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第66話首無し人

誤字脱字、矛盾点などがございましたら教えて頂けると幸いです

不味った。これは死ぬ。別の世界に行ってしまう

「日記を書いてていいのか!?」

後ろから人が襲い掛かってきてる。声も何故か出ない

もう日記書きながら走るしかないわ

「ッチ!相変わらず攻撃しにくいな」

「!!!」

やっぱり声は出ない。暴言すらも吐けん

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

かれこれ数時間以上逃げてる。普通に疲れてきた

日記を書いてる右手も痛い。悪路を走りながら書くのは厳しいって

「はぁ!はぁ!はぁ!」

「・・・・」

「息すら、、切らさないねぇのかよ、、ぁかいぶつが」

後ろから倒れる音が聞こえた。振り向きたい

でも怖い。もうちょっと走ろう。足痛いけど

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

逃げ切れた。マジで疲れた、、足が硬い。筋肉がぴくぴくしてる

声を出そうにもまだ出ない


まっず!!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「ハハハハハ、、逃がしたかと思ったよ」

「!?!??」

「じゃあな。食料」

ガキィン!!!


マキナは剣で人の尻尾を弾いた。人の姿は人とは程遠い姿へと変貌しており

どちらかと言えば、チーターとトカゲが混じったような爬虫類になっている


「・・・・・・」

「日記は手放していいのか?声を出せよ」

「!!!」

マキナは人に対して指を指しながら、何かを抗議するが声は出せていない


「???」

「・・・」

パキィン!!


マキナが混乱している内に攻撃するが、自動反撃をしているのかと思う程に正確に剣で尻尾を弾く

人の尻尾は先っぽが鋭利に尖っており、先っぽ以外も爬虫類らしい鱗で固めてある

それに加え、人の尻尾は非常にしなやかに動く。さながら猫の尻尾だ


「・・・・」

「怖いねぇ、、怖いねぇ、、怖いねぇ、、、」

ガキィン!ガン!カキィン!!パキン!

「受けに関しては上手いね。いい師匠が居そうだ」

「・・・・」


マキナは巧みに剣を扱い、尻尾攻撃の衝撃を受け流し続ける

受け流しをしなければ、体が吹っ飛ぶ程の衝撃だ

しかも尻尾の先っぽは凄まじい強度を持っており、金属と同等、それ以上の硬さだ

一般的な剣ならば余裕をもってへし折れているだろう


「硬い。人としてどうなの?人知を超えた力じゃない?」

「そうなのかな?でもこいつの言葉信用出来ないしな」

マキナは言葉を喋れているが、気づいていない

「顔も無いから視線が分かりにくい。匂いが獣に近い。どうやって変貌した?剣硬い。尻尾の動き見えにくい。お腹空いた。獣肉って美味しいのか?暑い。鱗に光が反射してたまに目が見えない。なんで俺はこんな攻撃を受けきれてるんだ?暑い。喉も乾いてるし、顔と服は土まみれ。殺すなら早く殺して欲しいんだけどな。手加減されてる?でも本気そうだな。弱いだけか?声はいつ出る?お腹空いた」

脳と口が直結しているのかと思う程、感じたこと考えたことを口に出し続けるマキナ


「・・・・」

急なマシンガントークに流石の人もビビり、少し後ろへと下がる

「斬れる」

「ギャアアアアア!!」

「尻尾が無くなった。お腹空いた。。撃あるか?尻尾喰いたい。近づいてくるか?」

人の尻尾が切断される


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