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5章「桃色のシクラメンに潜む赤」
<あらすじ>
綿の体を乗っとったハオが事件を起こし始める。
だが、その最中に意識を戻せていた綿は、仲間に知らせることなく、ハオの思いのままにされてしまう。それは、ハオが綿の妹のしいらの異常について知っているから。綿は仲間とその情報という選択の前に苦しみ、意識の裏側で何もしないことを選んだ。
しかし、憑依によってその空間に入りこんでくる主人公によって、しいらの大事な気持ちに気づき、憑依から脱することを決意した。
憑依から抜けると、ハオがいる様子はなかった。
――――安心もつかの間、つぐもが姿を消した――――。
<登場人物>
・???(主人公)
・つぐも
感情を取り戻したのは主人公の憑依が原因らしい。
主人公たちの前から姿を消した。
・紫倉綿
・しいら
彼女も『天の癇癪』の犠牲者らしい。
つぐもと同様に主人公の憑依が原因で現在の状態となったという。
・ハオ
どうやら憑依に恨みがあるようだ。
・名織南陽
・森ノ千花
・植木桃李
・戌佐降蘭
森ノに何か思うところがある様子。