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三十一話 鳥と少女

緊急任務から無事ヤナハ国に

帰還して二日経った。

ヤナハ国に到着すると港では

英雄達を迎える住民らか俺達の

帰還を盛大に祝ってくれた。



この任務に参加した者はみな、

莫大な報酬を貰い、この任務の

責任者であるタチアナと

騎士達は恩賞とヘルドラの首を

王に献上するために下の大陸に

向かった。



俺は貰った報酬で約束だった

ガビルさんにお酒を溢れんばかりに

奢り、泣いて喜ばれた。

ちなみに俺も一緒に飲まされた。

今でも少し、頭ががんがんする。

そんなこんなでお祭り騒ぎの

ヤナハ国だったが、

俺は頭痛と今後のことを考えるため、

一人潮風を浴びながら、浜辺で

座っていた。



この海の先に、上の大陸があり、

魔王がいる。

本来ならクリア条件である

ボス的目標の場所を認知できたら

即座に一人で向かって倒すのだが、

今回はそうもいかない。

なんせ、ここは島国。

上の大陸に行くには船がいる。

または泳ぐしか無いのだが、

俺はレベルMAXになった今でも、

25メートルすら泳げない。

いや、レベルは関係ない。

俺は泳げないんです。すみません。

だからとにかく、船に乗るしか

ないのだが、魔族がうようよいる

上の大陸に連れて行ってくれる

船乗りなんていやしない。

今回の緊急任務のように、

討伐かなんかの船に乗れればいいのだが、

と俺は雲ひとつ無い空をぼーっと

見ながら考えていた。



「おじさん、そこ邪魔、どいて。」



すると俺の後ろから女の声が聞こえる。


まぁおじさんに向かって言ってるよ

うなので俺には関係ない。



「おじさん! 聞いてるの!?」



「……? え? もしかして俺?」


俺は違うだろうなぁと思いつつも

後ろを振り返る。



「そうだよ、他に誰がいるの?」



振り返れば、歳は15歳くらいの

黒髪の女の子が立っていた。



「いや……俺、おじさんじゃないし……」



「まあー、よく見たらそうでも

無いみたいね。でも、あなたの

後ろ姿が酒場で飲んだくれた職なし

おじさんみたいだったんだから、

しょうがないでしょ?」



え、それどゆこと?

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