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百十一話 エレディア村17

「......にわかには信じがたいが......

このステータスと幹部を撃破した

君の力を目の当たりにすれば、

信じる他あるまい。」



「そうか、助かる。」



「だか、それほどの力を持った

転生者の君が一体どうして

この世界に?」



「それは──」




俺はタチアナに、俺がこの異世界に

来た理由と、俺が何千回も

転生をし、他の異世界の危機を救って

来たことを説明した。






「......聞けば聞くほど信じがたいが、

なるほど。では君は今、この異世界で

魔王を討伐するために活動していると......

そして、そのクリア条件とやらを達成

すれば再び、その神様とやらに別の

異世界に転生させられ、その世界の

危機を救うということだな?」



「そうだ。飲み込みが早くて助かる。」



「なんというか......その......大変だな......」



「いや、もういいんだよ。別に。

慣れたし。」



「しかし、こう言ってはなんだが......

隼人。君が何千もの世界を

救ってきた者にはあまり見えないな。」



タチアナは冗談っぽくそんな

ことを言ってくる。



「まあ、見た目というか、歳は

とらないしな。異世界で過ごした

時間はゆうに百年は超えてるけど、

見た目は転生した歳と同じ、

十九だ。」



「 ほう、では私と同じくらいではないか。私も兄様から歳はそのくらいだろうと

言われた。」



「兄様?」



「ああ、そうか。私の兄、バーゼン

という赤髪で長髪、目が線のように細い

男がいただろう?」



「え!? 兄妹なの? なんというか......

全然似てないというか......」



「それもそうだ。私と兄様とは

血がつながっていないからな。」



「へぇ。」



いや、まあ......いろいろ事情が

あるんだろうし......深入りは

しないけど。



「ところで......タチアナに聞きたい

ことがあるんだが......」



「なんだ? 私の知っている範囲ならば

何でも答えよう。」



「五年くらい前だったか、

ヤナハから魔族討伐の

船が出航したって

聞いたんだが......具体的に

どの島に行ったか教えてほしいんだが──」



俺は下の大陸の港でメグと別れた。

そのとき、本当は無視するべきだったが、

俺はなんだか耐えられなくなって

言ってしまった。



五年前に帰ってこなくなったメグの

家族を見つけると。



突拍子に言ってしまったことだが、

一度言ってしまったからには

なんとしてもその約束を果たさなければ

ならない。

その為にはまず、彼女に五年前の

そのことについて尋ねたのだ。




「なぁ、タチアナ。何か知ってるか?」




「.........................................................」

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