夢のつづき
その夢のつづきを僕は見ることができない
残念ながら、と納得してしまえば
そこから先のことは
過去の自分のいけなかったところを
ただ見つけていくだけ
嫌と分かっていても
どうしても、見つけにいってしまう
そして、すぐに見つける自信があるから
ふだんは嫌な
かくれんぼの鬼の役でも
すぐに引き受けてしまえる
やっぱり残念だな
夢のつづきを見れないのは
それは君に向けた言葉ではなく
僕の中だけに置いておこう
君の夢の始まりは
たしかにそばにいたのに
君の好きな人が僕の近くにいたなんて
それでも僕は
少し離れた場所から、
いや、ちょっとだけ遠く離れた場所から
君の夢を応援しようと思う
過去の自分のいけなかったところを
見つける前に。