Part1
19XX年
大日本帝国は崩壊の危機に陥ったものの、我ら同志たちと、天皇陛下の奮闘で、何とか持ち直した。
それから何十年も経ち20XX年、我が祖国は、更なる繁栄を遂げていた
一方その頃ドイツは、敗戦を物ともせず、世界一の科学力を保有していた。
そこで日本は交流のため、繫栄のため、複数の公務員を派遣した。
これは警察であり、派遣された者でもある、菊地の物語である!
菊地「ふぅ、そうして来たものの…」
菊地「ロボットが多くて息が詰まるぜぇ」
近未来的な町を通り過ぎ、ふとしたことを思い出す。
菊地「そういや、超人血清だっけ?打てって言われたな。」
不可思議な液体が詰まった注射器を体に刺すと、不思議な声が聞こえてきた。
桜井「おう!こちら本部!聞こえてるか?」
菊池「すごいな、通信が出来るようになるのか。」
桜井「それだけじゃなく体が頑丈になるぞ~!」
それからしばらくして…
ロボット「こちらへどうぞ。」
菊地「おう!」
菊地「おい、ここはどこなんだ?」
連れてこられたのは何かの廃棄場のような場所だった。
ロボット「……」
菊地「おい!聞こえてんのか!」
ロボット「センメツします。」
ロボットは手を振りかぶり襲い掛かってくる!
菊地「は!?」
桜井「くそが!逃ろ!じゃないと死ぬぞ!」
菊地「そんな事猿でも分かるわ!」
桜井「遮蔽物に隠れろ!」
菊地「イエッサー!」
ロボットは敵が確認できなかったからか、去っていった。
菊地「にしても、ドイツの奴等め、口封じか?」
桜井「恐らくな。」
菊地「渡されたのはリボルバーだけか、クソッ」
桜井「流石にこんな事態想定してねえよ。」
廃棄場のような場所へ戻る。
菊地「ここ見た感じ廃棄場だろ!なんかあるだろ!」
手斧のようなものが落ちている。
菊地「これよ!これこれ!」
桜井「それで戦うつもりか⁉」
菊地「おうよ!」
丁度いいタイミングでロボットが現れた!
桜井「あれは…護衛用ロボット、カラシニコフ!弾丸を放ってくるぞ!」
ドパパパパアァン (銃声)
間一髪で避ける。
菊地「あっっっっぶねぇな、死んじまうとこだったぞ。」
桜井「しかし、装填しているようだぞ。」
菊地「都合がいいな!」
意気揚々と腕を振りかぶり、力任せに手斧を叩き付ける!
バッキャアァァ (粉砕)
菊地「中から何かでてきたな。」
粉砕したロボットから、AK-47のような物が出て来る。
菊地「こりゃぁAKじゃないか!色々魔改造されてるけどかっけえな!」
桜井「AK?なんだそれ?」
菊地「知らなくても無理は無い、一世紀近く昔の銃だからな。」
桜井「まぁいい、それよりも情報を集めてくれ。」
菊地「ハイハイ」