表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
18/22

死闘の報酬

深淵の王が灰となって霧散すると同時に、森を支配していた不浄な冷気が嘘のように晴れ渡った。


木々の間から柔らかな陽光が差し込み、平穏な森の静寂が戻ってくる。


「……ふぅ。これで少しはレベルが上がったか」


俺は返り血を拭い、刀を腰に帯び直すと、心地よい肉体の疲労感とともに街への帰路についた。



その頃。


エルミンデア王国の遥か北方に位置する、軍事国家『ヴェルドラ共和国』。


不気味な静寂を纏った夜に沈む漆黒の城内では、悍ましくも淫らな宴が繰り広げられていた。


「あ、あぁ……っ! はぁっ、あぁああ……っ!!」


部屋の中に響くのは、高熱に浮かされたような女の狂おしい悲鳴。


独特な精の匂いと、甘ったるい愛液の香りが充満する広大な寝室。


そこには、全裸で虚脱状態に陥った四人の美女が、文字通り「ゴミ」のように転がされていた。


いずれも他国で「最強」の名を欲しいままにした女騎士や聖女たちだが、今はただ、股間を無様に開かれ、だらしなく中出しされた精液を溢れさせながら、白目を剥いて失神している。


パンッ、パンッ、パンッ!!


肉と肉がぶつかり合う、鈍く暴力的な音が室内に反響する。


ベッドの上では、男が五人目の「苗床」――王宮のメイドを、獣のごとき狂気で貫いていた。


「や、あぁぁ! 壊れる、そこ、奥すぎっ……! 抜いて、ひぐっ、あぁぁぁあ!!」


女は、涙とよだれで顔をぐちゃぐちゃに濡らし、狂ったように頭を振る。


男の巨大な剛棒が、彼女の狭い産道をミシミシと押し広げ、子宮口を容赦なく叩き潰していた。


男が腰を叩きつけるたびに、女の豊かな乳房が激しく弾み、快楽の限界を超えた引き攣った喘ぎ声が漏れる。


「……ふん、これしきで壊れるか」


「いやぁぁ! もう、入らな、ひ、ぎぃぃぃぃぃっ!!」


男が低く唸り、最後の猛りを込めて腰を深く沈めた。


血管が鋼のように浮き上がった男の筋肉が、爆発的な熱量とともに脈打つ。


次の瞬間、女の胎内、最も深い場所へと、灼熱の「精」が怒涛の勢いで射出された。


「あ、あ、がぁぁぁああぁぁぁぁぁっ!!」


女は全身を弓なりに反らせ、喉を枯らして絶叫した。


ドクドクと注ぎ込まれる膨大なエネルギーに、女の脳は真っ白に焼き切れ、全身の穴という穴から力が抜け落ちる。


そのまま痙攣を繰り返し、五人目の犠牲者もまた、汚された肉体を晒して意識の深淵へと沈んでいった。


男は荒い呼吸ひとつ乱さず、股間を白濁した粘液で汚したまま、ぐったりとした女を足蹴にしてベッドから降りた。


全裸のまま月明かりの差すベランダへと歩み出すその姿は、一人の女を使い潰したことで、さらに凶悪な魔力を全身から放っている。


男は冷徹な眼差しでエルミンデアの夜空を睨み、愉悦を隠さぬ声で呟いた。


「……面白い。俺以外に『覇射』の気配がするな」


暗雲が月を隠し、夜はいっそう深く、重く沈んでいった。



王都に戻る頃には、すっかり夜は更けていた。


戦いの緊張が解けると、猛烈な空腹感が襲ってくる。


俺はふと、路地裏の一軒の食堂の看板に目を止めた。


「……『快楽亭』? どんな名前だよ。風俗店か何かか?」


思わず突っ込んだが、漂ってくるスパイスの香りは本物だった。


誘われるままに暖簾をくぐると、人の良さそうな大将が声をかけてくる。


「いらっしゃい! 兄さん、いい体してるね。

うちは飯で『快楽』を与えるのがモットーなんだ。オススメは絶品カレーだよ!」


「……ああ、それをお願いします」


運ばれてきた一皿から立ち昇る湯気は、もはや芳香の暴力だった。


数十種のスパイスが複雑に絡み合い、鼻腔の奥を熱く刺激する。


漆黒に近いほど煮込まれたルーは、熟成された肉の脂で宝石のように鈍く光っている。


スプーンですくい上げ、口へと運ぶ。


(……ッ!! なんだこれ、めちゃくちゃうめえ……!)


舌に乗せた瞬間に、ホロリと崩れるまで煮込まれた大ぶりの牛肉。


噛みしめるたびに、溢れ出す芳醇な肉汁とスパイスの辛みが脳を直接揺さぶり、五感を強制的に覚醒させる。


後から追いかけてくる野菜の濃厚な甘みが、痺れた舌を優しく包み込む。


白飯の熱とともに喉を通り抜けるたび、戦いで消耗した俺の細胞一つ一つに、熱いエネルギーが充填されていくのがわかった。


(……文字通り『快楽』だわこれ。名前負けしてねえな……)


汗を拭いながら一気に完食し、満足感に包まれながら城の自室へと戻る。


服を脱ぎ捨て、湯気の立つ風呂に浸かった瞬間、今日一番の吐息が漏れた。


(……さて。今日のルーティン)


湯船の中で、俺は迷わず自分のモノを握った。


一日の毒が抜け、研ぎ澄まされたコンディションが整った。


俺はそのままベッドへ倒れ込み、泥のような深い眠りについた。


——翌朝。


「刃! 起きろ! 緊急召集だ!!」


部屋の扉を叩き割らんばかりの勢いで、ヴィクトリアの声が響く。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ