表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
55/57

※えくす①. 麻沙美先輩との甘い休日

※警告を受けたため過激な表現の箇所を伏せてあります(運営のチェックは通っています)。完全版はノクターン版をご覧ください。


えくすは、Extraの意です。

X-ratedのようでもありEcstasyでもあるかもしれません。



 この頃の僕達は、休日になると麻沙美(まさみ)先輩の家に入り浸る生活を送っていた。

 それはもう爛れた日々を送っている……と思いきや、実際はそこまで酷い性活にはなっていない。

 流石のエロ魔人達も、土日を丸々エロに費やす程の熱量は無い……というワケではなく、単に平日は平日でなんらかしらのエロスがあるから、休日は純粋に休むこともあるというだけであった。


 そんな日々を過ごす中、今日は伊万里(いまり)先輩が家族旅行中で、麻沙美先輩と二人で過ごすことになっている。

 抜け駆けは禁止! という伊万里先輩の要望もあって、平和な休日になる予定だ。



「ははっ、ジョネスは相変わらず元気だなぁ」



「ハァ、ハァ」



 麻沙美先輩の飼い犬であるジョネスは、何故か僕に凄く懐いてくれている。

 最初は抵抗のあったペロペロも、今では慣れたものであった。



「……いいなぁ、ジョネス」



 そんな僕達を眺めながら、麻沙美先輩が何故か羨むような視線を送ってくる。



「いやいや麻沙美先輩、羨む対象を間違っていません?」



 麻沙美先輩はジョネスのことが大好きだけど、意外にも関係はドライだったりする。

 決して仲が悪いワケではないのだが、麻沙美先輩が構い過ぎると、ジョネスはどこかに行ってしまうのだ。

 だから、こんな風にじゃれ合える僕を羨むというのならわかるのだけど……



「いや、間違っていないよ」



 そう言って麻沙美先輩が僕の方へ近づいてくる。

 これは、マズいながれかもしれない。

 だがしかし、今日は伊万里先輩との約束があるので、僕に手は出せないハズだが……



藤馬(とうま)君、私は舐めたい」



「な、何をですか!」



「そんなの――決まっているだろう?」



 ナチュラルに会話が下ネタになるのはいつものことである。

 しかし、今日はそのままズルズルとエロい展開にはできない。



「落ち着いてください! 伊万里先輩との約束で、今日はそういうことしない約束じゃないですか!」



「ああ、アレか。アレは無効になったよ。ホラ」



 そう言って麻沙美先輩はスマホを操作して、二人のSNSのやりとりを映し出す。





 ―――――――――――



 麻沙美『伊万里、約束の件だが、やはり無しにしないか』



 伊万里『(; ・`д・´)』



 伊万里『駄目に決まってるでしょう!』



 麻沙美『逆に考えてみてくれ。もし伊万里が藤馬君と二人きりになったとき、二人のあま~い時間を過ごしたいとは思わないか?』



 伊万里『Σ(・ω・ノ)ノ!』



 伊万里『過ごしたいです!』



 麻沙美『そうだろう? 私がいないときは、二人で濃厚な時間を過ごせばいいさ。だから、お互い用事の際は譲り合いの精神でイこうじゃないか』



 伊万里『致し方ありませんね……。それで手を打ちましょう』



 ―――――――――――



 なん……、だと……



「っていうか! また当事者抜きで変な協定交わして! 僕にも話を通してくださいよ!」



「今通したじゃないか」



「通す前に政治的取引を行うのは反則です!」



「まあいいじゃないか。それとも藤馬君は、私や伊万里と二人きりで甘い時間を過ごすのは嫌かい?」



「うぐっ」



 ズルイ質問である。

 そんなの、嫌なワケがないじゃないか……



「ほら、イヤじゃないんだろう? なら、もうすることは決まったようなものじゃないか」



 そう言って麻沙美先輩は僕のシャツの裾から手を入れ――


―――――――――――――――――――――――――


※この先は少々過激な為、ノクターン版をご覧ください。


―――――――――――――――――――――――――



「それじゃあ、いただきます♪」



「アッーーーーーーーーーーーーーー!」





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] あらあらあらあらあらあらあらwww いやー攻めますねぇ……おほほほほww 大変御馳走さまでした♡
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ