ココisドコ?(2)
「ふふっ、混乱しているようだね?
僕達が【普段いる世界】と今いる【あちらの世界】普通は繋がらないだけど……ふとした、はずみやとある条件下でこっちに偶然来てしまうようなんだ」
「そっその条件とは!?」
「んー、まだいまいち確定している訳ではないけど……
このまま話すと君の脳みそもパンクしてしまうし……
また今度ね?」
「えー、そんな!」
「ふふっ、知りたがりな君に一つだけ、今教えてあげよう。今現在わかる事だけどね?この世界とあちらの世界は【リンク】している事だね」
……余計にパンクする。
もういいや、この話今度聞こう……
「まぁ、まだ理解できないだろうな……
…次第に慣れればいいさ」
「前髪君……」
あっ、ヤバ声に…
「いいか!俺の名前は前髪君じゃなくて【レイ】だ!」
「わかりましたレイさんですね」
前髪君でも良いじゃないか……
「さて、話もまとまったことだし、君の名前を決めますか」
「どうします?ココノさん、いつもはトオジさんが決めてくれてますが今はいませんし……」
「んー、そうだね……F君はどうかな?」
「F…」
「パーカーに刺繍されてるし、わかりやすいし、いいんじゃない?」
確かに……覚えやすい事はいい事だ、それにお気に入りのパーカーから名前を取っているから嬉しい。
「名づけありがとうございます!僕この名前気に入りました!」
「ふふっ、それはよかった、これから、よろしくね“F”君」
「はい!これからよろしくお願いします!」
「じゃあレイ君、F君よろしくね、、僕はこれから仕事があるし任せたよ」
「はい」
僕は、部屋から出て行きレイさんについて行った。
一体何処に向かっているんだろう?
そう言えば……
「あの、レイさん」
「何だ」
「その“トオジ”さんってだれですか?」
僕達以外にもいるのか?
「トオジさんは10番の人で俺たちの中で最古参の人だ……
ちなみに何で10番の人かは俺は知らない
まぁ、だからかリーダーみたいな所があるためここに来た奴らの名前をトオジさんが決めている。」
「僕達以外にもいるんですね」
「あぁ、結構いるぞ」
レイさんは引き攣った顔で答えた……
ヤバい人がいるのか?
そんな事を喋っていたら目的の所に着いたらしくレイさんの足が止まった。目の前には扉……
「あの、レイさんここって」
「ここか?俺の部屋だ」