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妹は双子、カノジョである。~双子がダブるってマ?~  作者: 沢鴨ゆうま


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Folge 72 床ドン

 美咲お手製のミートスパを食べた。

 うまっ!

 またログハウスで食べるパスタって似合い過ぎ。

 一気に元気が出て来た。

 ぐったりしていた弟妹も全員見事に復活。

 また、美咲の料理には舌を巻いていた。


「美咲ちゃん、上手なのね。嫉妬しちゃう」

「あらぁ。カルラちゃんにそう言ってもらえると自信が出たわ」

「ほんとに美味しいよ美咲ちゃん」

「タケル君まで。ここにいる間は色々と振舞っちゃおうかな」

「こりゃ太って帰ることになりそうだな」


 口の周りを褐色にしたツィスカがギョッとする。


「それは困る……けど美味しい。もうちょっとチーズふりふりするっ」


 どうも困っていないみたい。

 食べ過ぎても今日だけ少しお腹がプックリするぐらいだろう。

 プックリしたお腹か。

 見つけたらツンツンしてみよっと。


「サダメ、ソースついているよ。仕方ないなあ」


 咲乃に頬っぺたをペロッと舐め上げられた。

 犬じゃないんだから。

 妙に嬉しかったりするけども。


「咲乃ちゃん、ソース付いていた?」

「あれ? 付いていたと思うよ。違ったかなあ」


 な!?

 舐めたかっただけかい!

 ……困っていない自分がここに。そんな自分に困る。


「やっぱり~。咲乃ちゃん凄いんだよね。負けていられないわ」

「サダメはボクのだからね。ガッチリ離さないよ」

「あのね、生まれた時から兄ちゃんはあたしの。貸してはあげるから」

「わたしのでもあるわ。忘れないでね」


 あのお――愛の圧が凄い。

 頑張って受け止めないと。

 受け止めたいと思うってことは、オレも同じってことか。

 うん。

 妹は誰にもあげない。

 今となってはさくみさも……さくみさも?

 えっと、これはその、どういう気持ちなんだろ。

 妹じゃないから違う気持ちなのか?

 なんだか分からないけど、離したくない。


「咲乃、何度も言うけどサダメちゃんは私が先に告白したの。だから私のよ」

「答えもらっていないんでしょ? だから違うよ。キスの回数ボクの方が多いし」

「か、数えたわけじゃないから分からないじゃない」

「美咲は明らかにキスはしていないよ。だよね、サダメ?」


 急に振るな。混ぜるな、危険!


「していなくはないけど、咲乃は強盗のようなキスが多いからなあ」

「サダメが困っているわよ。困らせたキスはノーカウントね」

「そんなあ。困ってないはずだよ、ボクのキスだよ? サダメ好きでしょ?」

「恥ずかしくなる質問するなよ……好きだけど。強引なのは……嫌いでは無いけど」

「もお。けど、けどってどうなのよ。嫌いじゃないなら奪い続けるよ?」

「それはその、嫌いじゃないけど困る」


 女子四人が床を一蹴りして、ドンッと重い音が鳴り響いた。

 怖いんですけど? あ、けど……。


「兄ちゃん、そういうところよ。結局なんでも受け入れちゃうから」

「サダメは優柔不断とはちょっと違うのよね。もう、困った人」


 困られちゃった。


「でも好きなんだろ?」

「そりゃそうよ」


 妹は口を揃えて言う。この質問の答えはいつもハモる。


「ボクたちは? ボクだけでもいいけど」

「ちょっと、私を外さないでよ」

「さくみさは……好きになっているんだよな」


 妹たちから鋭い目線が飛んできた。


「いや、二人が気にしている好きとは違う感覚だから」

「どういうことよ」


 カルラは両膝に両腕で頬杖をついてこちらを改めて見つめる。

 可愛い。


「どういうことだか絶賛悩み中でして」

「はあ」


 ため息つかれてもさ、つきたいのはこっちなんだよ。


「それじゃあ、彼女にするの?」

「彼女とかそういうのはピンと来ない。でも離れたくは無くなっている」

「あら、そうなんですか!?」

「サダメ!? やった!」


 こんな答えでも喜んでくれちゃった。

 彼女じゃなきゃ嬉しくないのかと思っていたよ……いいのかな。


「そこまで来ているならもう少しだね。好きっ!」


 首に巻き着く咲乃。

 頬ずりもされるし、あちこちキスだらけ。

 なんでこんなに好かれているんだ?

 ――――誰か教えてくれー!

 お読みいただきありがとうございます!

 楽しんでもらえていますか?

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 なにとぞ!

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