友人に同じことを言われ、別々に歩いていた2人は互いに相手のことを指さし、罪を擦り付け合う。これには友人達は二度目のため息。
「...あのねぇ、今日の...毎回そうだけど原因は瑞輝お前だぞ。」
毎度の喧嘩の原因はあるのが瑞輝だと知る、友人で仲の良い、田辺涼太は瑞輝へ釘を指すように念を押して言う。
「凛花あんたもよ、あんだけバカ連発したらこうなることくらい毎度のことなんだから分かるでしょ。」
続いて凜花の1番の友人、松島結望ことゆみちゃんがいい、同じく仲の良い松本鈴音ことすずちゃんが頷く。
「...でも!こいつが!」
毎度喧嘩の原因を作るのは、もう分かるとは思うが瑞輝の方で、それをわかっていながらしてしまう。それを認めたくないので余計拗らすし、謝りたくもなく、喧嘩にしてしまうのだ。
「瑞輝、お前が先に謝るんだ。お前の行動が原因だ。お前だって分かってんだろ。水咲がバカって言う理由も。言うことも。」
「...余計なお世話...凛花...ごめん。」
「...バカ瑞輝、...私もごめん。」
「...うん。」
仲直りの証に毎度キスを友人が見ていようとその他ギャラリーがいようと関係なしにする。こうして友人の手によって毎度仲直りしてまた仲良しに戻る。それほど本当は仲良し。喧嘩するほど仲がいい。その言葉が合うほど仲の良い2人なのだ。
「...よし、今日も仲良く過ごそうね?もう喧嘩はしないの。」
「そうそう。瑞輝お前も喧嘩の原因になるような行動はしない。」
「...はーい。」
友人達はは2人に口を揃えて毎回喧嘩の度に2人へ言い聞かせている。けれど起きる喧嘩。どうすることも出来ないが毎度止めることと仲裁
ちゅうさい
するのが友人達の役目かしている。毎度仲裁に入るたんびに1つため息をつくことで何度幸せが逃げていくのであろうことか。
約束させたあの喧嘩から1日たった次の日、また言い争いの喧嘩。一応喧嘩するが手を出し合う事はした事はない。
「瑞輝のバカ!毎日言ってるのに!女の子口説くの辞めてって!」
「...仕方ねぇだろ。つーか口説いてはねぇよ。」
「ばァーか!あんたが口説いてるつもりなくてもあれで女の子は口説かれてるって思うんだよ!アホ!」
「...バカの次はアホかよ。ふざけんな、悪いかよ?女の子と仲良くするの。」
最終的にいつもそうだが開き直るような発言をして余計彼女を怒らすのだ。こうして今日も喧嘩を拗らせ、互いに怒って口を聞かなくなった。友人達は2人の異変にはすぐ気がつく。明らかに話さないこの状況はまた喧嘩している。そう感じた凜花の友人、ゆみちゃんとすずちゃんは仲直りするように説得を試みた。
「凛花...あんたらまた喧嘩したでしょ。」
「...ゆみちゃん...だって悪いのは瑞輝だもん!」
「大方またアイツの行動だろうけど...本当あんなの別れちゃえやいいのに。」
凜花の友人としては浮気のようなことを普通にやっちゃうようなあいつとは別れて欲しいそんな気持ち。けど2人が本当に思いあっていることは知っているから、別れればいいなんて言ったって本当はまた元に戻って欲しいから言うのだ。
「嫌だ!瑞輝とは別れたくない!」
「...だったら答えは見えてるんじゃん。さっさと仲直りしなさい。」
そんなすぐ喧嘩するくらいなら別れればいいのにと思っても見ないことを提案
「そうよ、涼太、 藤崎どこいったか知らない?」
近くにいた瑞輝の友人の涼太に瑞輝の所在を確認するととんでもない答えが帰ってきた。
「...悪い...水咲。止めたんだけどあいつ女の子とどっか行った。どこ行ったか分かるか?颯。」
「...あぁ。悪い、水咲。あいつは屋上だと思う。あそこは人来ないから。」
場所までは涼太は知らなかったが、これまた近くにいた瑞輝の友人の遠野颯によって場所まで詳しくわかる。確かにあそこは人来ないからコソコソするのはもってこいの場所だ。場所を聞いた凛花は顔は怖く険しい顔で、屋上に向かった。すると友人達のご想像通りの心配ごとが起こっていた。聞こえる怪しい声。明らかな浮気行為...。ブチっと頭の奥で何か切れたそんな感じがした。怒るよりも先に手を出していた。入口の方に丁度背を向けている背後から拳で、瑞輝の頭をたんこぶでも出来るのではないかと言うくらい思いっきり殴った。地面に顔から倒れ込む、瑞輝。
「...瑞輝...浮気?ふざけんな!ばーか!」
瑞輝に向かって女の子には見向きもせず見下ろすように低音声で言い放つと、
「何よ!邪魔しないでよいい所だったのに!それに別れた彼女がなんなのよ!」
一緒にいた女の子が何を勘違いしているのか、瑞輝が喋る前に、口を開き訳がわからないことを言う。
「...はぁ?!別れてないから!いい所って何よ!?人の彼に手を出さないで!」
「...イッタ―...凛花てめぇ。よくも思いっきり殴りやがったな。」
「...殴られるような最低な行為してんのは誰よ!」
殴られた頭を押さえながら起き上がった瑞輝は凛花の顔は見ずに口だけで言い返した。
「...何よ!瑞輝くんは別れたって言ったわ!だからあんたは関係ないのよ!」
女の子の言動で凛花は鋭い目付きで瑞輝を睨みつける。この顔はさすがに怖い。この怖さは、瑞輝が最も恐る1番の怖い凛花。流石の瑞輝も目の前の訳分からないことを抜かす女の子に弁解した。
「.........ちょっと待てよ、さっきから聞いていれば、俺がいつ凛花と別れたなんて言ったんだ。言ってねぇよんなこと。」
「...え?言ったじゃない、別れたって」
「......はぁ、別れたって思うくらい酷いことしたからなとは言ったけど、喧嘩しただけで別れてねぇ。」
勘違いしている瑞輝の目の前にいるこの女、どう聞いたらそんな間違えするのか。
「...瑞輝くんのバカ。お前だけだって言ってくれたじゃない!」
「...言ったかもしれねえけど、何度喧嘩したって俺の1番は凛花だから。お前じゃない。」
真っ赤にして立ち去っていく、勘違い女。そしてその女のことは見向きもせず、2人は睨み合いの状態・・・いや、凛花が睨みそれに目を取られ焦っている状態の瑞輝。喧嘩は現時点でも続いた状態なのだ。
「...それで?あの子と何してたのよ」
「.........浮気?」
「なんで疑問系なの?明らかに浮気でしょ?私と喧嘩したからって浮気は無いんじゃない?別れたわけでもないのに酷いよ。瑞輝は私の事嫌いなの?...私とはその...したくないの?」
凛花は怒っていたはずが、大好きな彼に浮気されていたことにだんだん悲しくなってきていつの間にか涙ながらに話をしていた。もちろん同じく大好きな彼女をここまで追いつめ泣かせてしまった自分が酷いことをしてしまったと反省しなければならない。
「...ごめん、凛花。違うから。そんなことないから。泣かないでくれ。いつも俺が原因なんだ俺のせいなんだ。ごめん。」
「...わかってるなら...しないでよ...私だけの...瑞輝でいて欲しいのに...。そんなに...浮気したいなら...私も浮気してやる...。」
「...それはダメ。俺だけの凛花でいてもらわないと困る。俺のそばにいて欲しい。俺以外の奴と浮気とか絶対許さない。」
「...だったら!私だって一緒だもん!私以外の人と浮気なんて許さないよ!今回のことは今後一切浮気はしないと誓わないと許さない!もう絶交だから!」
泣きながら怒り、訴える凛花に瑞輝は聞くことしか出来ない。けど絶対とは言えない。
「...わかった。直ぐには絶対と言えないけど必ず誓うから。」
「...今すぐ誓わないと許さない。」
「...っ...わかった、誓うから、許してくれ。」
「...絶対だからね。」
仲直りした後は恒例にキスをして愛を確かめ合う。と、ふと凛花かは瑞輝に問う。
「...瑞輝、欲求不満なの?」
「.........かもな...。お前とは口を開けば喧嘩ばかりでしばらくしてないからな?」
「............してもいいよ。瑞輝が浮気しなければ。」
「...約束する。」
約束を守ると誓って、直ぐに求める久々のキス以外に愛を確かめ合う。その感覚は久しぶりすぎて余計にお互いに高め合うだけ。時間も忘れ、お互いの愛を求め合うその感覚は他の人では埋められない幸福感。
「...っ...ヤバい...幸せすぎて。」
この幸福を他の人で埋めたくもない。こいつだからいい。こいつだから埋めてやりたいとも思うし、埋めて欲しいとも思う。その気持ちがより強く感じるとさらに高められる愛を2人は互いに感じあった。そんな2人のことは誰も居ないことに指摘もせず、授業が進められていた。
「...もう授業始まってんな。どーする?」
「.........もうちょっと瑞輝と居たい。」
「うん。じゃあ今の時間はサボって次の時間には戻るぞ。」
2人はお互いの久々の喧嘩でない本当の愛を温もりを授業が終わるまで身体で感じあった。
「...欲求不満...まだするの...っ...?」
「...俺は、凛花の愛で生きてるの。愛を俺がいいって言うまでくれないとまた浮気するぞ。」
「...バカぁー...っ...」
授業をサボると決めた2人は喧嘩しまくってる分、反動で今が互いのことを1番愛せる時。そういう時に愛を感じないとお互いに愛を確かめられない。
授業の終わりを告げるチャイムがなったが、戻る気にはない瑞輝からのキス攻撃がしばらくあったかと思うと、もう1ラウンド開始...かと思ったら自分たちが影に覆われる。ゆっくり顔をあげるとそこには友人達が揃って立っていた。
「...瑞輝っ...ストップ...!」
「......何しに来た。」
「...お前達を呼びに来た。...授業サボってずっと何してんだよ」
友人達に見つかってしまった。友人、涼太が目の前で瑞輝に向かって話しかけてきた。その後ろからゆみちゃんも続いて話してくる。
「...ほーんと、仲良いんだか悪いんだか。」
瑞輝は邪魔されて不機嫌なようだが、凛花からしてみれば、助かった。これ以上に襲われたら身体がもたなくなりそうなくらい求められていたためだ。友人達が来るまでに、授業サボって何ラウンド求められたことか。まぁ、不機嫌な瑞輝には悪いけど助かった。瑞輝は涼太や颯にくってかかっていて、凛花の乱れた制服を整えてくれるすずちゃん。
「...あんたも大変ね。よく、こーんなことしてくるは浮気するやつに付き合ってるね。」
「...止めに来てくれて良かったよ。それでも好きだから。どんなに酷くても瑞輝が私の事好きでいてくれてることはしってるもん。」
どんなに浮気未遂されたって、女の子にモテることをいいことにいい顔して口説くようなこと言ったとかでどんなに喧嘩したって、それでも好きだから仲直りすればやっぱり大好きな彼は戻って来てくれるのが嬉しくて、今だってこうしてやられたけど別れるなんて思わない。また喧嘩するだろうけど...。
「...一途だなぁー。」
そのふと言った言葉は言い争いしていた男どもも同じことをちょうど言っていた。
「...こんな想いあってるのに、喧嘩ばかりする2人な。」
「...ほんとだよな。普通こんな毎日喧嘩してたら速攻別れてそうなカップルだよな。」
「...ほーんと、そう思う。私だったらこんな喧嘩するくらいだったら別れるなぁ。」
はたから見たら喧嘩したって聞いたら...それに毎日喧嘩していたら今度こそ別れたのではないかと疑い、近寄ってくる...人はいるかもしれない。
「...んな、喧嘩ばっかしてるから、瑞輝は女にたかられるんだろうけどな。」
「それね、今度こそ別れたかな?みたいな?瑞輝は一途なのが、もったえねぇくらいモテるしな、、」
「...そうそう。まぁそれがあざとなり喧嘩ばかりするけどな?どうして本当に別れないのかが気になるよな。」
特に2人の場合は瑞輝の方に女の子がよってくるようだけど、その人の相手してしまったり、瑞輝にはそういう癖が悪い所がきっと良くないが、でも、告白されたら必ず断ることはどうもしているらしい。しかし、ちょっとした些細な喧嘩ばかりする2人はなかなか求めあったりすることが少ない上、瑞輝は浮気をするといった行動があり、喧嘩になることが多くなる。
「...でも、俺達には愛がある。」
と、瑞輝は言い張って...いや、実際にそこらのカップルよりも愛に溢れているだろう。
この求めあった日からしばらくは喧嘩が毎日のように頻繁には無くなり落ち着いた平和な日常を送っていた。