六十八話 見送り2
「着いた! ここが下の大陸......!」
歳は15才。黒髪短髪。
身なりは貧相だが
溢れでる爽やかなオーラと
綺麗な顔だちが全くそれを
感じさせない。
「ペルー! 行くよ!」
そんな一人の少女が
青い鳥を一羽連れて、下の大陸に
ある港に到着した。
「ピッ! ピッ!」
ペルーと名付けられた青い鳥も
おいていかれないように
必死にメグの後ろをついていく。
「すごーい! こんなにたくさんの
人初めて見た!! ね、ペルー。」
「ピッ!」
どこを見ても人の活気に満ち溢れ、
あまりの人の多さに場所がわからなく
なる。
「え~っと......地図、地図......あった。
今がこの場所だから......わかった!
あっちだ!」
はぐれてしまわないように、
メグはペルーをだいて走り出す。
隼人が到着した一ヶ月前の港は
いつも以上に人に溢れ、賑わいを
みせている。
なぜなら今日は、人間たちの
希望である魔王討伐軍の出向する
日だからだ。
そんな記念すべき日に魔王討伐軍を
一目見ようと下の大陸中から、この
港に人が集まっていた。
「うわっ! すっごい人......」
討伐軍が出向するまで
隼人が待機している施設
にたどり着いたメグだったが
そこにも多くの人がごったがえしている。
「隼人......見つかるかな......」
「ピィ......」
その時だった。
「おい! メグ! こっちだ! こっち!」
人混みの中から一人の男がメグに
向かって手を振りながら、近付いてくる。
「隼人!」




