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百四話 エレディア村10

「......やらなければならないことか......」



海底洞窟の場所を案内してくれた

バフさんと別れ、俺とタチアナ、

ペルーは再び村の調査を再開していた。


バフさんから力持ちの青年に

ついての話を聞いてから、

タチアナはずっとこんな調子で

頭を悩ませているようだった。




「どう思う、隼人。」



「どうって言われてもな......」



俺もさっきからそのことについて考えて

いるのだが、皆目見当もつかない。




「それはそうとタチアナ。

行くんだろ? 三日月島に。」



「あぁ、この村から地上に出る

方法がないなら、もはや

我々に残された選択肢など

他にあるまい。

しかし、問題となるのはあの岩だな。

あれほど巨大な岩では

私にもどうしようもできない。

せめて剣があれば破壊できそう

なのだが。」



争いのない所には

武器が無いのと同様に、

この平和なエレディア村には

魚をさばく石包丁のような

刃物しかなく、剣は

おろか武器屋そのものが無い。




「すまん。タチアナの剣と鎧、

地上に置いてきてしまって......」



彼女が倒れた時、症状を確認するため

一度鎧を脱がし、剣を外した。

その直後に謎の物体の襲われて

しまったから、剣と鎧を回収する

ことができず、今彼女は病院で

かしてもらった患者用の服を

着用している。




「いや、いいんだ。元々と言えば

毒虫に刺されて放っておいた

私が悪いのだ。隼人が気に病む

必要はない。」



そうは言うものの、タチアナは

腕を組みながら

んー、と考えている。



「......あの岩は俺が何とかするよ。」



「君が? 一体どうやって?」



「......殴って壊す。」



「!? じょ、冗談を言うな。

あれほどの巨大な岩、カクバが

殴っても、壊せるかどうか......

いや......しかし......」



おそらく俺が発揮したあのときの

力を思い出したのか、それも考慮の

上、タチアナはじっくりと考えている。



そして



「......わかった、隼人。

すまないが君にお願いしよう。」

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