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四十話 鳥と少女10

「けど、ペルーの親は

魔族がうじゃうじゃいる

ようなとこにいるのに、

隼人、大丈夫なの?」



「それについては問題ない。」



魔族がどれだけいようが、

魔王がいきなり出てこようが

全然問題ない。

何ならデコピンで魔王なんぞ倒せる。





実際にデコピンで倒したことあるし。




「だが……問題があるとすれば、

どうやってそこに行くかなんだよな……」



「海の向こうだから船が必要だよね。」



「そうなんだよな……でも、そんな

危ないところに連れて行ってくれる

船なんてあるのか……?」



外は雨が止み、雲の隙間から

太陽の光が差し込んできた。

その時だった。




ウィーーン、ウィーーン。

とサイレン音が島中に鳴り響く。



「え!? また緊急任務!?」



メグがそう叫ぶ。



「このサイレン音って緊急任務が

あるときに鳴るのか?」



「そうだよ。ってこの前も

鳴ってたじゃん。」



だって俺まだそんとき神様の

部屋にいたんだもん!








俺達はペルーを元の場所に戻し、

二人でギルドに向かった。




「あ〜来た来た。」



ギルドに到着すると、俺を見るや

いなや受付嬢が俺に一枚の紙を

渡してきた。



「受付嬢さん。今回も緊急任務が

あるんですか?」




「違うよ〜、今回はね、

もっとすごいの。」



「もっと、すごいの?」



受け取った紙にはでかでかと

こう書かれてあった。





『魔王討伐軍 選抜試験 開幕!

  来たれ、歴戦の猛者たち』




「魔王討伐軍選抜試験? 

なんです、これ?」



「ん〜私にはよくわかんないけど〜

とりあえず、この選抜試験に

出場できる人達の名簿が今、下の大陸から

届いたの〜上の階に張り出してる

から見に行ってみて〜」



俺はそう促されながら上の階に

登る。



そこにはヘルドラ討伐任務に参加し

ていた者たちが、受付嬢の言った、

人の名前が書いてある大きな紙を

見ていた。



「すごい……職業者がこんなに

集まってる。」



メグはギルドに来るのが

あまり無いのか、珍しそうに

彼らを見ていた。



「お! あんちゃん! メグちゃん!」



声の方を見ると、ガビルさんがいつもの

ように酒を飲んでいた。



「ガビルさん! 一体何なんです?

この騒ぎ。」



「あ〜、なんでも下の大陸で近々、

魔王討伐軍が結成されるらしくてな、

その軍のメンバーを選抜する

試験があるんだよ。」



「選抜試験!? それに合格すれば

俺もその軍に入れるんですか?」



魔王討伐軍、名前からしても

俺がそれに参加できれば、

ちゃっちゃとクリア条件を達成、

あわよくば、ペルーを親の

元に連れて行ってやれる

こともできそうだ。



「いや、その試験に参加できる者も

限られてるんだとよ。

ほら、そこの大きな紙に名前が

あれば参加できる。あんちゃん、

見に行ってみたらどうだ。」



俺はそう言われてすぐに職業者の

中を分け行って、名前を確認する。



戦士


騎士


弓使い


ガンナー


盗賊


占い師


と各職業の下に二、三人程度

の名前が載っている。


順番に俺は回復魔法士の

覧を確認した。



「ええっと……回復魔法士……

自由参加!?」



回復魔法士の下には名前では無く、

自由参加と赤文字で書いてあった。

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