4章「咲きたい花」
<あらすじ>
自らの余命を実感した千花は、一人敵の本拠地と思われる総理官邸へと乗り込んでしまう。
彼女を真っ先に追うのは、最も長い付き合いである桃李。
官邸で見つけた彼女は、総理大臣、高花知嶺に敗北していた。
どうしても桃李を拒む彼女に、思いをぶつけ再び戦うことを誓った二人。
しかし、戦闘の疲労もあって、一時撤退することに…………。
再び振り出しへと戻った彼らは総理大臣に対し、どう対策を練るのだろうか――――?
<登場人物>
・???(主人公)
・つぐも
・森ノ千花
能力『箱庭』を持つ。
人の身体の状態を手入れをするかのように操ることができるが、それにも限界があり、戦闘には気絶させるのみを用いている。(千花の体が万全でないことも理由としてある)
また、彼女は能力による無茶な延命行為により、体にガタが来ているようだ。
人前では‟我”として威厳を保とうとしているが、本来は‟私”を一人称に用いる普通の少女である。四章の件で、桃李の前では‟私”として振舞うようになった。
・植木桃李
幼少期に彼が持つ『生命の声を聞く』能力によって、家族を傷つけてしまうことを嫌い、家出をした。その際に千花に助けてもらいともに行動することとなった。
・Tsugu
『奪回者』の組織の一つ『つぐも親衛隊(TAF)』の隊長。
どうやら、つぐもに思い入れがあるようだ…………。
・戌佐 降蘭
主人公が『奪回者』の拠点に憑依したときに戦ったおじいさん。
そのときは主人公が勝利したものの千花に気絶させられた。
・高花知嶺
現総理大臣。本人によると能力は『憑依』で、憑依させることも、することもできるらしい。
『奪回者』の拠点に刺客を『憑依』で送っていた模様。
・紫倉綿
医務室の先生と思っていた人に、何かされそうになっていた。
・紫倉しいら
・『Phantom(Hao)』
どうやら、『奪回者』の拠点に来た様…………?