第5話ぽっくりと
誤字脱字、矛盾点などがございましたら教えて頂けると幸いです
少女を頑張って見つけた
頭とかにめっちゃ埃付いてるから取ってあげた
埃が付くって相当長い時間ここにいたのかな?っと思い
俺は彼女にいつからいるの?って優しく聞いたら叩かれた
むっちゃ痛い
俺が貧弱なのか、彼女が強いのか分からないが、痛みがデカいってことは確かだ
ちなみに日記を書きながら彼女と話しているから、すっごい奇怪な目で見られてる
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彼女の容姿について書いておく
髪、長い。腰ぐらいまである長い髪。お手入れが出来ていないからか
現在艶はあまりない。色は黒
身長、年齢が分からないが多分年相応の身長だ
150ぐらいかな?パッと見の測定だから合ってるかは分からない
顔、可愛い系の顔。このまま成長したら相当可愛くなると予想できる
成長した姿だったら惚れてたかも
記憶が失った俺がこれを読んだら分かると思うから、ここで容姿については書き終わる
女性の容姿に触れまくるのは失礼だからな
俺は俺を信用する。ちゃんとわかってくれよ
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使えそうな椅子に座りながら日記を書いていると、彼女が話しかけて来た
叩かれた時から一切一言も発していなかったのに、、
彼女が言うには怖くて不安で、ちょっと情緒がおかしかったらしい
叩いたのを謝ってくれた。優しいなこの子
俺の想定なんだけど、この子の親死んでるよね
明らかに街の雰囲気がヤバいし、彼女が隠れてた場所は一人分の広さしか無かった
親が彼女だけを隠して、死んだ説が結構濃厚
にもかかわらず、彼女はまだ希望を失ってない目をしている
俺なら諦めて、、、俺は多分諦めないな。今だって楽観視してるもんな
まあ彼女は凄いってことよ
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彼女を外に連れてみた。驚いた顔をしてる
まあそうだよね。ほぼ灰の街だし
彼女の後ろに立ち、彼女が歩いている場所に着いて行く
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悲しいかな?なんだろう、よく分からない混ざった感情が湧いてくるよ
彼女が死んだ。名前もまだ知らない彼女が死んだ
灰になった廃墟の一つに彼女が入ったんだよ。その瞬間廃墟は崩れた
まあご察しの通り、彼女は潰れた。ただの肉塊になった
悲しさと何かが混ざった変な感情だ。墓を作ってあげようと思ったけど
俺にもそんな時間は残ってない。掘るものも無いしね
水と食べ物を一切食べてないからね。しかも今日はずっと歩き続けている
俺はこの後脱水で死ぬんだろうね
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まだ俺は生きている。奇跡的に雨が降った
お腹はぐーぐー鳴ってるけど、餓死まではまだまだ遠い
しかし、この世界は暗いな。空がずっと曇りだ
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いつの間にか死んでいた。記憶が無い
雨に当たってた記憶はある。記憶が飛んだか?
場所はゴミ山。いつもと同じ場所だな。初めての仲間に会いに行きたいけど
行けるかな?