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五十一話 選抜試験10

「プッハハハッ! いや〜

流石ナンバー2、

期待を裏切りませんね〜。」



「よせ、ルドルフ。」



「おっと、すみません、つい……だって

あんなスピードで壁に激突する

人初めて見ましたから。」



上階ではサッちゃんは顔を赤くしながら

下を向き、ルドルフはそれを馬鹿に

していた。

どうやら隼人がかわしたのでは無く、

テイルがただ単に自滅したと

思われているようだった。



「……今のは……わしの見間違いかの……」



ある一人の老人を除いては。











「では、次は我輩が行こう!」



 

相手の自滅で俺は目立つことなく

勝利した後、今度は牛喜さんが自身の

バカでかいマシンガンにシールを

貼りながら言う。




「わかりました。その次は

私に行かせてくださいね。」




牛喜さんは厚い胸板を張り、

堂々と別の班に決闘を申し込んだ。


相手の班はバッチ一個、

誰を選手するか長く相談し、

牛喜さんに負けない厳つい男を

選出してきた。











「うおおお!!! きた!

サーベルじゃねぇか!」



「うるさいのだよ。カクバ。」



「しゃあねぇだろ!? 俺が

一番気に入ってる奴が戦うんだから

って相手はお前の……!」



「ほう……牛喜か……これは

なかなか面白い試合に

なりそうなのだよ。」



「なんじゃ、あの男もバーゼン君の

お気に入りかね?」



「レベルは520、俺の次に

高レベルなのだよ。」




「へっ! こりゃ、勝ったな。」



「何?」



「サーベルは536だ!」



自慢げなカクバに

むっとしたバーゼンは



「レベルなど当てにならないのだよ。」



と誰かさんの言葉をパクったのだった。









「はじめ!」




おなじみの兵士の合図がかかり、

見かけに反して軽快に牛喜に

サーベルが飛びかかる。




「……!」



サーベルは戦闘職の中で

最も機動力の優れた

グラップラー。

対して遠距離専門のガンマンである

牛喜は、サーベルの巧みな

体術を必死に、盾にもなる

マシンガンで防御するのが低一杯

だった。




「そこぉだぁ!!」



カクバに負けないくらい

声を張り上げたサーベルは、

体制を崩しかけた牛喜の

右足を引っ掛けて、倒れ込ませよう

とする。



「ぐっ!」



サーベルの思い通りに倒れて

しまった牛喜は、一旦マシンガンから

手を離し、懐から小型の

銃を取り出す。



トドメを刺そうとしていた

サーベルは、銃口を向けられ、




「くそっ、風流疾走!」



と自分の足の周りに

風を生成し、それに乗って

素早く牛喜から離れる。



しかし、荒く息を吐く牛喜に

休憩を与えることなく、

サーベルは再び突進する。



バンッ!

と牛喜は一発、サーベルに

撃ったが、



「風流弾!」




と自身が風をまとって銃弾と

なり、それを弾き返す。




「危なっ――」



隼人がそう叫ぼうとした

瞬間だった。







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