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百一話 エレディア村6

「で、タチアナ。これから

どうする?」



「そうだな......一刻も早く、

討伐軍に帰還したいところだが......」



「まあ、とりあえずはこの

村から地上に出ることが

最優先だな。」



「しかし、私ももうろうとした

状態だったからあまり、はっきりとは

覚えていないが、我々は

相当深くまで落ちたぞ。

ここから地上に戻る手段など

あるのか?」



「......でも、ここでじっと

していても始まらないし、

気分転換がてら、この村の

調査でもするか。

そしたら上に戻る方法も

見つかるかもしれないし。」




「そう......だな。」















「地上に戻る方法?

そんなもんないな~。」



俺達は村のことについて知るためには

ばっちゃんを尋ねた方が早いとふんで、

真っ先にばっちゃんの家に行ったのだが

得られた返答はこれだった。



「ないんですか!?」



「ないな~、バフ、説明してやれ~。」



「この村は何千年も前から

地上と隔離されたこの地下にある。」



「え、でもそれじゃ、食糧とかは?」



「食糧はほとんどが地下で育つ作物と

魚だ。お兄さん達みたいにたまに

あの湖で地上の大きな生き物が

死体で採れる時がある。

それで大体の食糧は得られる。

水も川からひいてきたり、

湧水からくんできたりできるから

地上に出る必要がない。

第一、地上に上がろうにも

地上は高すぎて上がる手段がない。

この村の千年の歴史からも、

地上に行った者など一人もいないんだ。」



「ま、マジですか......」



「すまないな......力になれなくて。」



「いえ......」



こうなったらペルーに頼るか......



そう考えていると隣に座っていた

タチアナが口を開いた。



「ところで、この部屋には

多くの壁画が飾ってあるが......

これは魔族ではないのか?」



「魔族~? なんだ~そりゃ?」



タチアナの言う通り、部屋には

いくつもの壁画が飾られてある。

その壁画には全てあるものが描かれ

ていた。



「お嬢さんたちがこれを魔族

というのかは知らないが、俺達

エレディア村の民はこれを

人魚と呼ぶ。」

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