表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

54/349

五十四話 選抜試験13

「いい部下......もったね......タチアナ。」



タチアナに抱きつきながら

うとうとしていた

鬼灯が、アルナを見て言う。




「あぁ......私の自慢の部下だよ。」




「どっちが勝つと......思う?」




「......ドッペだろうな。彼は強いよ。

レベルだけではなく、経験的な

面においても、アルナよりは

遥かに。ただ......」




「ただ?」



「アルナも十分強い。

断言できるよ。あの二人の

勝負は選抜試験最後の

決闘に相応しいものになると。」




「......タチアナが......そう言うんだったら

見ないわけには......いかないね。」




試験中ずっとしがみついていた鬼灯は、

隣に置いてあった自分の

席によっこいしょと座った。













シールを互いに剣に貼り、兵士の

決闘開始の合図を待つ。

先程までうるさかった鼠は

隼人と牛喜に抑えられている。




「アルナ、手加減はしない。

私もお前と同様、タチアナ様に

ついていきたいのだ。」




「分かっています。」




彼女のはっきりとした返事に、

ここまで強くなったのかと、

一緒にタチアナの騎士団にいた

ドッペは感心していた。




「これより──」



兵士が合図を言い始める。



アルナとドッペは剣を構える。




負けられない。

たとえ、ドッペさんが私より

強いとわかっていても!



アルナは手の震えを必死にかき消す

ようにぐっと剣を力強く握る。




そして、



「始め!」



と兵士の合図がかかった。






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ