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ムクゲの花が赤く染まって(第二次朝鮮戦争)

作者: 福耳の犬

2017年7月23日、韓国軍は青瓦台に突入した。軍事クーデター、世論と政治の親中国、親北朝鮮に危機感を持ったからだ。

韓国全土で軍と武装蜂起の民衆が衝突。

四大河川事業でアオミドロ色となった川は真っ赤にそまり、道路はツルツルと赤く滑る程となった。

大混乱の韓国国内に対し米軍は国内問題として静観し、米国人及び日本人など米国同盟国人は米軍基地経由とその他民間機にて避難を開始した。

中国も船を派遣して自国民を避難させた。

弾圧は凄惨を呈し、韓国国内の混乱は更に拡大した。

8月5日、突如ソウルの街に爆煙が立ち昇った。

ソウル砲撃を合図に北朝鮮軍が38度線を超えて進軍を開始する。

韓国政府は直ちにソウルを放棄、釜山に首都を移転、合わせて日本に亡命政府と5万人の受け入れ、山口県または九州の北部に慰留地の確保を要請した。

韓国軍は北朝鮮との交戦より撤退を優先、残された民間人はどうなったか定かでは無い。

韓国軍及び民間人は日本渡航を目指し釜山に向かうが、一報が入る。

【日本が中立宣言】を行なったのだ。

日本は直ちに周辺海域を封鎖し、日本に近づく船は臨検した。

日本の領空に進入した韓国空軍機は撃墜処置された。

米韓同盟にのっとり米軍B52その他対地戦闘機は北朝鮮内のミサイル基地、核研究施設を空爆し完膚なきまでに破壊し、北朝鮮政府要人殺害に重点が移った。

北朝鮮人核、ロケットの研究者や技術者には投降を呼びかけた。

北朝鮮軍と韓国軍の戦線は南部で膠着化、消耗戦となった。

これにより韓国一国の生産設備が壊滅したが、世界経済的には余剰設備の解消となり特に中国の経済が息を吹き返した。

密約なのか周辺国からの資金援助や介入は無く、日米中露の緩衝地となっていった。

消耗戦は果てしなく続き、燃料の切れた近代兵器はオブジェとなり白兵戦が今日もムクゲの花を赤く染めていった。

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