眼帯のJカップ
「美園ねねちゃん!!」
俺の叫び声が、豪華な『絶頂の間』に虚しく響く。
眼帯の美女は、ピクリとも表情を変えずに俺を見つめている。
「ミソノネネ……? 何のことだ。私はリリアン様より遣わされた、王宮直属の隠密、シオンだ」
シオンと名乗った彼女は、俺の視線が自分の胸元に釘付けになっていることに気づいたのか、フッと口角を上げた。
「刃殿、そんなに私の『ここ』が気になるのか?」
彼女が指をかけたのは、鎧を押し上げんばかりのJカップの谷間だった。
「ぐっ……」
否定できない。
目の前の光景は、まさに最新作『眼帯女騎士の秘密の奉仕』そのもの。
俺の息子は、すでに限界を突破してズボンを突き破らんばかりの勢いだ。
「いいだろう。姫様からは『刃殿を満足させよ』との仰せだ。その高ぶった覇気を、私にぶつけてみるか?」
シオンは腰の二振りの剣をカチャリと鳴らし、ゆっくりとベッドへと近づいてくる。
「ま、満足させるって、そういう意味なのか!?」
俺は混乱しながらも、反射的に右手がズボンのベルトへと伸びていた。
「……っ、ちょ、ちょっと待て! いきなり脱ぐのか!?」
「隠密は仕事が早いのが信条だ。それに……」
シオンは鎧を脱ぎ捨て、薄いインナー姿になった。
露わになったその肉体は、まさに凶器。
重力に逆らうように突き出したJカップの双丘が、インナーの布地を限界まで引き絞っている。
俺の息子は、すでにズボンを突き破らんばかりの勢いだ。
だが、俺の脳内アラートが最大音量で鳴り響く。
(待て待て待て! ここでやっちまったら、俺の『覇射』の秘密がバレるんじゃねーか!?)
この世界に来てから、射精することで力が湧き上がることは分かった。
だが、その源が「精液」だなんて、もしバレたら変態勇者として歴史に名を刻まれてしまう。
それは避けたい。絶対にだ。
「刃殿、どうした? さあ、私の胸に飛び込んできたらどうだ」
シオンはベッドに腰掛け、俺を招くように手招きした。
その仕草、あの美園ねねちゃんの『誘惑する女上司』そのものだ。
視界が真っ白になりかける。
「ひ、一晩中、満足させてやるぞ?」
シオンが耳元で囁く。
Jカップの弾力が腕に触れる。
「う、うわぁぁぁぁぁ!!」
俺はベッドから飛び起きた。
「無理無理無理! すみませんシオンさん! 俺、まだ心の準備が!」
「……えっ?」
シオンが黄金の瞳を丸くする。
あのクールな眼帯美女が、完全に呆気に取られている。
「俺、その……実は、女性経験が少なくてですね! 緊張しすぎて、いま出したら死ぬ病気なんです!」
「……死ぬ病?」
「そうです! だから、今日はお引き取りください! お願いします!」
俺は深々と頭を下げた。
目の前のJカップを拝み倒しながら、必死に理性を保つ。
「ふむ……勇者殿は、意外と奥手なのだな」
シオンは少し残念そうにため息をつくと、立ち上がって鎧を拾い上げた。
「……分かった。今日はここまでにしておこう。姫様には、刃殿は非常に『禁欲的』で高潔な御仁だったと報告しておく」
「あ、ありがとうございます!」
「では。また明日、迎えに来る」
シオンは手際よく身支度を整えると、窓から夜の闇へと消えていった。
「……ふぅ、死ぬかと思ったぜ」
嵐が去った後の部屋で、俺は一人、大きく息を吐いた。
息子はまだピンピンしているが、これは自分一人で処理するしかない。
「さて……安全にパワーアップするか」
俺はスマホを……あ、こっちには無いんだった。
リリアンとヴィクトリア、そしてシオン。
今日出会った3人の美形たちを思い浮かべながら、俺はお昼に続く『夜のルーティン』を開始した。
「うっ……!」
誰もいない『絶頂の間』に、俺の魂の叫びが響く。
放出と共に、体に凄まじいエネルギーが充填されていくのを感じた。
翌朝。
「おはよう、刃殿。いい目覚めだな」
ドアを開けると、そこには既に身支度を整えたシオンが、いつもの眼帯姿で立っていた。
昨夜の誘惑などなかったかのような、涼しい顔だ。
「おはよう、シオンさん」
「準備はいいか? 姫様がお待ちだ。いよいよ、城へ向かうぞ」
俺は「焔狼剛刃兼定」を手に取り、立ち上がる。




