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百七話 エレディア村-3

「ねー、はやくあそぼうよー、

おねーさん。」



「あのね、このうみね、すごく

きれいだからね、わたしたちね、

よくこのうみでおよいであそんでるの。」



「おっさんも、いっしょに

およいできょうそうしよ!」



「いや、だから俺、泳げないって。」



「えー、じゃあおねーさんでいいや!」



「いこう!」



「わ、私か? 別に構わないが......」



タチアナの了承を得ると子供三人は

ささっと服を脱ぎ捨て、

パンツ一丁になって海に飛び込む。



「まいったな......私はこの服、

今病院から借りている状態なのだが......」



そう渋りつつも、足を海に

つけていく。



たぶんタチアナはああいう、ちっちゃな

子供には弱いんだろうな......



そんなことを考えながら浜辺に

寝そべり、はしゃぐ彼女達を、

子供達がいなくなってようやく

羽を休めているペルーと

一緒にぼーっと眺めていた。



「それ!」



「よ、よせ。こ、こら......」



やんちゃな子供達に水をかけられ、

借りた服がびちょびちょに

なってしまったタチアナは、

何かがふっ切れたのか容赦なく

子供達に水をかけ返す。



「あはは! おねーちゃんすごーい!」



その威力が桁違いで面白かったのか

子供達は揃って爆笑する。



「ペルー......」



「ピィ?」



俺は耐えられなくなってペルーに声を

かけた。




「いつもは鎧を着てて露出度が

少ない女性が、水に濡れて透けた

服を着てるのをみると......なんだか──」



「ピィ!!!」



「すみません。」



危うく犯罪者になるところだった。

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