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開幕

「優斗…ワシはな…若い頃"ハーレム王"じゃった」

いきなり何言ってんだよ

気でも狂った?

「嘘じゃあない。そこは…異世界でのぉ…女性の力が強かった」

昔の日本とは逆ってことか

「そうじゃ。そこにワシは気づいたらいてのぉ…気づいたら調教されておった」

調教?!

「何人ものあるじ様がいてのぉ。みんな良い顔でワシを見下ろしていたよ」

それってハーレムというよりただの下僕だよね

「あるじ様じゃない女性達もみな綺麗でのぉ。この世界とは次元が違かった」

そこまで言うほどなんだ

「ああ、できればもう一度あの世界へ行きたかった」

何言ってんだよ

爺ちゃんはまだまだ元気だろ

「そうじゃの…ワシもまだまだ現役じゃ。あの世界に行ってまたあるじ様といろんなプレイで…かはっ!」

爺ちゃん!大丈夫かよ!

「ごほっ…少し興奮し過ぎた…のかのぉ…。ワシのこの思い…受け継いでくれ…優斗」

おい!しっかりしろよ爺ちゃん!

「根暗でキモオタなお前でも…それなりな顔なお前でも…あの世界なら…きっと人生を変えることができる…ガクッ」

最後に悪口言うなよ…爺ちゃん



〜爺ちゃんとの最後の会話


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