§200 ファースト "indirect" コンタクト
え? 更新時間が違う?
まあ、今日くらいはね。詳細は後書きをどうぞ。
「課長!」
先日まで、大学受験対策にセーフエリア問題が重なって半分ゾンビになっていた坂井が、そこから大分復活した様子で弾んだ声を斎賀にかけた。
斎賀はその様子を見て、もうすぐ転移石プロジェクトに巻き込まれてまたゾンビ化する彼を想像すると、まあ、時期課長はきっとお前だから許せと、心の中で手を合わせた。
「ん? どうした」
「33層が見つかったそうです!」
その報告に、ダンジョン管理課内がどよめいた。
最深部の更新が滞った時期は今までにもあったが、フロアマップが作られた後、探し続けているのにも関わらず1か月以上それが見つからなかったのは初めての出来事だったのだ。
もしかしたら代々木は全32層なのではないかという憶測がまことしやかに語られて、じゃあボスはどこにいるんだという意見に、セーフエリアがある特別なフロアだからボスはいないのではないかと言う話まで飛び出していた。
「発見者は?」
「チームIが――」
坂井はそこで少し躊躇するように言いよどみ、報告をメモした紙に目をやった。
「なんだ?」
「――チームIが、その、なんといいますか……オレンジ色の小鳥に導かれて入り口を見つけたそうです」
オレンジ色の小鳥だと? 斎賀は、坂井が言葉に詰まった訳を理解した。
モンスターじゃない小鳥が、ダンジョン内にいるなんて話は、いままでなかったからだ。
「モンスターじゃない、小鳥がダンジョン内で見つかった事例は――」
「ありません」
「うーん……」
しかし、21層では、スチールヘッドだと思われる魚が見つかっている。だから、モンスターじゃない動物が、ダンジョン内にいてもおかしくはないが……
斎賀は、オレンジ色の小鳥に心当たりがあったのだ。
「……まあ、よかったな」
「そうですね!」
そう言って、自分の席へと戻る坂井を目で追いかけながら、斎賀は自分のPCを操作して、入ダンリストを呼び出した。
「だろうな」
そこで、Dパワーズの連中が何日か前に入ダンしていることを確認して呟くと、携帯を取り出して、美晴の番号をタップした。
以前、Dパワーズの事務所に住み着いたコマツグミの話を聞いたからだ。
「はい、鳴瀬です」
「あ、斎賀だ。今、大丈夫か?」
「課長? はい、大丈夫ですが。どうしました?」
「いや、今Dパワーズの連中が入ダンしてるだろ?」
「はい」
「それでな、以前聞いたコマツグミって、今、連中の事務所に居るのか?」
「え? いえ、確か今回は一緒に連れて行ったみたいですよ」
「小鳥をか?」
「ええまあ。って、そう言われると変な感じですよね。それが何か?」
「いや、邪魔して悪かったな。で、お前は、何をやってるんだ?」
「――あー、例の彼女の……話し相手ですかね? これって業務……ですよね?」
例の彼女が、ダンツクちゃんのことなら、それは立派なダンジョン管理課の業務と言えるだろう。
しかも――
「世界の命運がかかってるんじゃ仕方がないよな」
「かちょお~」
「詳細は、後でちゃんと報告しろよ」
「分かりました」
電話を切った斎賀は、やっぱり連中の差し金だったかと、携帯をポケットにしまった。
しかし、連中が直接見つければいいだろうに、なぜわざわざチームIに花を持たせたのだろう。
「課長!」
再び坂井が、斎賀の部屋の入り口をノックして顔をのぞき込ませた。
「なんだ? まだ何かあるのか?」
「い、いえ、今しがた下の連中から連絡があったんですけど……」
「なんて?」
「DADの区画に、いきなり基地ができたそうです」
「基地?」
「はぁ、それが5000kVA級のガスタービン発電機まで備わっているそうで、燃料を何とかしてくれるなら、しばらくは配電しても良いとか……」
「突然か?」
「先日までは何もなかったそうです」
おそらく、先月真壁常務が仰っていた、横田のアレだろう。
そりゃ、犯人は連中しかいないな。丁度インしているようだし。
「さすがに、先を越されたか」
うちもコンテナの準備は進めているが、いかんせん支払いがなぁ。
一月ほど前に鳴瀬から聞いた話じゃ、アメリカの大使が直接ワインを届けに来たそうだ。なんでもハンドラー大統領の私物で、マニアックなボトルだったらしい。
「JDAにそんな趣味の人がいたかな」
「は?」
「いや、なんでもない。電力を借りたいのはやまやまだが、燃料ってなんだ? 流石に液化天然ガスは無理だろう?」
「今どきのガスタービン発電機なら、A重油や灯油、後は軽油でしょうか」
「どれも重いな」
「そりゃまあ、液体ですからねぇ」
燃料専用のポーターが必要だが、体積はどうにもならん。大キャラバンが――
「いや、待てよ……」
「え?」
「あ、ああ、すまん。なんでもない。燃料はどうにかできるかもしれないから、配電の話、進めておいてくれるか」
「え? ええまあ、それは構いませんが……」
坂井は、どうするつもりなのだろうと、首をかしげながら斎賀の部屋を後にした。
◇◇◇◇◇◇◇◇
その日、俺たちの許へと戻ってきたロザリオに、33層のへの扉を見つけたことを聞いた俺たちは、これ以上ここに留まることもないかと、転移石で1層へと戻った。
「今更ですけど、これって楽ですね」
「まったくだ。これに慣れたら、歩いて帰るなんて絶対無理だよな。ダメな人間になりそうだ」
「それは、大丈夫ですよ!」
「え? やっぱり、俺って自制できてるから?」
「もう手遅れですから」
「いや、何言っちゃってんの、キミ」
ロザリオを待っている間に、向こうへの転移石も大量に作れたし、これを引き渡せばJDAでの公開もすぐだろう。
その時世界にどんなインパクトを与えるのか、怖いような、楽しみなような……
「転移石の数は揃ったが、代わりに魔結晶の在庫はやや心もとなくなってきたな」
「ちゃんと用意しておかないとアルスルズが拗ねますからね」
「また10層でスケルトン狩りかなぁ……」
「そうだ、あの墳墓っぽいところも調べてみないと」
ああ、あの無駄にアンデッドが詰まっていた谷間か。
「しかし、転移石事業が始まるんなら、魔結晶の取得は他の探索者に任せたいところだよな」
「転移石の製法に魔結晶が必要だってばれますよ?」
「製法か……」
今のところは、素材は全部手持ちのものだから、はっきり言って丸儲けだが、今後は経済を回す観点からも、いずれは市場から材料を調達するべきだろう。
「ついでに祈りの技術が確立すれば、すべてが俺の手を離れて万々歳なんだけどな」
「祈りの技術は、確立したら確立したで、また別の問題が出てきますからねぇ……」
「うっ、まあな」
ダンジョンの中とは言え、誰でもどこにでも転移できるようになる時代か――そうしていずれは、自由にものが作り出せるかもしれない時代。
そう言うことが想定されていない従来のルールでは、上手く管理できなくなることは確実だ。
「ルール作りは、俺達じゃどうにもならないからな」
「だけど、信じがたい未来を提示したとき、それを信じてルールを先に作ろうなんて人は、ほとんどいませんよ」
そうしてリアルに実行して見せると、先に実用化したがるわけだ。
「まあ、携帯なんかは、とりあえずやってみて、ルールは後付けで作って行ったところもあるじゃないか。あれと同じで最終的には上手くいくようになるさ」
「人類に与えるインパクトの大きさが、ちょっと違う気もしますが……まあ、人間はバカじゃないって信じましょう!」
「投げたな」
「ヒドっ! それは先輩じゃないですか」
だが実際俺たちに法律やルールが作れるはずがない。仮に作ったところで誰が言うことを聞くと言うのか。
「餅は餅屋だよ」
「適当にかっこいいことを言ってもダメですー」
そう言って、笑いながら三好が事務所のドアを開けた。
「あ、お帰りなさい」
モニターの前で難しい顔をして腕を組んでいた鳴瀬さんが、ドアの開く音を聞きつけたのか、立ち上がって出迎えてくれた。
なにか相談したいことがありそうな様子だ。
「ただいま。ダンツクちゃんとのやりとりで、何かありましたか?」
「いえ、一般の方は特に」
そう言って、タブレットを手にした彼女は、レポートを見ながら要点を説明してくれた。
「公開から、2週間ほど経ったわけですけど、なんというか、一種の娯楽として定着してきた感じですね」
「娯楽?」
「はい」
自分たちの話している相手が本物かどうかは分からないが、まるで本物のようなリアクションが返ってくるこのサイトは、一種のAI相手の会話サイトのような様相を呈しているそうだ。
もちろん仮にAIだとしても、相手はダンツクちゃんだ。地球の文化的な話なども積極的に行われ、なかなか鋭い質問もあるらしい。
鳴瀬さんが、あまりに下らないものをモデレートしているせいで、そういうものにはリアクションがないというのも、まともな話の展開に繋がっているようだ。
鳴瀬さんは、ダンツクちゃんが一般人にから学んだと思われる、地球の体制や文化についての報告もまとめてくれていた。
やりとりを見る限り、この期間で、ダンツクちゃんは地球の体制や文化について、それなりに学んでいるようだった。
「あまりに生臭くて複雑な宗教や民族の問題は、今のところ、お茶を濁してあります」
まあ、過激な宗教がどうのだの、テロがどうのだの、特定の場所を取り合って争っていることがどうのだの言われても、簡単には理解することはできないだろう。
歴史を知っている俺たちですら、無関係な立場から見ればバカみたいに見えるのだ。もちろん頭では理解しているからそんなことは言わないが。
さらに、もし「宗教」なんて概念の存在しない社会だったりしたら、やっていることは不合理極まりないただの殺し合いだ。理解してもらえるはずがない。
それどころか、誤った認識を生む可能性すらあるのだ。お互いに殺し合うことを娯楽にしている生命体だなんて認識されて、それを助長するようなサービスが提供されたりしたら大事だ。
この辺の事情は、トップ同士の会談で問題になったりすることはほぼないだろうが、一般人相手の接触の場合は、がぜんクローズアップされてくる。
「でもなんだか反応が変なんですよね」
「変?」
鳴瀬さんが言うには、こちら側が、言ってみればピラミッド型の社会組織の場合、交渉はトップへの接触が基本になるはずだ。
だが、ダンツクちゃんは、そういうものにあまり興味を示さないそうだ。
「なんと言うか……まるですべての人間に平等にリーチしようとしているような感じです」
「そりゃ、実に侵略っぽい」
「なんです、それ?」
「どんなストーリーでも、インベーダーってやつは、大抵住民に直接接触して成り代わったり洗脳したりしながら、社会を汚染していくんですよ」
「まさか」
鳴瀬さんは笑ったが、実際ダンジョンの影響力の拡散は、静かな侵略と言えなくもない。
アメリカで起こった過剰な反応は、移民問題が絡んでいたためうやむやにされたが、社会的にダンジョン派と反ダンジョン派が生まれ始めているのは事実らしい。
「一般の方はってことは、他になにか?」
「とうとうこちらにアクセスがあったんですよ」
そう言って彼女が見せてくれたのは、『えらいひと用』のサイトだった。そこに最初のメッセージが書き込まれたそうだ。
「これ、本当に、何もしなくていいんですか?」
俺はそこに書かれた挨拶や質問の羅列を見せられながら、鳴瀬さんにそう聞かれた。
それは実によく考えられている質問のように見えた。少なくとも、ダンツクちゃんに渡して困るような情報は含まれていない。
日本に都合の良い常識を植え付けようとするような文章があればカットするつもりだったが、そういうものも見当たらなかった。
「さすがだよなぁ」
「芳村さん?」
「あ、いや。もちろんですよ。日本の官僚は世界トップレベルの頭脳が集まってるって言うじゃないですか。ヒントは渡してあるんだし、あとは彼らの仕事でしょう?」
俺は慌てて、鳴瀬さんにそう答えた。
彼女は、額に手を当ててふうとため息を吐くと、仕方なさそうに笑って言った。
「以前、特定の国家に丸投げしてしまうと、都合の良い常識を植え付けられて危険だとか言ってませんでしたか?」
「転移石が公になる以上、コンタクトの事実は隠しづらいですし、それにフランスあたりは感づいていると思いますよ」
「ヴィクトールさんたちの件で?」
以前フランスのなんとかいう中佐が、俺たちを尋ねて来たと鳴瀬さんに聞いた。
丁度、ダンジョンに潜っていたため顔を合わせることはなかったが、ちょっと聞いた感じでは面倒くさそうなタイプだった。できればお会いしたくない相手だ。
「そうです。あの後すぐに携帯が使えるようになったりしましたし……避けられないなら、せめて他国の干渉は日本に任せちゃった方がJDAも楽でしょう?」
「それはそうですが……」
三好がくすくす笑いながら、俺たちの飲み物をダイニングから持ってきて、目の前のテーブルの上に置いた。
「先輩、自分で考えるのが面倒くさくなったんでしょう?」
「いや、お前、考えてもみろよ。異世界人だか宇宙人だかしらないけどな、そういう得体のしれないものと日本はおろか世界の命運をかけて渡り合うとか、俺にできるわけないだろ」
「意外とできそうな気もするんですけど」
「馬鹿言え。俺たちの肩に日本や世界の命運みたいなものが乗っかるなんて絶対間違ってるからな」
「先輩って、全然英雄志向とかないですよね」
「そりゃ、ちやほやされたいって言う欲求がないかと言えばあるだろうけどさ、英雄は変態のやるお仕事だから」
世界の命運を背負って、個人で何かと闘うなんて、頭がいかれているとしか思えない。
助けられることが日常になると、人間ってやつは増長するのだ。助けられて当然で、失敗したらなじられるとか、マゾかよ。
「だから、こういうのは、等しく分けて背負うことが前提の公務員さんにお任せするのが一番なんだよ」
「国家公務員は60万人くらいいますからね、3人と比べれば、重さは二十万分の一ですよ」
「だろ?」
そして最後のところは、鳴瀬さんが握っているのだ。明らかに問題があるものはそこでモデレートされるだろう。
「それって、私が恣意的に振る舞ったらどうするんです?」
実はそれはありうる話だ。例えば彼女の家族が人質に取られて、なんてことも絶対にないとは言えない。
もっとも、彼女がここで、こんな重要な案件に関わっているなんて知っているのは、俺たち以外では、あの斎賀とかいう四角い課長くらいだから、まだまだ大丈夫だとは思うのだが……
「一応考えてはみたんですが――」
そう、考えてはみたことはあるのだ。
鳴瀬さんは興味深そうに、言いよどむ俺を見つめた。
「――どうにもならなかったので、そうなったら諦めます」
人生ってのは諦めが肝心だ。どんなに工夫しようとも、できないことはできないのだ。
「先輩は、やれるだけやったら、あとはケセラセラだとか思ってそうですもんね」
「やれるだけやるってところが、実に立派じゃないか」
鳴瀬さんは、三好に礼を言ってカップを取り上げた。
「じゃあ、一般に比べて緩めに見ておきます、強いバイアスがかかった時だけご相談しますね」
「よろしくお願いします」
しかし、いつまでもこんな体制を続けられるわけはない、いつかはこのモデレートも終わりにしなければならないだろう。
ダンツクちゃんには、さっさと常識を学んでほしいものだ。
「それで、今回なにか気になる部分が?」
俺の言葉に彼女は躊躇なくその部分を指さした。
そこにあったのは一方的な宣言だ。
『乙は、甲が乙の国民に奉仕する準備をすることを認める』
乙は日本国で、甲はダンツクちゃんだ。しかも奉仕することを認めるじゃなくて、奉仕する準備を認めると来たもんだ。
それを見た三好が、鼻にしわを寄せると、胡散臭そうに言った。
「のっけから日本の代表みたいなことを言ってますけど、そんな権限のある組織なんですかね、この人たち」
「どうかな。そんな組織が一朝一夕に立ち上がるような国じゃないと思うけどな。ま、だから『準備を』なんだろ」
相手が準備をすることを認めることに意味なんかない。何も言わなくても勝手にするだろうし、認めようが認めまいが、そこに大きな違いはないのだ。
なにかがあるとしたら、『奉仕を認める前段階を認めたのだから、奉仕も認めるに違いない』と言う勘違いを誘発する、まさに『消防のほうから来ました』方式と大差ない詐欺のような手口だ。
「いきなり奉仕は認められないってことですか?」
「奉仕と言っても、お互いに同じ概念で話をしているとは限らないからな。奉仕ってなに? と聞いたところで、茫洋すぎてまともな返事が返ってくるはずないし」
いきなり奉仕を認めたら、奉仕が何かによっては大混乱を引き起こすかもしれない。かといって、奉仕とは何かを詰め始めたら、範囲が広すぎてまとまらないはずだ。
しかし、自分たちが望むことだけさせようとすると要求だけになってしまって、交渉の切り込みとしては最悪だし、そもそもダンツクちゃんたちに何ができるのかもわからないのでは望みもうかつには言えない。
そんな気分が『奉仕する準備をすることを認める』となったのだろう。準備が体験できれば、どんな奉仕なのかも想像できるだろうという目論見もあるに違いない。
「何も要求してないけれど、相手の奉仕が何かが見極められたらいいなってことだろ。ともあれ、普通の日本的な交渉とは大分違うよな」
「本当に認めちゃって大丈夫なんですかね?」
「うーん……。ま、準備だけだしな。それにこいつをモデレートしたら、それがばれたときJDAの不当干渉だって言われそうだぞ?」
「認めただけじゃ、日本に都合のいい情報を常識として植え付けるってわけでもありませんしねぇ……」
三好はそれが、なんとなく気持ち悪そうだった。
鳴瀬さんは、これが国家とダンジョンの初めての意思のやりとりだから、こちらもなんとなく慎重になっていたのだろう。
俺は、それの取捨に踏み込むことが、イコール、ダンジョンと日本の間に入ることになるため躊躇していた。
だが、ここまでダンジョンは、はっきり迂遠だと思えるやり方で、その影響力を人類に行使してきたのだ。
ここに来て相手が、そんなことをしなくていいよと言ったらどうなるのか、俺たちがその結果を目の当たりにするのは、わずか数日後のことだった。
というわけで、本日(2020/08/05)は、本作2巻の発売日です!
書き下ろし部分と特典を足したら、丸1巻分書き下ろしたことになってしまいましたが、楽しんで書いたので頑張って読んでいただければ幸いです。
まだ1巻をゲットしていない方は、ご一緒に1巻もいかがですか?(ここで、0円スマイル)
そうそう。なんとコミカライズもされるんですよ。
2020年、8月26日発売のコンプエースから連載開始です! 作者は平未夜さんです。
Miya Taira
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