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報酬換金と買い物

はい。感想返信していたらこのような時間に投稿になりました。

多いです。返すだけで一時間かかりました。


えーとですね。まず始めに総合日間ランキング2位にランクインしました。

夢ですかね? ほっぺ痛いんですけど……


それと一日のアクセス数が8万ってもうねぇ昨日1万5千だやったー。次は2万だと思っていたらコレですよ。

ほんとに嬉しいのですが伸び方が異常です。逆に怖い。


ブックマークも同じですね400だ!やったーうれしいなぁと思ってたら今見たら2千です。


皆様ホントに有難うございます。

感想もたくさん書いて下さり指摘等受けて色々改善しないといけないところが増えてきております。


頑張って勉強して読みやすくしていきますのでこれからもよろしくお願いします。


まだまだ荒いですがお楽しみ下さい。



 夜の7時くらいだろうか、やっとの思いで【リース治療院】に帰ってくる。

 自宅へ入るような流れで、店に入りリースの名前を呼びながら昨日寝たソファに座り身体を埋める。

 リラックスした様子で、タバコに火をつけ至福の時間を楽しむ。



「何、我が家のように寛いでんのよ!」

 


 リースは、青筋立てながら薫に、近づき胸ぐらを掴み前後に揺する。

 薫は、悪びれた様子も見せずに「すまんすまん何となくノリで」と、からから笑っているのだった。

 リースが落ち着いたところで、晩御飯は食べたのか聞き、まだという返答が返ってきたので薫は言う。



「俺が作るからリースは、何もしないで待っててくれ。ええか?」

 

 

 昨日の、人の味覚を破壊する料理を食べたくないのもあった。

 リースから、台所の場所を聞き診療所の奥へ行く。

 薫は、台所に立つ。

 その後ろに、そわそわしながらリースも立つ。



「食材は、どこや? あと調味料も何処にあるねん」



 台所が、あまりにも殺風景だったから、つい聞いてしまった。



「うっ……」



 薫から、目線を逸し何も聞かないでといった感じだった。

 その行動を見て、やはり料理を殆どした事が無いのかと溜め息を吐く。



「まぁ、深くは聞かんわ。で? 食材は? あと調味料」

「今日買ってきたのはこの中。それと調味料は、下の棚に入ってるので全部よ」



 リースは、鶏肉と野菜が、何種類か入ったカゴを差し出してきた。

 薫は、食材を受け取り台所に置く。

 そのまま、下の棚を開き調味料を確認し、適当に何か作ることにした。

 鶏肉と、キャベツのような野菜と、玉ねぎのような野菜を一口の大きさに切りボールの中にいれる。

 その中に醤油と、料理酒と、砂糖を加え下味を付ける。

 よく混ぜて鶏肉と、野菜を絡めていく。

 竈に火を着けその上にフライパンを置く。

 油を少し垂らして、熱が上がってきたら鶏肉と野菜を入れる。

 ジューっと、いい音がなり、鶏肉の焼けたいい匂いが台所に漂う。

 野菜も火が通り、しんなりとして下味のソースが染みていく。

 テーブルの上に、置いてあったバンズを手に取る。

 それを、横半分に切る。

 切った下のバンズに、先ほどの鶏肉と野菜を乗っけていく。

 最後に、残った上のバンズで挟んでチキンバーガーの完成。



「すごい……」



 薫の手際の良さに、悔しさが表情に出てしまう。

 だが、空腹には勝てなかった。

 そそくさと、自分のチキンバーガーをお皿に置きテーブルに座る。



「即席で作ったから大層な物は、できんけど腹に入れば一緒やろ?」



 薫は、からから笑いながらリースに言う。

 リースは、ひとくち食べて頬が緩む。

 鶏肉の肉汁が、口いっぱいに広がり甘辛ソースが舌を刺激する。

 野菜もしっかりと、味がつき噛むごとに甘みが、舌を喜ばす。

 リースは、パクパクと食べてしまった。

 食べ足りないといった表情をしていたので、フライパンの中に余ってる物で、もう一つ作って上げると、嬉しそうに頬張るのであった。

 そんな表情を見て、薫はいつもどんな料理を食べていたのか、容易に想像できてしまった。

 たぶん、あの人の味覚を破壊する料理だろうなと思った。

 薫も、一口食べて30点と言うのであった。

 食事を終え二人ソファに座り、



「今日も行ってきたんでしょ? 貴族様の家に」



 リースは気になるのか薫に聞いてくる。



「ああ、行ってきたで報酬もバッチリや」



 薫は、いい顔でサムズアップする。



「いくら貰ったのよ。大神官様ですら、治せなかった病を治したんだから、いいお金になったんじゃないの?」



 リースは、気になりすぎて早く教えなさいよと、いった表情で薫を見る。

 薫は、別に見せてもいいかと思い。

 小切手をリースに見せる。



「え? 私の見間違えかしら? 最近疲れてたのよねぇ……。一、十、百、……百万。ご、五百四十五万リラ!!!!!? あんた馬鹿じゃないの! どんだけの大金貰ってんのよ!」



 金額の桁が、吹っ飛んでいたので、リースは驚きそして呆れるのであった。



「あー言いにくいんやけどそれ前金やねん。もう半分同額入るで」



 しれっと、追撃をする薫にリースは、ポカーンとした表情になるのであった。


 

「私、何年働いたらこの金額に辿り着くんだろう。千九十万リラかぁ。一回治療で三百リラだから、あはははは」



 リースは、遠い目をして、空笑いをしていた。

 衝撃的な金額に、壊れてしまったのだ。

 ふと、その小切手の印を見て、また衝撃が走る。



「ちょっと、あんたこれオルビス家の印じゃないのよ! 貿易で一財産築き上げた貴族よ! この街では、誰もが知ってる有名な貴族よ」



 薫は、助けた相手の仕事など興味がなかった。

 貴族=お金持ってるとしか思っていなかったのだ。



「昨日、言ったけどその時は、そんな事言わんかったやん」



 めんどいなぁと思いながら言う。



「あんた、昨日言ったの娘さんの名前だけじゃないのよ。わかるわけないでしょ! それに、よくあんたみたいなの家に上げたわね。不思議でしょうがないわ」



 イラッとした表情で言う。

 


「ああ、貴族区域で出会った人にちょいと頼んで、信用してもらってん。かなり、追い込まれとったみたいやからなぁ。藁をもつかむ思いだったんやろうな。周り見えてへんかったし」



 薫は、からから笑いながら言うのである。

 結果的に、うまくことが運んでよかったなどと口にしていたが、リースは聞かなかったことにする。

 突っ込んだら負けな気がしたからだ。

 その後、商業ギルドの場所を聞き、ついでにタバコがあるのかも聞いた。

 この異世界にもタバコは、ある事がわかって、薫はガッツポーズをするのである。

 明日は、早く起きて行動しようと思い薫は、ソファで寝るのであった。



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



 鳥の鳴き声が聞こえる。

 心地のよい太陽の光が、薫を照らす。

 目を薄っすらと開け、朝かと思い身体を起こす。

 伸びをして、ソファから立ち上がりリースに挨拶をする。



「おはよう。リース起きるの早いなぁ」

 


 そう言いながら薫は、手の甲で瞼を擦る。

 呆れた顔でリースは言う。



「あんたねぇ。私よりも早く寝てるのにいつまで寝てるのよ! もうお昼前よ。さっさと起きろこのバカ!」

 


 そう言ってリースは、分厚い本で薫の頭を叩く。

 薫は、その衝撃で眠気が吹っ飛んだ。

 はい盛大に寝過ごしました。

 まぁええかと思いながら薫は、リース治療院を後にする。

 目指すは、商業ギルドがある商業区域である。



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



 薫は、商業ギルドの前に着く。

 お昼時で、探索者や冒険者でごった返していた。



「人が多すぎや。笑えへん」



 苦笑いを浮かべながら、商業ギルドへと入っていく。

 カウンターが何個も並び人々は、アイテムの売り買いを行っていた。

 その中で、受付カウンターが一番端っこにあったのでそこで聞くことにした。



「すんません。これ換金したいんやけど」



 そういって薫は、小切手を出して受付の女性に話しかける。



「はい。こちらで、できますのでお預かりいたしますね」



 女性は、笑顔で、小切手を受け取り金額を確認する。



「ご……五百四十五万リラ?」



 目を見開き口をパクパクしていた。



「あんまり大きい声出さんといて。めんどくさくなるから」



 薫は、そう言ってこれ以上騒がれるのを制した。

 その女性は、静かに頷き、申し訳ございませんと謝り、換金の処理をし換金額を裏から持ってくる。



「金貨、百九枚です。お確かめになりますか?」



 そういって金貨が入った袋を薫に渡す。



「いや、ええわ」



 薫は、笑顏で断る。

 ここで金貨数えるだけで、相当人目を引くのは、わかりきっていたのでやめた。

 それと、ちょろまかしていたら、商業ギルドの信用が崩壊するのでそれは、無いだろうと思ったからだ。

 薫は、大金の入った袋を手に持ったまま、カウンターを後にしようとした時、受付の女性が声をかける。



「も、もしよろしければ、アイテムボックスを買いませんか? お持ちではないですよね」



 ちょっと、引きつった顔で言う。



「アイテムボックス? なんやそれ?」



 薫は、頭の上にクエッションマークを出し聞く。



「さすがに、その大金を手で持って歩くのは、不用心です。むしろ危ないです。ですから、アイテムボックスに入れて保管した方が安全かと」



 笑顔で、営業してくるのである。半分は心配してだろうなと思い薫は、それを了承する。



「じゃあ、お願いするわぁ」

「はい。では、こちらの指輪になります。ステータスと同じで、念じればアイテムボックスが出てきます。それとコレは、購入された人しか開くことは、できませんので安全面もバッチリです。収納容量は、100kgまでです」



 受付の女性は、笑顔で説明する。



「じゃあ、一個貰おうか。いくらや?」

「はい。五万リラです」



 金額を言ってきたので薫は、袋から金貨一枚を出し支払う。

 そして、指輪を手にしてはめる。少し緩かったがはめて少しすると指のサイズぴったりに縮んだ。



「おお! なんやこれ?」



 そう言って少し驚いた。

 普通に考えれば、金属で出来た物が、伸縮するはずがないという固定概念があるからであった。

 受付の女性は、不思議な顔で、何を驚いているのだろうと言った表情だった。

 詳しく聞いたところ防具とかもそうだが、着ると伸縮する。

 それが、この異世界では、常識らしい。

 確かに、パーティーを組んで新しい防具が手に入って、今まで着ていた防具をパーティー内で受け渡ししても、大きさが違うと、装備できないということが出てくる。伸縮するのであれば、誰に渡しても装備できるというわけだ。

 薫は、何それ便利といった感じで話を聞いていた。

 ひと通り話を聞いて、アイテムボックスを開き、金貨の入った袋を入れる。

 薫は、挨拶をして商業ギルドを出るのであった。

 薫は、そのまま商業区域を歩き回る。

 異世界に来て3日目、さすがに服を替えたかったので、衣服の売ってある場所を目指す。

 少し歩いて行くと、様々な衣服が置いてある。

 露店であったり、高級そうな店であったり、いたるところにお店がある。

 その中で薫は、アロハシャツに似たものはないか探索する。

 すると、ちょうど目の前の高級そうなお店にそれは、あった。

 薫は、その店に入り、何着か自分好みのを選んでいく。

 もちろん値段は、見ないのである。

 7着ほど選びそのまま半パンもあったので、それも7着ほど選ぶそれをカウンターに持って行き、



「これ、お願いするわ」



 そう言って笑顔で薫は、言う。

  店員も笑顔で、品を畳んでいき紙袋に入れる。



「上のシャツが一点、五千リラです。七点で三万五千リラでハーフパンツが一点、四千五百リラです。七点で三万千五百リラです。合計で六万六千五百リラです」



 店員は、満面の笑みで金額を言ってきた。

 薫は、アイテムボックスから袋を取り出し、金貨二枚を店員に、渡しお釣りを受け取る。

 服は、アイテムボックスに入れて、お店を出る。



「いやーよかったわぁ。ちょっとアロハシャツとは、違うんやけどオッケーやな」



 そう言いながらええ買い物したわぁと思うのである。

 からから笑いながら、商業区域を練り歩くのであった。

 途中、下着と白衣を買い足しもう一つの探しものを探す。

 タバコである。薫にとっては、生活必需品なので隈なく探す。

 そして、やっとのことで見つけるのだ。

 店の名前は、【ダリアン商店】店の中には、葉巻からタバコ、吸うためのキセルやパイプタバコまであった。



「ここまでの品揃え完璧やな」



 そう言って笑顔になる薫。



「おう! お客さんわかるか? ここは、色んな種類の葉っぱも置いてるんだぜ」



 五十代の頭のハゲたおっさんが、店の奥から出てきた。

 二人、楽しく愛煙家同士話が盛り上がり、しばし会話を楽しむのであった。

 その後、オススメのタバコを買い薫は、ほくほくな顔で歩く。

 商業区域を出る前に更衣室を借り。

 今まで着ていた服を一新し、オルビス家へと薬を届けに行くのであった。


はい読んで下さった方ブックマークまでして下さった方そして感想まで書いて下さり有難うございます。


もうねぇ喜び疲れました死にそうです。


はいでは次回は、またアリシアちゃんのところへと行きます。

少しだけのんびりした日常が続きます。


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[一言] たまたま見つけて読み始めましたが、とても面白く、長らく更新されてないとか・・・残念です。 ブクマ入れましたので、気長に更新をお待ちします♪
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