第1話 新たなる朝
投稿する話を間違えて、最新話だけ消そうとしたら全部消してしまいました。。lllorz
細部は違うと思いますが、内容はこれまでと同じです。
それでは、よかったら読んで行ってくださいo(_ _*)o
「翼飛〜起きなさい〜!彩香ちゃんが迎えに来てくれたわよ〜!!!」
「涼風さん彩が起こしてきますね」
「悪いわねぇ〜ひっぱたいてもいいからさっさと起こして頂戴」
「はぁ〜い♪」
そんな会話が階下でされているとは露知らず、部屋の主は惰眠を貪っていた。いつもなら絶対に起きている時間なのだが、今日が入学式だと思うとなかなか眠れず、結局空が白みを帯び始めてやっと眠れた。よって寝てからまだ3時間経っておらず、起きれるはずがない。そんな部屋の主が寝る部屋に彩香は慣れたように乱入し目の前で眠る男の子の身体をユサユサと揺すっている。一応部屋に入る前にノックはしたのだが即開けてるので意味が無い。まぁ部屋の主は爆睡しているわけなのだから返事があるわけでもないのだが・・・
「つぅちゃん〜起きて〜〜〜!!!」
「ぐぅ〜ぐぅ〜ぐぅ〜・・・」
「つぅちゃん〜起きてよ〜・・・」
「ぐぅ〜ぐぅ〜ぐぅ〜・・・」
「つぅちゃん〜・・・うぅ・・・」
「ぐぅ〜ぐぅ〜ぐぅ〜・・・」
「彩香ちゃん〜!翼飛起きた〜?」
階下から翼飛ママ、即ち涼風の声が聞こえ、彩香もとある決心をして・・・
「えいっ!」
「うごっ!?」
彩香は少し助走をつけてベッドに向けて思いっきりダイブ。そのまま翼飛に対してマウントポジションをとった。その際(偶然にも?)肘が鳩尾にクリーンヒット。この一連の動作の流れはプロ格闘家をも震撼させたと言う。
「彩香!俺を殺す気か!一瞬お花畑が見えたぞ!!!」
「涼風さん〜!つぅちゃん起きましたぁ〜♪♪♪」
「・・・・・」
「つぅちゃんおはよ♪」
ガバッっと跳ね起きて目と鼻の先で抗議を続ける翼飛に構うことなく彩香は翼飛が起きた事を階下で待つ涼風に大声で告げると、にっこりと屈託の無い笑顔を向ける。この彩香は翼飛の幼馴染でありお隣さんだ。正直言って可愛い。まだ高校に行った事がないからはっきりとは言えないが間違いなく5指には入るだろう。中学時代では断トツでトップだったし・・・そんな彩香の笑顔を見て、怒りをぶつけ続ける男がいるだろうか、いやいない!なんとなく反語を使ってしまったが、俺も男であり・・・言うまでもなく陥落した。。lllorz
「あぁ、おはよ。とりあえず着替えるから降りてくれないか?」
「はぁ〜い♪」
「・・・・・」
(にこにこ♪)
「あの〜出ていってくれないと着替えられないんだけど・・・」
「ほへ?」
「いや、俺の裸みたいの?」
「はにゃ!? は、はぅ〜」
一気に顔を真っ赤にして部屋を飛び出していった。らしいっちゃらしいけど、そこまで慌てなくても・・・
ゆっくりと着替えを済ませて1階に降りると既にトースト、ベーコンエッグとサラダという朝食が用意されており、何故か彩香も一緒に朝食を取ったあと2人して学校へ向かった。
俺たちが今日から通う高校は星雲高校という文武両道をモットーとした進学校である。設備が色々と充実しているらしく、部活動も活発みたいだ。ちなみにこれは高校のパンフからの受け売り。受験の時に一度行った事があるのだが・・・周りを見る余裕なんてなかった。ダメじゃん俺・・・こんなでよく受かったな。
家から学校までは歩いて20分程度。彩香はチャリで行きたがったが「初登校くらい歩いて行こう」といって無視した。彩香もしぶしぶといった表情でついて来るが、いじけている割には話しかけてくるし、表情が表すほど気分を損ねてはいないらしい。逆に俺の気分はあまり優れなかったりする。だって、俺よりも彩香の方が背が高いんだもん・・・
かっこ悪い・・・
多分1話分はこれくらいの長さにします。
何話まで続くか分からないけど・・・
これとは他に似たようなお話を同時進行するので、そのお話と合わせて1週間に1話以上を目標にがんばりますw
(この先に待っているグダグダ感は見逃してください・・・ぉぃw)
次回予告
第2話 夫婦?
お、初日から仲良く夫婦で御登校ですかぁ〜?