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八十四話 ジュラ島10

「風流!!! 覇王の拳!!」



風を拳に纏い、空に飛んだ

勢いのままカクバは

機械獣を殴り落とす。




いち早くカクバの接近を感知した

機械獣だったがそのあまりのスピードに

回避することはできなかった。




地面にそのまま墜落した機械獣は

森に道を作るように、地をえぐりながら

更に遠くへと水切りの石のごとく、

飛ばされていく。




「うおっしゃゃゃ!!!」



船に着地したカクバは

Vサインをしながらそう叫んだのだった。












機械獣の一体を墜落させる

ことに成功した討伐組は、

空に浮かぶ船にロープをつたって

乗船していく。




「......タチアナ......いない。」



片方だけだが、幹部を一体撃退

した喜びに浸る暇はなく、

船で一番最初に上がった声は

これだった。



「 一体何があったんじゃ?」



カクバ達は先程の機械獣との

戦闘について、事細かく待機組に

説明した。




「タチアナは俺の妹なのだよ。

あの程度の攻撃でやられる訳が無い。」



「でも......どこ探しても......いなかった。」



「やっぱ、今から探しに行こう。」



「それは無理よ。」



カクバの提案をヨーテルが

止める。



「何でだよ。」



「そろそろ魔力が尽きるわ。

このままじゃ船が墜落して、

その地面を這うもう一体の

幹部に狙われるかもしれない。」



「だからって見捨てる訳にはいかねぇだろ!」



「はあ? 誰も見捨てるなんて

言ってないわよ!!」



「落ち着くんじゃ、二人とも。」



「ふんっ。」



ピリピリした空気がカクバとヨーテルの

間でながれる。



「タチアナいないんだったら......私、

この軍抜ける。」



「は!? お前まで何言い出すんだよ!

ホーズキ!」



「今はわがままを言っている時間は

無いのだよ。」


「.....嫌だ.....」



「お前な......」



カクバは断固として考えを変えない

鬼灯に呆れて、頭をガシガシとかく。


「そう言えば、隼人君もいません。」



「あ、 本当だ! 隼人いない!」



「隼人、 誰ですそれ?」



忘れ去られていた隼人を

思い出したサッちゃんと

テイルに、そんな人いました?

とルドルフが尋ねる。



「確か、選抜試験で見た男の

回復魔法士なのだよ。」



「あー、いましたね。でも、

タチアナさんはともかく、回復魔法士の

彼なら今頃死んで──」



「俺! その人に助けられたんだ!」



不謹慎な言葉を口にしようと

したところで、砂煙の中、隼人にヒールを

かけて貰った職業者が話にわって

入ってきた。




「俺もだ! 俺も敵に潰されそうに

なったときに彼が囮になって助けて

くれた。」



すると、もう一人の職業者も

名乗り出てくる。



「どうか彼も助けてくれ!」




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