第25話 決戦闇魔術師
ドラゴンと闇魔術師それぞれに対峙して戦い始める。
「「「金剛身!」」」
カークレイ爺様たちの強化魔法が魔力を身に纏います。ポリィーが「金剛身」で強化した。
「魔術強化」
物理的、精神的な防御力を強化する、ドラゴンと戦うのなら必要だ。
マーヤも強化する。
「魔術強化」
全身の防御力と力を上げた、魔術の金剛身だ。全員で開いた扉を潜る。
『ヴォギャオォーッ!!!』
ほぼ同時にドラゴンの種族特性の魔術が響き渡る。身をすくませ、動きを止める効果がある。
「咆哮だ!」
咆哮に伴う衝撃波の様な圧がのしかかる。
「強化が効いてるぞ!、止まるな、攻撃じゃ!」
カークレイ爺様が、咆哮を物ともせず突っ込んで行く。アントニー様もダルトシュ様も立ち止まること無く、強化された身体能力でドラゴンへ突撃した。
マーヤは入って直ぐ、闇魔術師へ土槍を撃つ。3本の土槍が男達を襲う。
「闇隠」
突然土槍の前に闇が口を開けて飲み込んだ。敵の闇魔術が自分らが入って来た闇隠を開いて、土槍3本を飲み込んだのだ。
カークレイ爺様たち前衛3人は、ドラゴンを囲んで切りかかる。一番背の高いアントニー様の倍はある高さだ。
「小型のドラゴンじゃ、尻尾に気を付けろ!」
カークレイ爺様の大声が部屋に響きます。
「おおーっ」
気合と共にアントニー様が剣をドラゴンの前足のつま先に振り下ろす。
「ギャーオオーッ」
ドラゴンが吠える、見ると左前足の指がら血が流れている。
「指先は痛いぞう!!」
アントニー様が指を切り飛ばした剣をドラゴンに見せる様に挑発した。ドラゴンを見れたのはそこまで、闇魔術師の3人が仕掛けて来た。
ポリィーはマーヤの前で棒を構え、マーヤを守る位置にいる。2人が前に出て、後ろの動かない男が「痛み《ペイン》」とポリィーに攻撃した。
ポリィーが痛みで蹲る、声も出せない様だ。両側からシミターでポリィーに切りかかった。
「土槍」
ポリィーに切り掛かった2人に土槍が3本襲う。二人ともシミターで土槍を撃ち払うが、残り1本が一人に刺さる。無事な一人が傷ついた仲間を庇う様に前へ出る。
「引け!」突然、後ろの闇魔術師がしわがれた声を出す。
その声を聞いて、二人はすぐさま引いた。
「マーヤニラエル!」
マーヤの名を叫ぶと同時に頭の中で『洗脳に抵抗した!』と何度も警告が上がる。敵の洗脳攻撃を無視して、ポリィーに駆け寄り、立たせる。扉の前まで下がると、いまだに洗脳攻撃をして来る敵に怒りを込めて撃つ。
魔術陣を土槍を撃つたびに改造して行った、今の全力の土槍だ。
「土槍」
9本の土槍が闇魔術師達を襲う。洗脳攻撃が止んだ。男らが全身に土槍を受け、あがいている。
急いで、ポリィーに痛み《ペイン》を解除する光魔術を施す。
「光浄化」
ポリィーが痛みから解放され、「ほっ」と一息つく。
「ガァーッ」
ダルトシュ様がドラゴンの尻尾に弾き飛ばされた様だ。弾き飛ばされて此方へ転がって来る。ポリィーが駆け寄り、肩掛けカバンから魔女の薬を取り出し、使う。早いし、手慣れて来た。
急にダルトシュ様が苦しみだした。頭を抱え何かから身を守る様に蹲る。洗脳に抵抗しているのだ!
敵の男が闇魔術で攻撃したのだ、回復が使えるのか立ち直るのが早い。
「光浄化」
急いでダルトシュ様を闇魔術から解放する。解放されたダルトシュ様は、急いでドラゴンと戦っている二人へ駆けつける。
防御が強化された私達へ、洗脳を仕掛けられるのは中央で動かない男だけの様だ。残りの二人はポーションでも使ったのか、元気に成って此方へ近づいて来る。
仕切り直しだ。
次回も、戦闘が続きます。




