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異世界に飛ばされて  作者: Katty
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マリンピア

「ヨシノブさん、船はそこではないですよ。」

俺は港の桟橋で何も停まっていない所に向かう。

「大丈夫だ、此処でいいか。」

俺は飛行艇を呼び出す。

救難用だがこの際いいだろう。


「それはいったい・・・」

「マスさん、行こうか。」

俺は香辛料の購入資金を飛行艇に乗せ出発する。


「飛んでます!!」

マスはパニックを起こしている。

「大丈夫だから落ち着いて、此なら直ぐにつくからな。」

俺がなだめるも効果がなく、しまいには祈り始めるのであった。


「マスさんついたよ。」

10時間程で目的地マリンピアについたが、マスの回復に1時間かかった。


回復したマスに案内され、ルーカス商会、マリンピア支店につく。

「マスさん!どうしたんですか?」

どうやらマスの顔を知っている者がいたようだ、説明している。


「つまり香辛料を集めたらいいのですね、」

「そうだ、数は揃うか?」

「大丈夫です、海が荒れていてどの商会も買い控えておりますので値崩れを起こしてますので、今なら安く手に入ります。」

「それなら良かった、購入を頼む。」

「直ぐに手配します。」

商会の人達は夜がきつつある町を走り回っていた。

その間、俺は運転の疲労からずっと寝ていた。


翌朝、大量の香辛料が支店に集まってくる。

「はやいな。」

「どこもだぶついていましたから、売れるなら早く売りたいのですよ。」

マスは説明してくれた。

「じゃあ、飛行艇に運んでもらいましょう。」

俺は飛行艇を港に呼び出し、荷物を運び込んでもらう。


「失礼、貴殿達がラードから来たものか?」

身なりのいい若い男性が声をかけてくる。

「ええ、昨日ラードから来たルーカス商会のヨシノブと申します。」

「貴殿は嵐の中、ラードまで来れる術があるのか?」

「ありますよ、荷物を積んだらラードに帰るつもりです。」

「ならば、私も連れて帰ってもらえないだろうか?」

「えっ、えーと、客船と違っていますので、あまり人を乗せるのは・・・」

「勿論、文句は言わん。頼む、どうしても急ぎ帰る必要があるのだ。」

俺に真剣な眼差しで訴えかけてくる。


「わかりました。ただ、荷物が多いので多くの人は乗せれませんよ。」

「では、私とあと二人乗せて貰えないだろうか?」

「いいですよ、ただ、乗り心地の保証はしません。それでいいですか?」

「ありがとう!直ぐに準備をしてくる。」

「あっ、名前を教えて貰えませんか?」

「失礼、私はディーン・マルドラドだ、道中宜しく頼む。」

「ディーンさん、こちらこそ、宜しくお願いします。」

俺に挨拶をしたあとディーンはお供を連れて去って行った。


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