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強者の剣

銀色に輝く刀身、美しい刃文が俺の心を震わせる。

兼定を正眼に構え、1つ目を睨む。

不思議と先程よりも落ち着いている。


ひとつ目は棍棒を振り上げ俺へと叩きつける。

が、棍棒がスローモーションのように遅い。

軽く躱し斬りつける。


「ぐへぁ」


腕を斬られたひとつ目は俺をさらに睨みつける。


「浅い」


狼が叫ぶ。


「分かってる」


少し傷をつけただけでは駄目だ。


「グォぉぉ」


怒り狂ったひとつ目が連続で棍棒で攻撃してくるが、俺は全てを躱した。

しかし驚く程体が軽い。


攻撃を躱している間も少しづつ斬りつけた。


俺はひとつ目から少し距離をとり、刀を鞘に収める。

居合い。


テレビや動画でしか見たことないが、見様見真似で今なら出来そうな気がする。


一瞬の静寂。


「グァぉぉ」


ひとつ目は棍棒を振り上げ走ってくる。


「一閃!!」


俺は疾走し、両者は交錯する。


チンっと言う音が森の中に響き渡る。


「グァァァァ」


真っ二つに斬られたひとつ目が絶叫を上げ倒れた。


「か、勝った」


「良くやった、初戦にしては上出来だ」


狼が近寄ってくる。


「上出来も何も、なんか俺強くなってる」


「そうだ、お前は強い。もはやこの国最強の剣士だろう」


「えっ、なんで!?というよりここはどこだ?俺は、なんでこんなに強いんだ?お前はなんで喋れるんだ?さっきのモンスターはなんだ?」


「質問は1つずつにしろ」


白狼が黄金の瞳で説明する。


「私の名前はフェンリル、お前を導く者だ」


「フェンリル、あの北欧神話の??カッコいいな」


「次にお前の強さの秘密だ」


「そう、日本に居たときよりも強いというか、アニメの世界に来たみたいだ」


「お前は、覇射はじゃの使い手だ」


「覇射!?」

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