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百九話 エレディア村15

「これは一体なんなんですか?」



「あの海の中に生えている植物は

ファラリオといってね、

普段は微弱な青い光を放つんだが、

太陽の光を浴びるとこうやって

黄金な光を放つんだが。」



「先ほどの洞窟とは

また違った美しさだな。」



「これを見るために、バフさん達は

ここに?」



「いや、違う違う。

俺達がここに来たのはこれを

見るためじゃなくて、俺達も太陽の

光を浴びるためなんだよ。

村の決まりでね。

三日に一回はここにきて太陽の

光を一時間は浴びることになって

いる。」



なるほど。どうりでこの村の人々は

健康的な人が多いわけだ。



俺の異世界生活の経験上、

地下生活をしてるものは太陽の光を

浴びない限り、体に異常をきたして、

体が不自由になったり、

障がいを持った子供が生まれてくることが

多い。



こうやって村の人々が太陽の

光を浴びるためにここに来るのは

健康的な体作りの一環というわけか。



「どうりで、この村の子供達は

あれだけ元気なわけだ。

私もつい遊びすぎてしまったな。」




そう言うタチアナはさほど

気にしてなさそうだが、

バフさんは少し苦笑いをしていた。












「じゃあねー、おねーさん!」



「おっさんもこんどはおよげるように

なっててね!」




「ばいばい! とり!」



「ピ......」




差し込む太陽の光が消えるまで、

たっぷり日光浴をした村人達は

子供達を連れて帰っていった。



「よし......借りた服もようやく

乾いたことだし、我々も

病院に一度戻るとするか。」



タチアナは一時間、座って服を

乾かしていたせいか、

立ち上がってぐーっと

体を伸ばす。




「......タチアナ。」



そんな彼女を呼び止める。



「どうした? 隼人。」







「話したいことがある。」

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